株式会社Sei San Seiは建設業や製造業、福祉業界における深刻な人手不足やアナログ業務の課題に対応する次世代型ERP「MINORI Cloud(みのりクラウド)」の本格展開を開始します。
MINORI Cloudが汎用システムでは届かない現場課題に対応
地方・中小企業のDX推進を阻む要因として、導入後の追加費用や現場とのミスマッチによる導入失敗が繰り返し指摘されてきました。「この機能はオプションです」「カスタマイズには別途数百万円かかります」といった後出し請求によって、高額なシステムを導入しても結局はExcelと紙の二重管理に戻るケースが多くの企業で見られます。
建設業では「2024年問題」による時間外労働の上限規制が現場を圧迫し、製造業では熟練工の高齢化と若手不足が深刻化しています。福祉業界では、利用者のケアよりも膨大な行政提出書類の作成にスタッフの時間が奪われる構造が続いてきました。
株式会社Sei San Seiは、こうした現場の課題意識を起点に「MINORI Cloud」を開発しました。
MINORI Cloudを支える生成AI×RPAの3つの特徴
「MINORI Cloud」は、業界の常識を覆す価格設計、生成AIとRPA(ロボットによる業務自動化)を組み合わせた自動化、そして最短3ヶ月での稼働という3点を柱に構成されています。主な特徴は以下の通りです。
- オールインクルーシブ月額制(月額30万円〜)でコスト構造を透明化
- 生成AI×RPAによる転記作業・書類作成の全自動処理
- 業種特化型テンプレートによる最短3ヶ月での実運用開始
CRM(顧客管理)からAI議事録、タスクの自動化、経営数値のダッシュボードでの可視化といった共通機能を網羅しています。「システムに人間が合わせる」のではなく、現場の業務フローにシステムが適応する設計思想を掲げています。
MINORI Cloudが建設・製造・福祉の固有業務を自動化
建設業版では、協力会社情報の収集から作成まで膨大な手間がかかる「グリーンファイル(安全書類)7種」と「CCUS(建設キャリアアップシステム)の就業履歴」の月次自動生成機能が核となっています。現場監督や事務スタッフを月末の書類業務から解放し、本来の現場管理業務に集中できる環境を整えました。
製造業版では、BOM(部品表)やMRP(資材所要量計画)を基幹機能として備えつつ、ISO(9001/14001等)の運用要件にも対応しています。見積書から受注や製造、納品、請求に至るまで、一度入力したデータをAIとRPAが自動連携し、転記作業をゼロにする仕組みです。
福祉版(就労継続支援B型)では、利用者の日々の記録から個別支援計画の作成、モニタリング記録、加算算定に必要な根拠書類の自動生成まで一気通貫で対応しています。スタッフが書類仕事ではなく利用者への支援に100%のエネルギーを注げる体制を実現します。
MINORI Cloud導入事例 株式会社ARUが月間約3,000時間の業務削減を達成
大分県で就労継続支援B型などを運営する株式会社ARUは、紙とExcelによる煩雑な管理に限界を感じ「MINORI Cloud 福祉版」を導入しました。DXへの苦手意識を持つスタッフも少なくない中、普段使いのアプリのような直感的なスマホ操作が定着を後押しした形です。
導入に当初反対していたスタッフが最もシステムを使いこなし「手書きより断然ラク」と評価するようになり、事業所全体で月間約3,000時間の業務削減を達成しています。薄田社長は業務負荷が軽減されたことで売上も堅調に推移し、本来の利用者支援に向き合える組織へと変化したと述べています。
MINORI Cloud(みのりクラウド)サービス概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| サービス名 | MINORI Cloud(みのりクラウド) |
| カテゴリ | 次世代型ERP(業種特化型) |
| 対象業種 | 建設業や製造業、福祉業界(就労継続支援B型) |
| 主要技術 | 生成AI、RPA |
| 稼働までの期間 | 最短3ヶ月 |
| Liteプラン | 30万円 / 月 |
| Standardプラン | 50万円 / 月 |
| Premiumプラン | 70万円〜 / 月 |
| 料金体系 | オールインクルーシブ(コンサルや初期構築、運用サポート込み) |
| 開発元 | 株式会社Sei San Sei |
trends編集部の一言
月間約3,000時間の業務削減という数字は、1事業所単位で見ても業界内で大規模な削減事例として注目される水準です。マーケティング業界の文脈に置き換えると、CRMやMA(マーケティングオートメーション)ツールを導入しても「入力や転記、集計」という定型業務がボトルネックとなって現場が疲弊するケースは業界横断で語られてきたテーマであり、生成AIとRPAによるデータ連携の自動化はその構造的な課題への応答として注目されます。
オールインクルーシブの月額制という価格設計も、マーケティング支援の文脈で語られる「初期費用の重さがPoC(概念実証)止まりを生む」という課題と重なります。システム導入の意思決定コストを下げる設計思想は、業種を問わずDX推進における業界全体の動きとして読み取れるのではないでしょうか。
References
- ^ PR TIMES. 「「現場のあたりまえを変える」業種特化型ERP。生成AI×RPAで建設・製造・福祉のアナログ業務を一掃 | 株式会社Sei San Seiのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000183412.html, (参照 26-05-18).
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