いい生活がいい生活賃貸管理クラウド「AI消込アシスト機能」を正式リリース、消込マッチング率90%超えを達成
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株式会社いい生活は、いい生活賃貸管理クラウド「AI消込アシスト機能」を正式リリースしました。
いい生活賃貸管理クラウドが向き合う家賃消込業務の課題
全国の不動産管理会社において、家賃の入金消込業務は毎月発生する基幹業務です。それにもかかわらず、長年にわたって「目視確認」と「手動検索」に頼らざるを得ない領域として、残されてきました。
その主な要因は、振込名義人と契約者名の表記ゆれです。漢字・カタカナ・ひらがなの混在や前株・後株の違い、家族名義での振込、複数部屋分の合算振込など、様々なパターンへの対応が求められていました。担当者の経験や勘に頼った判断が発生していました。
AI消込アシスト機能が提案する消込候補の仕組み
「AI消込アシスト機能」は、従来「人」の判断に依存していた照合プロセスを生成AIが担います。名義の照合では、名称や略称の表記ゆれにも対応しました。金額の照合では、料金の合算値や手数料までAIが考慮した上で候補を提示します。
これまで自動では拾いきれなかった消込候補も生成AIが提示するため、担当者は候補を自ら探すことなく、提示された候補を確認するだけで消込を完了できます。毎回の手動検索や経験則に頼った判断が不要になり、消込業務全体の時間短縮とミスの低減につながりました。
AI消込アシスト機能の実証実験で確認された成果
今回の実証実験は、いい生活賃貸管理クラウドを活用している関東や東海、関西、九州各エリアの管理会社が参加しました。全ての参加法人で、「AI消込アシスト機能」によって消込業務をさらに効率化できる余地があるという結果が得られています。
具体的な成果は以下の通りです。
- 複数の管理会社が消込マッチング率90%超えを達成
- 手動消込の業務時間を平均14.1%削減
- 新規契約時の最初の消込でも生成AIが効果を発揮
学習しやすい毎月の請求だけではなく、新規契約時の最初の消込の際などにも生成AIが効果を発揮します。使い込むほどに学習し、回答の精度を向上させる生成AIの利点を活かし、今後さらなる業務効率化を実現していく方針を示しています。
株式会社いい生活が目指す「使い込むほど強くなる」基幹システム
株式会社いい生活が目指すのは「使い込むほど強くなる不動産業務基幹システム」です。今回の正式リリースは、その実現に向けた重要な一歩と位置付けられています。
設計されている好循環のサイクルは、AIが消込候補を推論し、担当者が承認・修正を行うという流れです。
その結果が学習データとなり、次回の推論精度が上がります。さらに担当者の業務が楽になるという循環が積み重なっていく構造です。
さらに現在、銀行APIとの連携による入金データの自動流入の実現に向けた取り組みが進められています。将来的には入金データの取得から消込完了までがほぼ自動化され、経理担当者は例外的なケースのみ判断することに集中できる業務環境が整う見込みです。
いい生活賃貸管理クラウド「AI消込アシスト機能」概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 提供元 | 株式会社いい生活 |
| 機能名 | いい生活賃貸管理クラウド「AI消込アシスト機能」 |
| 対象業務 | 家賃入金の消込業務 |
| 主な照合機能 | 名義の表記ゆれ対応・金額合算・手数料考慮 |
| 実証実験の成果 | 複数の管理会社が消込マッチング率90%超え・手動消込の業務時間を平均14.1%削減 |
| 実証実験の参加エリア | 関東・東海・関西・九州 |
| セキュリティ認証 | ISO/IEC 27001(ISMS)・ISO/IEC 27017(ISMS-CLS)・ISO/IEC 20000(ITSMS) |
| サービス区分 | 不動産市場向けSaaS |
| 設立 | 2000年1月21日 |
| 資本金 | 628,411,540円(2026年3月末現在) |
| 所在地 | 東京都港区南麻布五丁目2番32号 興和広尾ビル3F |
trends編集部の一言
複数の管理会社が消込マッチング率90%超えを達成し、手動業務時間を平均14.1%削減したという実証実験の結果は、実務レベルでの効果を裏付ける数値として注目に値します。業界全体としては、定型業務のAI化が「試験導入」の段階から「基幹システムへの組み込み」へと移行しつつある転換点を示す事例とも言えるでしょう。
マーケティングの現場でも、毎月繰り返す定型作業の自動化と、例外ケースの人間による判断という役割分担は共通の課題です。「使い込むほど精度が上がる」という設計思想は、AI導入への心理的ハードルを下げるアプローチとして、他業界でも継続利用による精度向上を前提にしたAI活用の動きが広がる可能性があります。バーティカルSaaSにBPaaS(Business Process as a Service)の視点を組み合わせた不動産DXの方向性として、引き続き注目しておく価値があるのではないでしょうか。
References
- ^ PR TIMES. 「いい生活賃貸管理クラウド「AI消込アシスト機能」を正式リリース | 株式会社 いい生活のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000261.000003214.html, (参照 26-07-09).










