第15話 じょうずな頼み方と、5つの要素
Geminiに「都道府県のクイズを出して」と頼んだら、答えまでいっしょに出てきました。どう頼めばよかったのでしょうか。
この回はGeminiパスポート p.7「いいプロンプトの作り方」の話です。
読み終わると、頼む文に入れるとよい5つの要素と、その使い方が分かります。
じょうずな頼み方の話をまんがで読む(全3ページ)
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Geminiパスポートは、いいプロンプトの作り方についてこう言っています
この回で読むのは、小中学生のための Gemini パスポート(小4〜中3)のp.7です。
必ずしも5つの要素すべてを使用する必要はありませんが、複数の要素をいれてプロンプトを作成すると効果的です。
小中学生のための Gemini パスポート(小4〜中3) p.7(2026年4月 第2刷)
p.7では、Geminiからよい答えをもらうための頼み方を、5つの要素に分けて説明しています。5つを全部入れなくてもよく、いくつかを組み合わせると効果があるとされています。
5つの要素は、なりきってほしい人物、してほしい内容、返事の形式や語調、伝えたい状況や制約、返事の見本となる例です。
1回聞いて終わりにせず、会話のように続けて頼むこともポイントだと書かれています。はじめは、のっている例の文を、そのまま使ってみるのもよいそうです。
頼む文に、5つの要素から2つか3つを足す
Geminiに頼むときは、してほしい内容に、5つの要素から2つか3つを足して書きます。それだけで、答えがほしい形に近づきます。
まんがの男の子は、はじめに「都道府県のクイズを出して」とだけ頼みました。すると問題と答えがいっしょに出てきて、自分で考える前に答えが見えてしまいました。
5つの要素を、まんがのクイズの例で表にまとめました。
| 要素 | 書くことと、まんがの例 |
|---|---|
| 人物 | だれになりきってほしいか 例:クイズの司会者になって |
| 内容 | 何をしてほしいか 例:都道府県のクイズを出してください |
| 形式 | どんな形や話し方で答えてほしいか(形式や語調) 例:1問ずつ出してください |
| 制約 | 伝えたい状況や、守ってほしいこと 例:答えは、わたしが答えてから言ってください |
| 例 | 返事の見本 例:「第1問!」のように始めてください |
男の子は、人物・内容・形式・制約の4つを入れて頼み直しました。すると問題が1問ずつ出てきて、自分で答えてから答え合わせができました。
勉強に使うときに役立つのが、制約です。「答えは言わないで」「4年生にも分かる言葉で」のように書くと、手伝い方を自分に合わせてもらえます。
パスポートの例では、「小学4年生の僕が」のように、自分がだれかを書いた所も人物に入っています(第13話)。だれになりきってほしいかに加えて、だれが聞いているかを書くのも、人のことを伝える書き方です。
人物になりきってもらっても、Geminiが本物の司会者や先生になるわけではありません。答えにまちがいが混ざることもあるので、地図帳や本で確かめます(第4話)。
1回で思ったとおりにならなくても、だいじょうぶです。「もう少しやさしい問題にして」のように会話を続けて、足りない要素を足していきます。
やってみよう ― 5つの要素を足して頼む手順
- まず、してほしいこと(内容)を1文で書きます。
- 5つの要素から、今回に合うものを2つか3つ選んで足します。勉強に使うときは、「答えは言わないで」のような制約が役に立ちます。
- 出てきた答えを読み、足りないところは会話を続けて頼み直します。答えの中身は、本や地図帳で確かめます。
プロンプトの例(そのまま使ってOK)
クイズの司会者になって、都道府県のクイズを1問ずつ出してください。答えは、わたしが答えてから言ってください。
コピーしたらGeminiにはりつけて使います。使う前に、おうちの人か先生に声をかけてくださいね。
こんなふうに変えてみましょう:「都道府県」を「星座」や「こん虫」に/「司会者」を「理科の先生」に。自分の名前や学校名は書かずに頼みます。
クイズ ― 自分で考えたいときの頼み方は、どれ?
Geminiにクイズを出してもらって、自分で考えて答えたいときの頼み方で、よいのはどれでしょう。理由も考えてみてください。
- 都道府県のクイズを出して
- 都道府県のクイズを1問ずつ出してください。答えは、わたしが答えてから言ってください。
- わたしの名前と学校名を書くので、わたしに合った都道府県のクイズを出してください
答えを見る
2です。形式(1問ずつ)と制約(答えはあとで)を足しているので、自分で考えてから答え合わせができます。
1は内容だけなので、答えがいっしょに出てくることがあります。3は名前や学校名を書いているので、よくありません(第7話)。
頼み方を工夫するときに気をつけること
- 人物になりきってもらっても、答えが正しいとはかぎりません。大事なことは、本や地図帳で調べたり、大人に聞いたりして確かめます(第4話)。
- こわい答えや変な答え、いやな言葉が出てきたら、それ以上は続けずに、近くの大人に画面を見せてください。
- 制約や人物を書くときも、自分や友だちの名前、学校名、住所は入れません(第7話)。
- 答えそのものより、問題やヒントを出してもらう頼み方にすると、自分の力になります(第8話)。
頼む文には、してほしい内容に、5つの要素から2つか3つを足します。
勉強に使うときは「答えは言わないで」のような制約を入れ、出てきた答えは本や大人に聞いて確かめます。
参考:小中学生のための Gemini パスポート — 子どもたちが学びに使うプロンプト ライブラリ(Google for Education/2026年4月 第2刷)
https://goo.gle/gemini-student-prompt
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ロボットやゲームを思いどおりに動かすところから始めて、生成AIなどの新しい技術まで学びます。考えたアイデアを企画書にまとめ、発表会で伝えるところまでをくり返しながら、自分で問いを立てて解決する力を育てます。