第39話 Geminiのアイデアを、自分たちの劇にする
男の子は、学習発表会の劇のお話をGeminiに考えてもらい、そのまま台本にしようとしました。でも、女の子に「それだと自分たちの劇じゃなくなっちゃう?」と聞かれました。
この回はGeminiパスポート p.26の、創作のアイデアを出してもらう話です。
読み終わると、Geminiのアイデアを入り口にして、自分たちの作品にする方法が分かります。
Geminiのアイデアを自分たちの劇にする話をまんがで読む(全3ページ)
画像を押すと大きく表示され、フリックや左右のボタンで次のページへ進めます。
公開中のまんがをまとめて読む →
AIの話、ここで終わりにしないで。
CodeCampKIDSは、小学生・中学生のためのプログラミング教室です。5分の動画で学んで、10分のミッションで試して、毎回自分だけの作品を作ります。
Geminiパスポートは、創作のアイデアの使い方についてこう言っています
この回で読むのは、小中学生のための Gemini パスポート(小4〜中3)のp.26です。
クリエイティブな活動のアイデアがほしいときに使ってみよう!
小中学生のための Gemini パスポート(小4〜中3) p.26(2026年4月 第2刷)
p.26は、中学生向けのページです。文化祭で発表する劇のアイデアを頼む例で、舞台やジャンル、登場人物の数、どんな展開がほしいかまで書いて頼んでいます。
「劇」をポスターのデザインやキャラクターの設定に変えたり、「笑える」を「感動する」に変えたりして、ほかの創作にも使えると書かれています。
ヒントとして、人の作品やアイデアを盗まないことと、Geminiのアイデアは作品を作るきっかけで、そのまま使わずに自分らしさを足すことがのっています。
このページは中学生向けですが、この回では、小学生の学習発表会の劇の例にかえて説明します。
Geminiのアイデアは、自分たちの作品にするためのきっかけ
Geminiのアイデアは、自分たちの作品にするためのきっかけです。
まんがの男の子は、Geminiが考えた「宝の地図の大ぼうけん」のお話を、そのまま劇の台本にしようとしました。でも、それではGeminiが作った劇になってしまいます。
そこで、まず見る人にどんな気持ちになってほしいかを決めました。1年生も見に来るので、笑ってほしいと考えました。
次に、クラスであった笑える話を足しました。遠足で男の子が地図をさかさに持って道に迷った話を入れて、探偵が地図をさかさに持って迷う場面にしました。
せりふは、これからみんなで考えて書きます。
ほかのお話に似ていないかは、担任の先生に見てもらいました。担任の先生が知っているお話には、似ていませんでした。
Geminiの案と、自分たちが足したことを表にまとめました。
| 手順 | することと、まんがの例 |
|---|---|
| もらう | Geminiにお話の案を出してもらう 例:4人の探偵が、宝の地図で宝をさがす |
| 決める | 見る人にどんな気持ちになってほしいかを決める 例:見に来る1年生に笑ってほしい |
| 足す | クラスであった出来事を足す 例:遠足で道に迷った話。探偵が地図をさかさに持って迷う |
| 書く | せりふは自分たちで考えて書く 例:みんなで考えて書く |
ほかの人が作ったキャラクターは、その人の作品です。劇に出したり、Geminiに作らせたりせず、自分たちでキャラクターを考えます。
やってみよう ― Geminiのアイデアを自分たちの作品にする手順
- Geminiに、作りたいもの(劇・ポスター・お話など)の案を出してもらいます。
- 見る人にどんな気持ちになってほしいかを決めます。
- クラスであった出来事などを足して、自分たちの言葉で仕上げます。ほかのお話に似ていないかは、先生にも見てもらいます。
プロンプトの例(そのまま使ってOK)
小学5年生です。学習発表会で、クラスで劇をします。見に来る1年生が笑える、10分くらいのお話の案を2つ出してください。登場人物は自分たちで考えるので、人気のキャラクターや有名人は出さないでください。
コピーしたらGeminiにはりつけて使います。使う前に、おうちの人か先生に声をかけてくださいね。
こんなふうに変えてみましょう:「劇」を「ポスター」や「クラスの旗のデザイン」に/「笑える」を「わくわくする」や「やさしい気持ちになる」に。
クイズ ― 劇のアイデアの使い方で、よいのはどれ?
Geminiに出してもらった劇のアイデアの使い方で、よいのはどれでしょう。理由も考えてみてください。
- Geminiが考えたお話を、そのまま台本にする
- 人気アニメのキャラクターが出てくるお話を、Geminiに作ってもらう
- Geminiの案に、クラスであった出来事や自分たちの考えを足してお話を作る
答えを見る
3です。Geminiの案をきっかけにして、自分たちの考えを足すと、自分たちの劇になります。
1は、Geminiが作った劇になってしまいます。2は、ほかの人が作ったキャラクターを使ってしまいます。
創作のアイデアをGeminiに出してもらうときに気をつけること
- ほかの人が作ったキャラクターや、実在の人(友だち・先生・有名人)を、Geminiに作らせません(第9話)。
- こわい答えや変な答え、いやな言葉が出てきたら、それ以上は続けずに、近くの大人に画面を見せてください(第11話)。
- Geminiの案や、自分たちで考えたお話が、ほかのお話や作品に似ていることもあります。仕上げる前に、先生にも見てもらいます。
- 学校の発表にGeminiを使ってよいかは、学校や先生によってちがいます。先生に確かめます(第8話)。
Geminiのアイデアは、自分たちの作品にするためのきっかけです。
見る人にどう感じてほしいかを決め、自分たちの考えを足して仕上げます。
参考:小中学生のための Gemini パスポート — 子どもたちが学びに使うプロンプト ライブラリ(Google for Education/2026年4月 第2刷)
https://goo.gle/gemini-student-prompt
このサイトはGoogleの公式サイトではありません。
正解のない学びで、「使う側」から「つくる側」へ。
ロボットやゲームを思いどおりに動かすところから始めて、生成AIなどの新しい技術まで学びます。考えたアイデアを企画書にまとめ、発表会で伝えるところまでをくり返しながら、自分で問いを立てて解決する力を育てます。