第8話 AIの答えをそのまま出すのは、なぜダメ?
AIに作文を書いてもらえば、宿題はすぐに終わりそうです。でも、それをそのまま出してもいいのでしょうか。
この回はGeminiパスポート p.5「頼りすぎない!自分で考えよう!(AIはアシスタント)」の話です。
読み終わると、AIを宿題の「お手伝い役」として使うやり方が分かります。
宿題とAIの話をまんがで読む(全3ページ)
画像を押すと大きく表示され、フリックや左右のボタンで次のページへ進めます。
公開中のまんがをまとめて読む →
AIの話、ここで終わりにしないで。
CodeCampKIDSは、小学生・中学生のためのプログラミング教室です。5分の動画で学んで、10分のミッションで試して、毎回自分だけの作品を作ります。
Geminiパスポートは、「頼りすぎない」ことについてこう言っています
この回で読むのは、小中学生のための Gemini パスポート(小4〜中3)のp.5です。
頼りすぎない!自分で考えよう!(AIはアシスタント)
小中学生のための Gemini パスポート(小4〜中3) p.5(2026年4月 第2刷)
p.5は、Geminiのことを、作文や自由研究を考えるときにたくさんのヒントを出してくれる便利な道具だと説明しています。ただし、Geminiが書いた文を自分のものとして出すのは、自分で考えて工夫していないので「反則」だとしています。そして、最後は自分で考え、自分らしい言葉や工夫を足して仕上げるようにすすめています。Geminiは道具にすぎないからです。
AIを宿題に使うときの考え方
作文や感想文は、自分が見たことや考えたことを、自分の言葉で伝えるものです。AIが書いた文をそのまま出しても、それは自分で考えたものとは言えません。
それに、AIはきみの運動会を見ていません。まんがのように、出てもいないリレーで1位になったと書いてしまうこともあります。知らないことでも、本当らしい文を作るからです(第2話)。
AIを使うときは、考えるのを手伝ってくれる「お手伝い役」として使います。たとえば、思い出すための質問を出してもらう、書き出しのヒントをもらう、書いた文に読みにくいところがないか聞く、といった使い方です。ただし、宿題にAIを使ってよいか、どこまで使ってよいかは、学校や先生によってちがいます。使う前に担任の先生に確かめましょう。
やってみよう ― AIを作文の「お手伝い役」にする手順
- 宿題にAIを使ってよいか、どこまで使ってよいかを、担任の先生に確かめます
- AIには、作文そのものではなく、思い出すための質問や書き出しのヒントをたのみます
- 質問に自分で答えながら、自分の言葉で書きます。AIに手伝ってもらったところは、先生に聞かれたら説明できるようにしておきます
プロンプトの例(そのまま使ってOK)
わたしは小学5年生です。運動会の作文を書きます。
作文の文は書かないでください。
思い出したことを書けるように、質問を3つ出してください。
コピーしたらGeminiにはりつけて使います。使う前に、おうちの人か先生に声をかけてくださいね。
こんなふうに変えてみましょう:「運動会」を「遠足」や「夏休みの思い出」に/「質問を3つ」を「書き出しのヒントを2つ」に
クイズ ― 自分の宿題として出せるのはどれ?
担任の先生が、宿題にAIを使ってよいと言っているとします。次の3つのうち、自分の宿題として出せるのはどれでしょう。理由も言ってみましょう。
- AIに書いてもらった作文を、そのまま写して出す
- AIが書いた作文の言葉を、少しだけ変えて出す
- AIに出してもらった質問に答えながら、自分の言葉で書いて出す
答えを見る
3です。1と2は、文を考えたのがAIなので、自分の作文とは言えません。2のように言葉を少し変えても同じです。3は、AIからは考えるための質問をもらっただけで、文を考えて書いたのは自分です。どこまでAIを使ってよいかは、担任の先生に確かめましょう。
宿題にAIを使うときに気をつけること
- AIが書いた文を、自分が書いたものとして出してはいけません。言葉を少し変えても同じです
- 宿題にAIを使ってよいか、どこまで使ってよいかは、学校や先生によってちがいます。使う前に担任の先生に確かめましょう
- AIが書いた文には、本当ではないことが混ざっている場合があります。自分の体験は、自分が覚えていることをもとに書きましょう
- こわい答えや変な答えが出てきたら、そのまま続けずに、すぐに大人に知らせましょう
- この回は読むだけでも分かります。実際にGeminiを使うときは、おうちの人や先生に聞いてからにしましょう
AIは考えるのを手伝う「お手伝い役」で、作文を書くのは自分です。
宿題にAIを使ってよいかどうかは、使う前に担任の先生に確かめましょう。
次の話 → 第9話 人が作ったものを大切に
参考:小中学生のための Gemini パスポート — 子どもたちが学びに使うプロンプト ライブラリ(Google for Education/2026年4月 第2刷)
https://goo.gle/gemini-student-prompt
このサイトはGoogleの公式サイトではありません。
正解のない学びで、「使う側」から「つくる側」へ。
ロボットやゲームを思いどおりに動かすところから始めて、生成AIなどの新しい技術まで学びます。考えたアイデアを企画書にまとめ、発表会で伝えるところまでをくり返しながら、自分で問いを立てて解決する力を育てます。