第19話 むずかしいことをやさしく説明してもらう
教科書の「蒸散」という言葉が分からなくてGeminiに聞いたら、もっとむずかしい言葉で返ってきました。どう頼めば、やさしく説明してもらえるのでしょうか。
この回はGeminiパスポート p.12「難しいことを分かりやすく教えてもらおう!」の話です。
読み終わると、やさしく説明してもらうコツと、分かったかどうかの確かめ方が分かります。
むずかしいことをやさしく説明してもらう話をまんがで読む(全3ページ)
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Geminiパスポートは、むずかしいことのやさしい説明についてこう言っています
この回で読むのは、小中学生のための Gemini パスポート(小4〜中3)のp.12です。
Gemini は、むずかしいことを、わかりやすい言葉で、やさしく説明してくれます。
小中学生のための Gemini パスポート(小4〜中3) p.12(2026年4月 第2刷)
p.12は、中学生向けの「使い方」の3つめです。学校や読書で知らない言葉が出てきたときに、Geminiにかみくだいて教えてもらう使い方がのっています。
プロンプト例では、中学2年生であることと、授業で習ったことを書いたうえで、中学生にも分かるように、例を交えて説明してほしいと頼んでいます。先生・保護者の方へのページでは、子どもと同じ画面をのぞきながら、教わった中身を話題にして語り合うことがすすめられています。
分かる所と学年を書いて、自分の言葉で確かめる
むずかしい言葉をやさしく説明してもらうには、学年と、分かっている所を書いて頼みます。言葉だけで聞くと、むずかしい言葉のまま説明が返ってくることがあります。
まんがの男の子は、はじめに「蒸散とは」とだけ聞いたので、「気孔」「大気中に放出」のようなむずかしい言葉で返ってきました。そこで、小学6年生であることと、根から水を吸うのは分かることを書き、たとえも頼み直しました。
やさしく説明してもらうコツを、表にまとめました。
| コツ | 書くことと、まんがの例 |
|---|---|
| 学年 | だれ向けの説明がほしいか 例:小学6年生です |
| 分かる所 | どこまで分かっていて、どこから分からないか 例:根から水を吸うのは分かりますが、蒸散が分かりません |
| たとえ | 身近なものにたとえてもらう 例:身近なものにたとえて説明してください |
| 言い直し | 説明を自分の言葉で言い直して、分かったかを確かめる 例:家の人に、蒸散を自分の言葉で説明してみる |
たとえは、似ている所だけを使った説明です。まんがの「葉っぱが汗をかく」というたとえも、全部が同じわけではありません。
たとえを聞いたら、どこが似ていて、どこがちがうのかも考えてみます。
| 比べる | 汗と蒸散 |
|---|---|
| 似ている所 | 体の中の水が、外へ出ていく |
| ちがう所 | 汗は、水のまま肌から出る 蒸散は、水が水蒸気になって、葉の小さなあな(気孔)から出ていく |
分かったかどうかは、自分の言葉で言い直してみると確かめられます。言い直せない所があれば、その所をもう一度聞きます(第17話)。
やさしい説明にもまちがいが混ざることがあるので、教科書でも確かめます(第4話)。
やってみよう ― むずかしい言葉をやさしく説明してもらう手順
- 教科書などで分からない言葉を見つけたら、どこまでは分かっているかを考えます。
- 学年と、分かっている所と、分からない言葉を書いて頼みます。「身近なものにたとえて」と足してもかまいません。
- 説明を自分の言葉で言い直して、教科書でも確かめます。言い直せない所は、もう一度聞くか、大人に聞きます。
プロンプトの例(そのまま使ってOK)
小学6年生です。根から水を吸うことは分かりますが、教科書の「蒸散」の意味が分かりません。身近なものにたとえて、やさしく説明してください。
コピーしたらGeminiにはりつけて使います。使う前に、おうちの人か先生に声をかけてくださいね。
こんなふうに変えてみましょう:「蒸散」を「光合成」や「てこ」に/「小学6年生」を自分の学年に。名前や学校名は書かずに聞きます。
クイズ ― 分かったかどうかを確かめる方法は、どれ?
Geminiにやさしく説明してもらったあと、分かったかどうかを確かめる方法として、よいのはどれでしょう。理由も考えてみてください。
- やさしい説明を読んだら、それで分かったことにする
- 自分の言葉で言い直してみて、教科書でも確かめる
- たとえが全部正しいと思って、そのまま覚える
答えを見る
2です。自分の言葉で言い直すと、分かった所と分からない所がはっきりします。
教科書でも確かめているので安心です。
1は、本当に分かったかどうかが分かりません。3は、たとえは似ている所だけなので、ちがう所まで同じだと覚えてしまうことがあります。
やさしく説明してもらうときに気をつけること
- やさしい説明でも、まちがいが混ざることがあります。教科書や本で確かめます(第4話)。
- こわい答えや変な答え、いやな言葉が出てきたら、それ以上は続けずに、近くの大人に画面を見せてください。
- 学年は書いてかまいませんが、名前や学校名、住所は書きません(第7話)。
- 宿題の答えをまるごと作ってもらうのではなく、分からない言葉の意味を知るのに使います(第8話)。
むずかしい言葉は、学年と分かっている所を書いて、やさしく説明してもらいます。
たとえは似ている所だけなので、自分の言葉で言い直して、教科書でも確かめます。
参考:小中学生のための Gemini パスポート — 子どもたちが学びに使うプロンプト ライブラリ(Google for Education/2026年4月 第2刷)
https://goo.gle/gemini-student-prompt
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正解のない学びで、「使う側」から「つくる側」へ。
ロボットやゲームを思いどおりに動かすところから始めて、生成AIなどの新しい技術まで学びます。考えたアイデアを企画書にまとめ、発表会で伝えるところまでをくり返しながら、自分で問いを立てて解決する力を育てます。