第2話 AIは「知ってる」んじゃなくて「それっぽく作ってる」
AIは なんでも 知っているように 見えます。でも、本当に「知っている」のでしょうか。
この回は AIが答えを作るしくみの話です。
読み終わると、AIがまちがえる理由が 説明できるようになります。
AIが文を作るしくみを まんがで読む(全3ページ)
📖まんがは右上のコマから左へ読みます。
Geminiパスポートに AIが文を作るしくみの ページは ありません
この回は Geminiパスポートに対応するページがありません。シリーズの流れを補うために 用意した回です。
Geminiパスポートには、この話に まるごと対応するページはありません。ただし p.4「本当かな? 自分の目で確かめよう!」の中に、生成AIは「次に来る確率が高い言葉」を予想して文章を作っている、という説明があります。この回は そこを もう少しくわしく 見ていきます。(小中学生のための Geminiパスポート(小4〜中3))
AIが文を作るしくみは、こういうこと
AIは、辞書のように 答えを しまっておいて 取り出しているのでは ありません。「この言葉のつぎには、どの言葉が来そうか」を 何度もくり返して、文を 組み立てています。
だから 知らないことでも 止まりません。それっぽい言葉を つないで、いかにも本当のような文を 作ってしまいます。これを ハルシネーション(もっともらしい嘘)と 言います。
しかも AIは「わたしは まちがえているかも」とは 言いません。正しいときも まちがっているときも、同じように 自信たっぷりに 答えます。ここが いちばん 気をつけるところです。
やってみよう ― たしかめてみる手順
- AIに 自分の学校や 地元のことなど、ネットにあまり出ていないことを 聞いてみます
- 出てきた 名前・数字・日づけを メモします
- 学校の おたより・先生・公式サイトなど AIの外で たしかめます(ちがっていたら、それが「作られた答え」です)
プロンプトの例(そのまま つかってOK)
わたしは小学5年生です。あなたが知らないことを聞かれたとき、
どうやって答えを作っているのか、小学生にも分かる言葉で説明してください。
「知らない」と言えるときは、そう言ってください。
コピーしたら Gemini にはりつけて つかいます。つかう前に おうちの人か 先生に 声をかけてくださいね。
こんなふうに変えてみましょう:「小学5年生」を 自分の学年に/「小学生」を「友だち」に
AIが文を作るしくみを たしかめる ― どっちだ クイズ
つぎの3つのうち、AIが とくに まちがえやすいのは どれでしょう。 理由も 言ってみましょう。
- 「water」は 日本語で なんという?
- わたしの学校の 去年の 運動会の 種目は?
- 三角形の 面積の 求め方は?
こたえを見る
2です。1と3は たくさんの文章に くり返し出てくることなので、つぎに来る言葉も はっきりしています。2は ネットにほとんど出ていないので、AIは つなぐ言葉を 持っていません。それでも AIは 止まらずに、それっぽい種目名を 作ってしまいます。まんがの3ページ目と 同じですね。
AIの答えを つかうとき 気をつけること
- 「知らない」と言わないことが あります。答えが返ってきた=知っている、では ありません
- 自分や友だちの 名前・住所・学校名は 入力しないようにしましょう
- こわい答え・へんな答えが 出てきたら、そのまま続けないで 画面を閉じて 大人に 見せましょう
- この回は ひとりでも 読めます。じっさいに Geminiを つかうときは、おうちの人や 先生に 聞いてからにしましょう
AIは「知っている」のではなく「それっぽい言葉をつないで作っています」。
だから 知らないことでも 止まらずに、自信たっぷりに 答えます。大切なことは 自分の目で たしかめましょう。
つぎの話 → 第3話 だからAIはまちがえる
参考:小中学生のための Gemini パスポート — 子どもたちが学びに使うプロンプト ライブラリ(Google for Education)
https://goo.gle/gemini-student-prompt
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