第12話 AIはやさしいけど、友だちじゃない
友だちとけんかしたことをAIに話したら、「あなたは悪くない」と言ってくれました。AIはあなたの親友でしょうか。
この回は、Geminiパスポートの「頼りすぎない!自分で考えよう!」と「もし困ったら、大人に相談しよう!」を補うために、このシリーズで足した回です。
読み終わると、AIと人はどうちがうのか、なやみはだれに話せばよいのかが分かります。
AIとの付き合い方の話をまんがで読む(全3ページ)
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AIの話、ここで終わりにしないで。
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Geminiパスポートとのつながり
小中学生のための Gemini パスポート(小4〜中3)は、p.5「頼りすぎない!自分で考えよう!(AIはアシスタント)」で、Geminiは便利なヒントをくれるけれど、最後は自分で考えることが大切だと伝えています。同じp.5の「もし困ったら、大人に相談しよう!」では、困ったときは近くの大人に話すことを伝えています。ただ、優しく答えてくれるAIが友だちとどうちがうのかまでは、書かれていません。この回では、そのちがいをまんがで考えます。
AIと友だちのちがい
AIは、優しく話しても、友だちではありません。便利な道具です。たとえば、けんかのことを話しても、AIが知っているのはあなたが書いたことだけです。相手の子の話は聞いていません。
AIは「気持ちはよく分かります」と答えることがありますが、本当に分かっているわけではありません。AIは書かれたことに合わせて答えることが多いので、自分の味方をしてくれたように感じやすいのです。でも、それはあなたや相手のことをよく知ったうえで考えた答えではありません。
だから、どちらが悪いかをAIに決めてもらうのはやめましょう。けんかやなやみは、おうちの人や先生など身近な人に話してみましょう。身近な人なら、あなたのことを知ったうえで、いっしょに考えたり、助けたりできます。
AIは、勉強のヒントやアイデアを出すのが得意です。けんかのような人どうしのことは人と話し、AIは調べものや考えるヒントに使いましょう。
やってみよう ― なやみがあるときにすること
- なやみや心配ごとは、まずおうちの人や先生など身近な人に話します
- けんかなら、落ち着いてから相手の子と話してみます。相手と話すのがこわいときは、先に大人に相談します
- どちらが悪いかなどを、AIに決めてもらおうとしません
- AIに聞くときは、友だちの名前や、だれのことか分かる話は書かずに、考えるヒントだけをもらいます
- AIの答えは参考にして、どうするかは自分で決めます
プロンプトの例(そのまま使ってOK)
わたしは小学5年生です。友だちと気まずくなったとき、仲直りのきっかけになる声のかけ方を3つ教えてください。
コピーしたらGeminiにはりつけて使います。使う前に、おうちの人か先生に声をかけてくださいね。
こんなふうに変えてみましょう:「小学5年生」を自分の学年に/「友だちと気まずくなったとき、仲直りのきっかけになる」を「まだ話したことのない子と、なかよくなるきっかけになる」に。友だちの名前や、だれのことか分かる話は書かずに聞きましょう。答えを読んだら、おうちの人や先生にも話してみましょう。
クイズ ― AIだけに相談して終わりにしないほうがいいのはどれ?
次の3つのうち、AIだけに相談して終わりにしないほうがいいのはどれでしょう。理由も言ってみましょう。
- 友だちとけんかして、どうしたらいいか
- 自由研究のテーマのアイデア
- 漢字を覚えるためのこつ
答えを見る
1です。AIが知っているのは、あなたが書いたことだけです。相手の子の話は聞いていませんし、気持ちが本当に分かるわけでもありません。けんかは、おうちの人や先生に話しましょう。2と3は、AIにヒントを出してもらう、よい使い方です。それでも、使うかどうかは自分で決めましょう。
AIと話すときに気をつけること
- なやみや心配ごとは、AIだけに話して終わりにしないようにしましょう。身近な人に話しにくいときや、聞いてもらえなかったときは、ほかの先生や保健室の先生など、別の大人に話しましょう
- こわい答えや変な答え、いやな言葉が出てきたら、それ以上続けずに、近くの大人に画面を見せましょう
- AIは、優しく答えても、あなたをよく知る友だちではありません。書いたことは記録に残ることがあるので、名前や住所、友だちの名前は書かないようにしましょう(第7話)
- AIの答えには、まちがいが混ざることもあります。大事なことは本で調べたり、大人に聞いたりして確かめましょう(第4話)
AIは優しく答えても、友だちではありません。便利な道具です。
なやみはおうちの人や先生など身近な人に話し、AIはアイデアや調べものの手がかりに使いましょう。
参考:小中学生のための Gemini パスポート — 子どもたちが学びに使うプロンプト ライブラリ(Google for Education)
https://goo.gle/gemini-student-prompt
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正解のない学びで、「使う側」から「つくる側」へ。
ロボットやゲームを思いどおりに動かすところから始めて、生成AIなどの新しい技術まで学びます。考えたアイデアを企画書にまとめ、発表会で伝えるところまでをくり返しながら、自分で問いを立てて解決する力を育てます。