第15話 じょうずな頼み方と、5つの要素

Geminiに「都道府県のクイズを出して」と頼んだら、答えまでいっしょに出てきました。どう頼めばよかったのでしょうか。
この回はGeminiパスポート p.7「いいプロンプトの作り方」の話です。
読み終わると、頼む文に入れるとよい5つの要素と、その使い方が分かります。

前の話:第14話「Geminiの画面と、モードの選び方」
この回の読み方:この回だけでも、Geminiを使わなくても、まんがと記事で分かります。Geminiを使うときは、おうちの人や先生がいるところで使ってください。

じょうずな頼み方の話をまんがで読む(全3ページ)

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漫画でわかるGeminiパスポート 第15話 1ページ目。男の子がテスト勉強のために、Geminiに都道府県のクイズを出してもらおうとする。「都道府県のクイズを出して」と入力すると、Geminiの返事に、第1問の「いちばん広い都道府県は?」と、答えの北海道がいっしょに出てくる。男の子は答えまで書いてあるとおどろき、女の子はそれだと自分で考えられないと言う。男の子がどう頼めばよかったのかと困り、たぬきの先生が、頼む文には入れるといいものが5つあると話す
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漫画でわかるGeminiパスポート 第15話 2ページ目。先生が、たとえば答えはまだ言わないでと書いておこうと話す。男の子がそんなことも書けるのかとおどろき、先生はそれが5つのうちの制約だと答える。図解「たのむ文に入れたい5つ」(人物=Geminiの役(司会者など)・内容=してほしいこと・形式=返事の形(1問ずつなど)・制約=守ってほしいこと・例=返事の見本)。女の子が5つともいるのかとたずね、先生が2つか3つでじゅうぶん変わると答える
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漫画でわかるGeminiパスポート 第15話 3ページ目。そのあと、男の子が、司会者になって1問ずつ、答えはあとでとGeminiに頼んだと話す。女の子がちゃんとクイズになったかとたずね、男の子は1問ずつ出てきて、先に考えて答えられたと答える。Geminiの返事の画面。クイズの司会者ですと名のり、第1問の「いちばん小さい都道府県は?」だけを出して、答えが分かったら教えてねと書いてある。男の子が、答え合わせも地図帳で確かめたと話す。先生が、ほしい返事に合わせて頼み方を変えてみようと話す
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Geminiパスポートは、いいプロンプトの作り方についてこう言っています

この回で読むのは、小中学生のための Gemini パスポート(小4〜中3)のp.7です。

必ずしも5つの要素すべてを使用する必要はありませんが、複数の要素をいれてプロンプトを作成すると効果的です。

小中学生のための Gemini パスポート(小4〜中3) p.7(2026年4月 第2刷)

p.7では、Geminiからよい答えをもらうための頼み方を、5つの要素に分けて説明しています。5つを全部入れなくてもよく、いくつかを組み合わせると効果があるとされています。

5つの要素は、なりきってほしい人物、してほしい内容、返事の形式や語調、伝えたい状況や制約、返事の見本となる例です。

1回聞いて終わりにせず、会話のように続けて頼むこともポイントだと書かれています。はじめは、のっている例の文を、そのまま使ってみるのもよいそうです。

頼む文に、5つの要素から2つか3つを足す

Geminiに頼むときは、してほしい内容に、5つの要素から2つか3つを足して書きます。それだけで、答えがほしい形に近づきます。

まんがの男の子は、はじめに「都道府県のクイズを出して」とだけ頼みました。すると問題と答えがいっしょに出てきて、自分で考える前に答えが見えてしまいました。

5つの要素を、まんがのクイズの例で表にまとめました。

要素 書くことと、まんがの例
人物 だれになりきってほしいか
例:クイズの司会者になって
内容 何をしてほしいか
例:都道府県のクイズを出してください
形式 どんな形や話し方で答えてほしいか(形式や語調)
例:1問ずつ出してください
制約 伝えたい状況や、守ってほしいこと
例:答えは、わたしが答えてから言ってください
例 返事の見本
例:「第1問!」のように始めてください

男の子は、人物・内容・形式・制約の4つを入れて頼み直しました。すると問題が1問ずつ出てきて、自分で答えてから答え合わせができました。

勉強に使うときに役立つのが、制約です。「答えは言わないで」「4年生にも分かる言葉で」のように書くと、手伝い方を自分に合わせてもらえます。

パスポートの例では、「小学4年生の僕が」のように、自分がだれかを書いた所も人物に入っています(第13話)。だれになりきってほしいかに加えて、だれが聞いているかを書くのも、人のことを伝える書き方です。

人物になりきってもらっても、Geminiが本物の司会者や先生になるわけではありません。答えにまちがいが混ざることもあるので、地図帳や本で確かめます(第4話)。

1回で思ったとおりにならなくても、だいじょうぶです。「もう少しやさしい問題にして」のように会話を続けて、足りない要素を足していきます。

やってみよう ― 5つの要素を足して頼む手順

  1. まず、してほしいこと(内容)を1文で書きます。
  2. 5つの要素から、今回に合うものを2つか3つ選んで足します。勉強に使うときは、「答えは言わないで」のような制約が役に立ちます。
  3. 出てきた答えを読み、足りないところは会話を続けて頼み直します。答えの中身は、本や地図帳で確かめます。

プロンプトの例(そのまま使ってOK)

クイズの司会者になって、都道府県のクイズを1問ずつ出してください。答えは、わたしが答えてから言ってください。

コピーしたらGeminiにはりつけて使います。使う前に、おうちの人か先生に声をかけてくださいね。

こんなふうに変えてみましょう:「都道府県」を「星座」や「こん虫」に/「司会者」を「理科の先生」に。自分の名前や学校名は書かずに頼みます。

クイズ ― 自分で考えたいときの頼み方は、どれ?

Geminiにクイズを出してもらって、自分で考えて答えたいときの頼み方で、よいのはどれでしょう。理由も考えてみてください。

  1. 都道府県のクイズを出して
  2. 都道府県のクイズを1問ずつ出してください。答えは、わたしが答えてから言ってください。
  3. わたしの名前と学校名を書くので、わたしに合った都道府県のクイズを出してください
答えを見る

2です。形式(1問ずつ)と制約(答えはあとで)を足しているので、自分で考えてから答え合わせができます。

1は内容だけなので、答えがいっしょに出てくることがあります。3は名前や学校名を書いているので、よくありません(第7話)。

頼み方を工夫するときに気をつけること

  • 人物になりきってもらっても、答えが正しいとはかぎりません。大事なことは、本や地図帳で調べたり、大人に聞いたりして確かめます(第4話)。
  • こわい答えや変な答え、いやな言葉が出てきたら、それ以上は続けずに、近くの大人に画面を見せてください。
  • 制約や人物を書くときも、自分や友だちの名前、学校名、住所は入れません(第7話)。
  • 答えそのものより、問題やヒントを出してもらう頼み方にすると、自分の力になります(第8話)。
今回のポイント

頼む文には、してほしい内容に、5つの要素から2つか3つを足します。
勉強に使うときは「答えは言わないで」のような制約を入れ、出てきた答えは本や大人に聞いて確かめます。

参考:小中学生のための Gemini パスポート — 子どもたちが学びに使うプロンプト ライブラリ(Google for Education/2026年4月 第2刷)
https://goo.gle/gemini-student-prompt

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