不動産DBが正式版公開、取引価格626万件・地価44年分をAIアシスタントから直接呼び出し可能に
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Cabocia株式会社は2026年7月6日、不動産データベース「不動産DB(FUDOSAN DB)」の正式版を公開しました。
不動産DBが取引価格626万件・地価44年分・J-REIT10万件超を一つのDBに統合
国土交通省が公開する不動産情報ライブラリ(reinfolib)には、全国の不動産に関するデータが35種類のAPIとして、用意されています。具体的には、不動産取引価格や地価公示、都市計画データなどが対象です。J-REIT各社も物件の取得価格や鑑定評価、賃料、稼働率等を定期的に開示していますが、情報源ごとに形式が異なるため、横断的な比較には利用者側での前処理が必要でした。
不動産DB(FUDOSAN DB)は、これらの公開データを一つのデータベースに統合します。Web検索とAI接続の両方でアクセスできる構成にすることによって、個別の情報源を参照する手間の軽減を図っています。
主要データは、3本柱で構成されているのが特徴です。以下の3点にまとめます。
- 不動産取引価格626万件(2005〜2025年)
- 地価公示44年分の時系列(1983〜2026年)
- J-REIT物件データ10万件超(67投資法人、2002〜2026年)
全国1,920市区町村のエリアカルテは会員登録なしで閲覧できます。国土交通省 不動産情報ライブラリの35種類のAPIを統合しており、単一のAPIキー・単一のMCP接続で全データにアクセスできる設計です。
不動産DBの賃料推定AIとAI接続機能が中核を担う
住所と面積等の条件から月額賃料を推定する賃料推定AIを搭載しています。検証データにおける推定誤差(MAPE、平均絶対誤差率)は都市部で1.6%、全国平均で2.0%です。推論に参照する入力データは公開データに限定した構成で、外部の非公開データを都度参照しない仕組みで構築されました。
物件情報を入力すると、推定賃料をもとに表面利回り・実質利回り・キャッシュフローをシミュレーションできる利回りシミュレーション機能も備えています。AIからの利用については、REST API(39エンドポイント)とMCP(33ツール)の両方に対応しており、ClaudeやChatGPT、CopilotなどのAIアシスタントから会話形式でデータを呼び出せる点も特徴です。
Webダッシュボードの主な機能は以下の通りです。
- 全国カラーマップ(地価・人口動態の可視化)
- エリア詳細(地価推移・人口・災害リスク)
- ランキング(地価・取引量など複数カテゴリ)
- J-REIT横断検索・鑑定評価比較
Webダッシュボードは、すべて会員登録不要・完全無料で利用できます。無料のFreeプランに登録すると、利用回数の上限内で賃料推定・利回りシミュレーション・J-REIT横断検索などの機能が使えるようになりました。
不動産DBの料金・データソース・運営会社概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| サービス名 | 不動産DB(FUDOSAN DB) |
| 正式版公開日 | 2026年7月6日 |
| 主要データ | 不動産取引価格626万件、地価公示44年分、J-REIT物件データ10万件超 |
| 対応エリア | 全国1,920市区町村 |
| 賃料推定AI精度 | MAPE1.6%(都市部)・2.0%(全国平均) |
| API | REST API(39エンドポイント)+MCP(33ツール) |
| Freeプラン | 月額¥0・100回/日 |
| Proプラン | 月額2,490円・500回/日 |
| 早期登録特典 | 2026年7月20日までの登録でProプランが永久に1,000円引き(月額2,490円→1,490円) |
| データソース | 国土交通省 不動産情報ライブラリ(reinfolib)、EDINET、J-REIT開示データ 等 |
| 開発元 | Cabocia株式会社 |
| 所在地 | 東京都葛飾区金町五丁目14番8号 |
| 代表者 | 代表取締役 小池陸氏・中都智仁氏 |
trends編集部の一言
取引価格626万件・地価公示44年分・J-REIT10万件超という規模のデータを、ChatGPTやClaude、CopilotなどのAIアシスタントから会話形式で呼び出せる設計は、業界を問わずインパクトが大きいと言えます。マーケティング業界の文脈に置き換えると、「どのエリアで需要が高まっているか」を調べる際に複数の情報源を横断して前処理するコストは業界横断で語られてきた課題でした。一次情報が構造化されたAPIとして提供される仕組みは、業務プロセスの転換を象徴する動きです。
AIアシスタント経由でデータを参照する利用形態が広がるなか、出典の明示と公開データへの限定という設計方針は、信頼性の担保という点で業界全体として求められている方向性と一致しているのではないでしょうか。個人投資家から法人のアセットマネジメントまで用途が幅広く、まずは無料のFreeプランから試せる点も、段階的な導入検討における材料として注目すべき特徴です。
References
- ^ PR TIMES. 「取引価格626万件・地価44年分・J-REIT10万件超を横断 — ChatGPT、Claude、Copilotから使える不動産データベース「不動産DB」正式版公開 | Cabocia株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000177945.html, (参照 26-07-09).










