DXに関する資格のおすすめ11選!資格の必要性や習得難易度について解説。

DXに関する資格のおすすめ11選!資格の必要性や習得難易度について解説

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だーだい
フリーランスWebライター兼Web製作者。Webライターとしてガジェットメディアやプログラミングに関する記事を執筆する傍ら、LP制作とWordPressの改修案件もこなしつつ、活動しています。 profile

DXに資格は必要なのか?

DX推進において資格は必ずしも必要ではありません。しかし、資格を取得することでITに関する知識やデジタルスキルが身に付くのでDX推進に役立ちます。

DX推進には資格だけでなく実務経験や継続的な学習、既存の仕組みにITを取り入れて構造を変える革新的なアイデアなどが求められます。また、テクノロジーの進化を追いつつ、最新のトレンドを学ぶことも資格と同じく大切です。

したがって、DXに関する資格を持つことは有益ですが、DXを推進する上で必須というわけではありません。

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DXに役立つ資格一覧|概要と習得難易度を解説

デジタルトランスフォーメーション(DX)検定

DX検定は、デジタルトランスフォーメーション(DX)の基本知識や実践能力を測る資格試験です。[1]この検定は、DXの推進に関わる企業や個人がデジタル技術や関連戦略を理解し、実践する能力を証明するために設計されています。

試験内容はデジタル技術の基礎から企業におけるDXの実施方法、法規制に至るまで多岐にわたります。

合格者はDXプロジェクトの管理、企画、運営に関する専門性を証明でき、企業内でのキャリアアップや業務の効率化、イノベーション推進に貢献できます。この資格は中級レベルで、実務経験者も学習が必要とされる難易度を有しています。

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AWS認定資格

AWS認定資格はアマゾンウェブサービス(AWS)に関する専門知識と技術を証明するための資格です。[2]クラウドコンピューティングの基礎からAWS特有のサービスやアーキテクチャ、セキュリティ対策に至るまで幅広い知識を要求します。

AWS認定資格の取得はクラウド技術を活用したデジタルトランスフォーメーションの推進や、クラウドベースのソリューション開発に関する高度なスキルの証明に役立ちます。特に、AWSを用いたシステム設計や運用、セキュリティ管理などに関わる技術者にとっては必須の資格と言えます。

資格の難易度は基本レベルから専門的なレベルまで様々で、幅広い認定が存在します。企業においては、AWS認定資格を持つ従業員がクラウドサービスの導入や運用において重要な役割を果たします。この資格は、デジタルトランスフォーメーションを実現する上での技術的基盤を築くのに役立ちます。

Python3エンジニア認定試験

Python3エンジニア認定試験は、Pythonプログラミング言語の知識と技能を証明するための試験です。[3]Python言語の基本から応用に至るまでをカバーし、プログラミングスキルを証明することを目的としています。

Pythonはデータ分析や機械学習、Web開発などさまざまな分野で広く使用されているのが特徴。DX推進にも関連性の高いプログラミング言語です。

Python3エンジニア認定試験の難易度は比較的高く、広範な知識と実践経験が求められます。デジタル化が進む現代において、Pythonのスキルは多くの企業にとって重要であり、この資格は専門性を証明する上で非常に有効です。

AI実装検定

AI実装検定は人工知能(AI)の基礎知識と実装能力を認定する資格試験です。[4]AIの基本原理や機械学習、ディープラーニング、AIシステムの実装方法などを広範囲に渡って評価します。

AI実装検定を取得することで、AI技術の基本的理解と実践スキルを有することを証明できます。特にAIを活用したビジネスモデル開発や業務効率化に携わる職種において重要です。

難易度は比較的高く、深い理解と実践経験が求められます。合格するとAIプロジェクトの企画や開発、運用において重要な役割を果たす能力を証明することが可能です。

ITストラテジスト試験

ITストラテジスト試験は、ITを活用したビジネス戦略の策定と実行能力を認定する国家資格です。[5]IT技術の基礎知識やシステム企画・開発、ビジネスとITの統合に関する総合的な知識が評価されます。

難易度は中・上級レベルで、ビジネスとITの両方に関する深い知識が求められます。資格取得者はITを活用したビジネス改革や、組織変革の専門家として活躍できます。DXを推進する上での重要な意思決定者や企画者として、企業内外で高く評価される可能性があります。

