第16話 ざっくり聞くと、ざっくり返ってくる

Geminiに「夕焼け」とだけ入れたら、写真のとり方や歌は出てきたのに、知りたかった赤いわけは出てきませんでした。
この回は、Geminiパスポート p.7「いいプロンプトの作り方」の、よい例とよくない例を補うために、このシリーズで足した回です。
読み終わると、知りたいことが伝わる聞き方と、聞く前に決めておく3つのことが分かります。

前の話:第15話「じょうずな頼み方と、5つの要素」
この回の読み方:この回だけでも、Geminiを使わなくても、まんがと記事で分かります。Geminiを使うときは、おうちの人や先生がいるところで使ってください。

ざっくり聞くと返事もざっくりになる話をまんがで読む(全3ページ)

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漫画でわかるGeminiパスポート 第16話 1ページ目。男の子が夕焼けの赤いわけをGeminiで調べようとして、「夕焼け」とだけ入力する。Geminiの返事には、夕焼けが見える時間・写真のとり方・夕焼けの歌・ことわざが並ぶ。男の子が赤いわけが書いていないと困り、女の子はほかのことはいっぱい書いてあるのにと言う。たぬきの先生が、ざっくり聞くとざっくりした返事が返ってくると話す
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漫画でわかるGeminiパスポート 第16話 2ページ目。先生が、何を知りたいのか1つの文にして聞いてみようと話す。男の子は、けんさくと同じでいいと思っていたとおどろき、先生は人に聞くように聞くといいと答える。図解「聞く前に決めるとよい3つ」(何を=知りたいこと(夕焼けはなぜ赤い?)・だれ向け=学年・どのくらい=返事の長さ)。男の子が、なぜ赤いのって聞くんだと気づき、先生が学年と長さも足してみようと話す
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漫画でわかるGeminiパスポート 第16話 3ページ目。そのあと、男の子が、夕焼けがなぜ赤いかを4年生向けにみじかくと聞いたと話す。女の子が今度はちゃんと出たのかとたずね、男の子は赤いわけがみじかく出てきたと答える。夕方の光は空気の中を長く通り、青い光はとちゅうでちらばるので、赤い光が多く目にとどくというGeminiの返事の画面。男の子が図鑑でも確かめたら同じだったと話す。先生が、3つを決めて1つの文で聞き、出た答えは確かめようと話す
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Geminiパスポートとのつながり

小中学生のための Gemini パスポート(小4〜中3)は、p.7「いいプロンプトの作り方」の下で、よい例とよくない例を並べています。「生態系」とだけ聞くよりも、学年と、何をどうしてほしいかを書いたほうがよい、という例です。

上級者向けのヒントには、必要な情報を自然な言葉でていねいに伝えると、こちらの意図が伝わりやすい、という趣旨が書かれています。この回では、言葉1つだけで聞くと何が起きるのかと、聞く前に何を決めればよいのかを、まんがで見ていきます。

聞く前に、何が知りたいかを1つの文にする

言葉1つだけで聞くと、Geminiには何が知りたいのかが分かりません。そのため、その言葉について広く浅く答えることになります。

まんがの男の子は、夕焼けが赤いわけを知りたいのに「夕焼け」とだけ入れました。返事には、写真のとり方や歌、ことわざまで出てきましたが、赤いわけはありませんでした。

インターネットのけんさくは、言葉を入れて、その言葉がのっているページを探します。Geminiには、人に聞くときのように、文で話しかけるほうが伝わります(パスポート p.7の上級者向けヒント)。

聞く前に、次の3つを決めておくと、知りたいことが1つの文になります。

決める 考えることと、まんがの例
何を 何が知りたいのか(知りたいこと)
例:夕焼けが赤く見えるのはなぜか
だれ
向け
だれに向けて答えてほしいか(学年など)
例:小学4年生です
どの
くらい
どのくらいの長さで答えてほしいか
例:短く教えてください

3つは、第15話の5つの要素のうち、内容・人物・形式にあたります。全部でなくても、まず「何を」を文にするだけで、返事は変わります。

返事が分かりやすくても、まちがいが混ざることがあります。まんがの男の子も、図鑑で同じことが書いてあるかを確かめました(第4話)。

やってみよう ― 知りたいことを文にして聞く手順

  1. 知りたいことを、「なぜ」「どうやって」「いくつ」などを使って1つの文にします。
  2. 学年と、どのくらいの長さで答えてほしいかを足します。名前や学校名は書きません。
  3. 返事を読み、知りたいことに答えているかを見ます。答えの中身は、図鑑や本で確かめます。

プロンプトの例(そのまま使ってOK)

小学4年生です。夕焼けが赤く見えるのはなぜですか。短く教えてください。

コピーしたらGeminiにはりつけて使います。使う前に、おうちの人か先生に声をかけてくださいね。

こんなふうに変えてみましょう:「夕焼け」を「虹」や「雪の結晶」に/「なぜですか」を「どうやってできますか」に。自分の名前や学校名は書かずに聞きます。

クイズ ― 知りたいことが伝わる聞き方は、どれ?

「雨が降ったあとに虹が出るわけ」を知りたいとき、知りたいことがいちばん伝わる聞き方はどれでしょう。理由も考えてみてください。

  1. 虹
  2. 小学4年生です。雨のあとに虹が出るのはなぜですか。短く教えてください。
  3. 虹について、知っていることを全部教えてください。
答えを見る

2です。何が知りたいか(虹が出るわけ)、だれ向けの答えか(小学4年生)、どのくらいの長さか(短く)が入っています。

1は言葉1つだけなので、虹について広く浅い返事になります。3は「全部」と聞いているので、知りたいわけが長い返事にうもれてしまいます。

聞き方を工夫するときに気をつけること

  • 知りたいことが伝わる聞き方をしても、返事にまちがいが混ざることがあります。図鑑や本で調べたり、大人に聞いたりして確かめます(第4話)。
  • こわい答えや変な答え、いやな言葉が出てきたら、それ以上は続けずに、近くの大人に画面を見せてください。
  • 学年は書いてかまいませんが、名前や学校名、住所は書きません(第7話)。
  • 何が知りたいのか自分でもはっきりしないときは、先におうちの人や先生と話して、知りたいことを決めると安心です。
今回のポイント

ざっくり聞くと、返事もざっくりになります。聞く前に、何が知りたいかを1つの文にします。
学年や長さも足すと、返事が知りたいことに近づきます。出てきた答えは、図鑑や本で確かめます。

参考:小中学生のための Gemini パスポート — 子どもたちが学びに使うプロンプト ライブラリ(Google for Education)
https://goo.gle/gemini-student-prompt

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