【Python】業務効率化の事例をサンプルコード付きで紹介

公開：2025年2月26日更新：2025年2月26日

Pythonの業務効率化事例①Webスクレイピング
Pythonの業務効率化事例②Excelファイル操作
Pythonの業務効率化事例③ファイル操作の自動化

Pythonの業務効率化事例①Webスクレイピング

PythonのライブラリであるrequestsとBeautifulSoupを使用することによって、Webサイトからデータを自動で収集できます。特定のWebサイトの情報を定期的に取得し、分析や監視を行う場合に非常に有効です。

【サンプルコード】
import requests
from bs4 import BeautifulSoup

url = 'https://example.com'
response = requests.get(url)
soup = BeautifulSoup(response.text, 'html.parser')

# 例えば、全てのh2タグのテキストを取得
for heading in soup.find_all('h2'):
print(heading.text)

サンプルコードではrequestsライブラリを使用してWebページを取得し、取得したHTMLをBeautifulSoupで解析しています。find_allメソッドを使用することによって特定のタグ（この場合はh2タグ）を全て抽出し、そのテキスト内容を表示することが可能です。

スクレイピングを行う際は対象Webサイトの利用規約を確認し、robots.txtなどの指示に従う必要があります。Webサイトに過度な負荷をかけないように、リクエスト間隔を適切に設定することも重要です。

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Pythonの業務効率化事例②Excelファイル操作

Pythonのopenpyxlライブラリを使用すると、Excelファイルの読み書きを自動化できます。複数のExcelファイルからデータを抽出、集計、加工し、新しいExcelファイルを作成する作業などを効率化することが可能です。

【サンプルコード】
from openpyxl import Workbook, load_workbook

# 新しいワークブックを作成
wb = Workbook()
ws = wb.active

# データを書き込む
ws['A1'] = 'Hello'
ws['B1'] = 'World'

# 既存のワークブックを読み込む
wb2 = load_workbook('example.xlsx')
ws2 = wb2.active

# セルの値を読み込む
print(ws2['A1'].value)

# 変更を保存
wb.save('new_file.xlsx')

サンプルコードではWorkbookオブジェクトを作成して新しいExcelファイルを生成し、load_workbook関数を使用して既存のExcelファイルを読み込んでいます。セルの値の読み書きに関して、ws['A1']のようにセルを指定して行います。

openpyxlを使用することによってセルの書式設定や数式の挿入、グラフの作成など、Excelの多くの機能をPythonから操作できる為、大量のデータ処理や定型的なExcel作業を自動化する際に便利です。

Pythonの業務効率化事例③ファイル操作の自動化

Pythonのosモジュールやshutilモジュールを使用することによって、ファイルやディレクトリの操作を自動化できます。特定の条件に基づいたファイルのリネームや移動、削除など、煩雑なファイル管理作業を効率化することが可能です。

【サンプルコード】
import os
import shutil

# カレントディレクトリのファイル一覧を取得
files = os.listdir('.')

# 特定の拡張子を持つファイルをリネーム
for file in files:
if file.endswith('.txt'):
new_name = file.replace('.txt', '_old.txt')
os.rename(file, new_name)

# 特定のディレクトリにファイルを移動
# shutil.move('file.txt', 'target_directory')

サンプルコードではos.listdirでカレントディレクトリのファイル一覧を取得し、endswithメソッドで特定の拡張子を持つファイルを判別しています。そしてos.renameでファイル名を変更し、ファイル名の変更結果を出力しています。

shutil.moveを使用することによって、ファイルを別のディレクトリに移動させることも可能です。ファイルのバックアップや整理、分類などの作業を自動化し、手作業によるミスを減らした上で時間の節約にも繋がります。

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