また、ITストラテジスト試験に合格することで、ITストラテジストとして活動することも可能。ITストラテジストはデジタル化を推進し、企業のイノベーションや効率化を牽引する重要な戦略家としての役割を担います。

ITコーディネータ試験

ITコーディネータ試験はビジネスとITの間の橋渡し役としてのスキルを認定する資格です。[6]この試験ではビジネスニーズの理解やIT戦略の立案、プロジェクトマネジメントなどITを活用した経営支援に関する知識と技能が評価されます。

ITコーディネータの役割はビジネスの要件を正確に捉え、適切なITソリューションを提供することで企業のDXを支援することです。また、異なる部門や外部ベンダーとの調整役としても活躍し、高いコミュニケーション能力が求められます。

試験の難易度は中級レベルで、実務経験と幅広い知識が必要です。合格者は企業内でのIT戦略立案やプロジェクト推進において中心的な役割を果たし、組織全体のDX推進に貢献します。

ITパスポート

ITパスポート試験はITの基本知識を身につけるための国家資格です。[7]情報技術の基礎やデジタル社会の理解、ITを活用したビジネスの基本などを幅広くカバーし、ITに関する基本的な知識の習得を目的としています。

ITパスポートの取得はITの基礎知識を持っていることを証明し、企業内でのDX推進に役立ちます。特にITを利用する全てのビジネスパーソンにとって、デジタル化の基本を理解するための良いスタート地点となります。

試験の難易度は比較的低く、IT業界の新入りや非IT職のビジネスパーソンにぴったり。デジタル化に対応するための基本的な知識とスキルを身につけるために重要な資格であり、企業におけるDXの基礎となるIT知識の普及に寄与します。

また、デジタル化された社会でのキャリア形成においても、ITパスポートを持つことは有益です。デジタル時代に必要な基本的なIT知識を提供し、幅広い分野で活躍するための土台を築くのに役立ちます。

プロジェクトマネージャ試験

プロジェクトマネージャ試験はプロジェクトの計画や実行、管理に関する専門知識を認定する国家資格です。[8]この試験ではプロジェクトマネジメントの理論や手法、ツールに関する深い知識が評価されます。

合格者は複雑なプロジェクトを効率的に管理し、成功に導く能力を持っていることが証明されます。特に、ITプロジェクトやDX関連のプロジェクトで大きな価値を持ちます。

プロジェクトマネージャ試験の難易度は高く、実務経験と共にプロジェクトマネジメントに関する深い知識が求められます。資格取得者はDX推進におけるプロジェクト管理の専門家として、企業内外でリーダーシップを発揮できることが期待できます。

データベーススペシャリスト試験

データベーススペシャリスト試験はデータベースの設計や構築、運用に関する専門知識を認定する国家資格です。[9]この試験ではデータモデリングやデータベース管理、SQL言語などに関する深い知識が求められます。

本資格を取得することでデータベース技術における高度な専門性を持つことを証明できるのが特徴。データ主導のビジネス戦略やデータ分析を活用した意思決定プロセスなど、DXの推進において大きな価値を持ちます。

合格率は10%台後半と低く、多くの受験者は中堅以上の経験を持つエンジニアであることから難易度の高い資格だということが伺えます。

データが企業経営の中心的な役割を果たす現代において、データベース技術を専門とするデータベーススペシャリストは重要な役割を担います。

基本情報技術者試験

基本情報技術者試験は、情報技術の広範な知識と技能を証明する国家資格です。[10]この試験はソフトウェア開発やシステム設計、ネットワーク構築といったIT分野の基礎から応用に至るまでを網羅しています。

本試験に合格すると、情報技術者としての広範な知識と技能を証明できるのが特徴。特にIT技術の基礎知識が不可欠であるDX推進において、この資格の有用性は高いと言えます。

基本情報技術者試験の難易度は、情報処理技術に関する試験のなかでも基礎的な「レベル2」に該当します。本資格はデジタル時代における企業のIT戦略を実現する上で重要な役割を担い、IT分野でのキャリアアップを目指す人にとっても必要性の高い資格のひとつです。

