【IT新入社員研修】オンラインとオフラインの最適バランスを実現したFutureOneの導入事例

【IT新入社員研修】オンラインとオフラインの最適バランスを実現したFutureOneの導入事例

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IT企業における新入社員研修の在り方が変わりつつあります。FutureOne株式会社はコードキャンプ株式会社の柔軟にカスタマイズ可能なIT研修プログラムを導入し、オンラインとオフラインを効果的に組み合わせたハイブリッド型研修に挑戦しました。VB中心のカリキュラムや即時対応の動画教材など、独自のニーズに応える内容で、高い成果を上げています。しかし、講師との対面機会の確保やサポート体制の強化など、課題も見えてきました。本記事では、FutureOne株式会社の新入社員研修のリーダーへのインタビューを通じて、次世代IT人材育成の最前線と今後の展望に迫ります。

スピーカー

西村 奈美 氏 FutureOne株式会社 ビジネスクリエーション事業部 シニアマネージャー
西村 奈美 氏
FutureOne株式会社
ビジネスクリエーション事業部

シニアマネージャー
福田 夏代 氏 FutureOne株式会社 ビジネスクリエーション事業部 コンサルタント
福田 夏代 氏
FutureOne株式会社
ビジネスクリエーション事業部

コンサルタント

新たな新入社員向けのIT研修を導入した背景

ー新たに弊社の研修プログラムを選択いただいた背景について教えていただけますか? どのような観点で期待を寄せていただいていたのでしょうか。

FutureOne株式会社 役職 西村氏(以下、西村):これまでの新人研修は外部講師に依頼していましたが、ノウハウの共有やナレッジの蓄積が難しいという課題がありました。
グループ会社であるコードキャンプ株式会社の研修プログラムを導入することで、より効果的な知識の蓄積と共有が可能になると考えました。

また、弊社は独自の開発ツールを使用しているため、一般的な開発手法や基礎知識の習得が必要でした。社内の技術者は多忙なため、外部に委託することで効率的な人材育成を目指しました。特にVBを使った開発が多いため、VB中心のカリキュラムを独自に組んでいただけることも魅力的でした。

カスタマイズされたVB中心カリキュラムの評価

ーVBカリキュラムの満足度はいかがでしたか?

FutureOne株式会社 役職 福田氏(以下、福田):VBの基本的な開発手法を学んでほしいという思いがありました。弊社は独特な開発ツールを使用しているので、まず一般的な知識を理解してもらう、習得してもらうという点において、非常に良いカリキュラムだったと思います。講師の方も非常に丁寧で、新人への解説も分かりやすかったと聞いています。

西村:今年は新入社員の中でIT未経験と経験者が混在していたため、レベルの差が激しく心配でした。しかし、初心者でも問題なく進められるレベル感と、経験者向けの追加課題も用意していただき、満足のいく形になりました。

また、市販の教科書を補完する形で動画教材を即時に提供していただいたのは非常に良かったです。後から振り返ったり、それぞれのペースで学習を進められたので、満足度が高かったです。

ー研修後、基礎的な学習やVBの知識がしっかりと身についているという印象はありましたか?

西村:はい、実際に研修後の社内開発でも、クラスの概念やメソッドなどの基礎知識がしっかりと身についていることが分かりました。
コードキャンプさんのテキストを振り返って復習する姿も見られ、基礎知識がしっかりと定着していると感じました。

ハイブリッド型研修の課題と可能性

ー今回行ったワークショップについて、率直なご意見をお聞かせください。

西村:チーム開発の際、新人たちは現地に集まっていましたが、講師の方はオンラインだったため、質問がしづらい面もありました。一部オフラインの機会があれば、より円滑なコミュニケーションが取れたのではないかと思います。 全てがオンラインだったので、講師の方と一度でも顔を合わせる機会があれば、質問のしやすさや親しみやすさも変わってきたかもしれません。

特に、最初と最後だけでもオフラインでの交流があればよかったと感じています。

福田:一方で、新入社員は自習形式での進行に高い適応力を見せてくれました。
これは大学時代のリモート学習経験が活きているようです。自分のペースで進められることに満足度が高かったのは予想外でした。

ー運営面でのサポートはいかがでしたか?

