第33話 作文の推敲を手伝ってもらう
男の子は、作文の直すところをGeminiに聞きました。でも、返事の「主張」と「根拠」の意味が分かりませんでした。
この回はGeminiパスポート p.27「自分の文章をもっとよくしたいときの推敲のパートナーとして使ってみよう!」の話です。
読み終わると、Geminiに作文の推敲を手伝ってもらうときの、聞き返し方とやり取りの続け方が分かります。
作文の推敲を手伝ってもらう話をまんがで読む(全3ページ)
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Geminiパスポートは、推敲のパートナーについてこう言っています
この回で読むのは、小中学生のための Gemini パスポート(小4〜中3)のp.27です。
自分の文章をもっとよくしたいときの推敲のパートナーとして使ってみよう!
小中学生のための Gemini パスポート(小4〜中3) p.27(2026年4月 第2刷)
p.27は、中学生向けの「使い方」の6です。例では、中学3年生が高校入試に向けて小論文を練習しています。
書いた文を、筋道が通って読む人がなっとくする文にするには、どこを直せばよいかを聞いています。
お手本の答えは出さないでと頼み、自分で書き直すとしているのが大事なところです。何度もやり取りして小論文を得意になりたいこと、国語が苦手なのでやさしく説明してほしいことも、頼む文に入れています。
ヒントには、Geminiは完ぺきな文章を作ってくれるわけではないこと、Geminiの作った文を自分の文として使うと盗用になるおそれがあることが書かれています。先生に会えないときの、もう一つの見方として使うようにとも書かれています。
このページは中学生向けですが、この回では、小学生の作文の例にかえて説明します。
分かるまで聞き返して、直すのは自分
Geminiの直し方の言葉が分からないときは、やさしく教えてと聞き返します。分かってから、自分で直します。
推敲は、書いた文を読み返して直すことです。まんがの男の子は、Geminiに作文の直すところを聞きましたが、返事の「主張」と「根拠」が分かりませんでした。
女の子は、分からないとまだ直せないと言い、男の子もどうすればいいのか困りました。でも、Geminiとは何回やり取りしてもかまいません。
男の子が「主張と根拠って何?やさしく教えて」と聞き返すと、主張はいちばん言いたいこと、根拠はそう考える理由だと分かりました。
推敲を手伝ってもらうときのコツを、表にまとめました。
| コツ | することと、まんがの例 |
|---|---|
| 聞き返す | 分からない言葉は、やさしく教えてと聞く 例:主張と根拠って何? やさしく教えて |
| 良いところも聞く | 残すかどうかは、自分でも考えて決める 例:作文の良いところと直すところを教えて |
| 自分で直す | 教わった直し方で、自分の言葉で書き直す 例:理由をもう1つ、自分で考えて書き足す |
| また見せる | 直したら、もう一度見てもらう 例:直した作文を、もう一度見て |
| 先生にも見せる | Geminiは先生の代わりにはならない。もう一つの見方として使う |
何回聞き返してもかまいませんが、書き直した文はもらわずに、直すのは自分です。Geminiの書いた文を自分の作文に写すと、自分で書いたことになりません(第32話)。
Geminiの意見は、まちがうこともあります。担任の先生の代わりにはならないので、もう一つの見方として使い、担任の先生にも見てもらいます。
やってみよう ― 作文の推敲を手伝ってもらう手順
- 宿題にGeminiを使ってよいかを、担任の先生に確かめます。
- 名前や学校名を消してから作文を見せ、「書き直さないで、良いところと直すところを教えて」と頼みます。
- 分からない言葉があったら、やさしく教えてと聞き返します。
- 自分で直したら、もう一度見てもらいます。最後は先生にも見てもらいます。
プロンプトの例(そのまま使ってOK)
小学5年生です。学校で作文を書いています。良いところと、もっと伝わる文にするために直すとよいところを、1つずつ教えてください。直すのは自分でしたいので、書き直した文は出さないでください。むずかしい言葉は使わずに、やさしく説明してください。
コピーしたらGeminiにはりつけて使います。使う前に、おうちの人か先生に声をかけてくださいね。
こんなふうに変えてみましょう:分からない言葉があったら「〇〇って何? 小学5年生にわかるように教えて」/自分で直したら「直した作文を、もう一度見て」。作文の中の名前や学校名は、消してから見せます。
クイズ ― Geminiの直し方の言葉が分からないとき、よいのはどれ?
Geminiの返事に分からない言葉があったとき、よいのはどれでしょう。理由も考えてみてください。
- 分からないので、その直し方は使わない
- やさしく教えてと聞き返して、分かってから自分で直す
- Geminiに作文を全部書き直してもらう
答えを見る
2です。分からない言葉は聞き返して、分かってから自分で直すと、自分の作文のまま良くなります。
1は、せっかくの直し方が使えません。3は、Geminiの文を出すことになり、自分の作文ではなくなります(第32話)。
作文の推敲を手伝ってもらうときに気をつけること
- 作文などの宿題にGeminiを使ってよいか、どこまで使ってよいかは、学校や先生によってちがいます。使う前に担任の先生に確かめます(第8話)。
- こわい答えや変な答え、いやな言葉が出てきたら、それ以上は続けずに、近くの大人に画面を見せてください(第11話)。
- Geminiの意見が合っているとはかぎりません。なっとくできないところは、先生に聞いてみます。
- 作文に自分や家族、友だちの名前、学校名が入っていたら、消してから見せます(第7話)。
分からない言葉はやさしく聞き返し、分かってから自分で直します。
直したらもう一度見てもらい、先生にも見てもらいます。
次の話 → 第34話 調べ学習の「問い」を立てる
参考:小中学生のための Gemini パスポート — 子どもたちが学びに使うプロンプト ライブラリ(Google for Education/2026年4月 第2刷)
https://goo.gle/gemini-student-prompt
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正解のない学びで、「使う側」から「つくる側」へ。
ロボットやゲームを思いどおりに動かすところから始めて、生成AIなどの新しい技術まで学びます。考えたアイデアを企画書にまとめ、発表会で伝えるところまでをくり返しながら、自分で問いを立てて解決する力を育てます。