DX推進アドバイザー認定試験

DX推進アドバイザー認定試験は、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を効果的に進める専門知識とスキルを評価するための試験です。[11]デジタル技術の選定や導入計画の策定、変革プロセスの管理などDX推進に必要な幅広い知識を問います。

試験合格者は企業のデジタル戦略を具体化し、ビジネスプロセスや組織文化の変革を支援する能力を有していることが認められます。

DX推進アドバイザー認定試験の難易度は高く、デジタル技術や経営戦略、変革管理に関する広範な知識が要求されます。これらの知識を習得するためには、専門的な教育プログラムの受講や、実務での経験積み重ねが必要です。

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資格以外でDXに関して学ぶ方法

DXに関する書籍を活用する

DXに関する知識を身につけるために、専門書籍を読む方法が効果的です。書籍は、DXの基本的な概念から実践的なアプローチまで、幅広い知識を深く理解するのに役立ちます。

また、具体的な事例や理論が体系的にまとめられており、自分のペースで学べるという利点があります。

書籍を利用することはDXに関する包括的な知識を習得し、理解を深めるうえで有効な手段です。

オンライン講座を活用する

オンライン講座は場所を選ばずDXに関して学習できるのが特徴。専門家から直接学ぶことで、理論だけでなく実践的なスキルも身につけられます。

たとえば、SchooやUdemyなどのオンライン講座では、DXの基本知識から実践的な応用技術までさまざまな内容がカバーされています。これらはインタラクティブな学習体験を提供し、現実のビジネス環境に即した学習が可能です。

オンライン講座は実務に直結するスキルや最新の情報を手軽に学習できるため、DXに関する知識の習得において効果的です。

企業のDX研修を活用する

企業が実施しているDX研修を活用することで、DXを推進するうえで必要な知識とスキルを体系的に学習できます。企業研修は名前の通り企業向けなので、社員の中からDX人材を育成したいときに最適です。

企業研修を受講することで、デジタル技術や戦略に関する知識を深め、専門性を高めることが可能。研修を通じて新たなアイデアを生み出し、業務プロセスの改善や効率化の促進が期待できます。

たとえば、CodeCampのDX社員研修ではDXの基礎知識と実践講座はもちろん、進捗を管理できるツールを導入したり進捗に応じたチアリングを実施することで、確実に学習内容を習得できる仕組みが整っています。

 企業単位でDX人材の育成を考えている方は、企業研修も選択肢として検討することがおすすめです。

References

  1. ^ DX検定. 「DX検定™(ITBT(R)検定)とは?」. https://www.nextet.net/kentei/test/aboutitbt.html, (参照 2024-01-17).
  2. ^ AWS. 「AWS 認定」. https://aws.amazon.com/jp/certification/, (参照 2024-01-17).
  3. ^ オデッセイコミュニケーションズ. 「Python 3 エンジニア認定基礎試験」. https://cbt.odyssey-com.co.jp/pythonic-exam/python3basic.html, (参照 2024-01-17).
  4. ^ AI実装検定. https://kentei.ai/, (参照 2024-01-17).
  5. ^独立行政法人 情報処理推進機構(ipa). 「ITストラテジスト試験」. https://www.ipa.go.jp/shiken/kubun/st.html, (参照 2024-01-17).
  6. ^ ITC資格取得サイト. 「ITコーディネータ試験」. https://itc-shikaku.itc.or.jp/exam/, (参照 2024-01-17).
  7. ^ Iパス. 「ITパスポート試験」. https://www3.jitec.ipa.go.jp/JitesCbt/index.html, (参照 2024-01-17).
  8. ^独立行政法人 情報処理推進機構(ipa). 「プロジェクトマネージャー試験」. https://www.ipa.go.jp/shiken/kubun/pm.html, (参照 2024-01-17).
  9. ^ 独立行政法人 情報処理推進機構(ipa). 「データベーススペシャリスト試験」. https://www.ipa.go.jp/shiken/kubun/db.html, (参照 2024-01-17).
  10. ^ 独立行政法人 情報処理推進機構(ipa). 「基本情報技術者試験」. https://www.ipa.go.jp/shiken/kubun/fe.html, (参照 2024-01-17).
  11. ^ 全日本情報学習振興協会. 「DX推進アドバイザー認定試験」. https://www.joho-gakushu.or.jp/dx/dxa/, (参照 2024-01-17).
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