福田:運営面では、研修スタッフによる柔軟なサポートが印象的でした。突然オフィスに来てくださるなど、細やかな対応が嬉しかったです。

西村:ただ、講師不在時のサポート体制には課題がありました。Slackでの質問への回答が遅れることもあったので、常時サポート体制の強化が必要だと感じました。 一方で、チーム開発を通じて、新入社員同士のコミュニケーションやチームワークが育成された点は評価できます。
チームで開発する手法や、毎朝のミーティングでの進捗共有など、実践的なスキルが身についたと感じています。

今後の改善点と期待される発展

ー今後の研修に向けて、どのような改善や発展を期待されていますか?

西村:研修の内容は概ね満足でしたが、いくつかの改善点が見えてきました。まず、オンラインとオフラインのバランスを再考する必要があります。特に講師との対面機会を増やすことで、よりスムーズなコミュニケーションが可能になるでしょう。

また、各カリキュラムの章ごとにテストを設けるなど、理解度のチェック方法を強化したいと考えています。さらに、研修終了後の評価方法や評価軸について、事前に十分な打ち合わせを行うことで、より効果的な研修評価ができると思います。

福田:技術の進歩は非常に速いので、研修プログラムも定期的にアップデートしていく必要があります。
特に、弊社のサービスにより寄り添った内容にカスタマイズしていくことで、研修の効果がさらに高まると期待しています。

西村:具体的には、各フェーズで1日1回は講師との集まりの機会を設けたり、VB.NETの部分の進捗や理解度をより明確に把握できるツールの導入なども検討したいです。

次年度以降も継続的に改善を重ね、ノウハウを蓄積していくことで、より効果的な研修プログラムに進化させていきたいと考えています。

▼FutureOne株式会社様が実施したIT研修とワークショップ

コンピューターリテラシー基礎

詳細準備中

ネットワーク基礎

詳細準備中

Windowsデスクトップアプリ開発基礎(VB)研修

詳細準備中

VB.NET(カスタマイズ_市販本)研修

詳細準備中

アルゴリズム入門研修

詳細準備中

システム開発プロセス研修

詳細準備中

システム詳細設計基礎研修

詳細準備中
  • オブジェクト指向(VB)ワークショップ
  • Gitハンズオンワークショップ
  • システム詳細設計基礎
  • チーム開発演習

※上記は今回の新入社員研修で導入された一部のカリキュラムとなります。
※カリキュラムの内容はFutureOne株式会社様向けにオーダーメイドで制作されているため、通常の新入社員研修の内容と異なる箇所があります。

「FutureOne株式会社」PROFILE

会社名 FutureOne株式会社 ロゴ
FutureOne株式会社
企業概要

WEBhttps://www.future-one.co.jp/


テクノロジーを核にノウハウ×アイデア×チームワークで中堅中小企業の未来価値向上を実現すること、これが当社のミッションです。

その手段の一つとして、自社開発の基幹業務システム「InfiniOne」を持っています。
とはいえシステムの販売を行っているわけではなく、お客様の業界は様々で企業毎に課題も異なるため、経営層との対話は勿論、工場や営業所にも足を運び、お客様毎に異なる実務の現状を正しく把握し、課題を見極めます。

その上で最適なシステムに作り変え、それを効果的に利用できるまでサポートしていきます。
単なるモノ売り、モノ作りではなく、お客様の課題解決・成長促進まで支援するため、元請けの立ち位置で、要件定義といった上流工程、構築・導入といった下流工程、そしてサポートまで一気通貫のサービスを提供しています。
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