パナソニック デジタル株式会社は2026年3月、生成AI環境の構築から運用・保守、および利活用促進までを一気通貫して支援する「生成AI活用支援サービス」の提供を開始しました。
パナソニック デジタルの生成AI活用支援サービスが提供開始
企業における生成AI活用の期待が高まる一方で、情報漏えいや誤情報生成への不安といったガバナンス面の課題に加え、人材・ノウハウ不足によって導入に踏み切れないケースが多く見られます。投資対効果(ROI)が見えにくく、全社展開に踏み切れないといった構造的な壁も顕在化しており、導入後の定着と継続的な価値創出を見据えた支援体制が求められている状況です。
パナソニック デジタルでは、自社の生成AI社内活用プロジェクトを通じて、業務効率化(時間創出)と価値創造への業務シフトを実現してきました。プロジェクト推進の過程で蓄積された、課題解決のノウハウを体系化し、外部企業向けに「生成AI活用支援サービス」として展開する形です。
選択可能な2つのサービスメニュー
本サービスは、計画立案・構築支援から定着支援まで一貫した生成AI活用促進を支援しており、条件に応じて2つのメニューから選択できます。自社開発の実践知に基づく独自のノウハウをもとに、利用者の要望を踏まえた最適な構成を提案する仕組みで、主な特長は次の4点です。
- 要件定義から運用保守まで一貫支援
- クラウドLLM・ローカルLLMの選択が可能
- AI技術者による伴走型の定着化支援
- 業務テンプレートと自走化支援の提供
「生成AI環境構築支援サービス」は、要件定義・環境構築・自走化・運用保守の4つの柱で、トータル支援を行い、セキュリティ範囲に応じた環境選択にも対応しています。「Copilot活用推進支援サービス」は、プロジェクト運営支援・伴走支援・プロンプトジェネレーターの3つの柱を軸に、立ち上げから定着化施策まで、AI技術者がサポートする構成です。
生成AI活用支援サービスの概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 提供企業 | パナソニック デジタル株式会社 |
| 提供開始 | 2026年3月 |
| 対象 | 生成AI導入を検討する企業 |
| サービス① | 生成AI環境構築支援サービス |
| サービス② | Copilot活用推進支援サービス |
| 支援範囲 | 要件定義から保守・活用定着まで |
| 環境選択 | クラウドLLM・ローカルLLM |
| 今後の展望 | RAG対応・エージェント設計・実装支援 |
trends編集部の一言
生成AIの導入支援サービスは増えていますが、環境構築だけではなく「活用の定着」まで踏み込んでいる点が実務目線で気になりました。自分自身もノーコードツールや生成AIを業務に取り入れる中で、ツールを入れた直後は盛り上がるものの数か月後には一部のメンバーしか使わなくなるという経験があり、定着フェーズの設計こそが最大の壁だと感じています。
2つのメニューから選べる構成は、すでにCopilotを導入済みだが活用が進まないケースと、これからゼロベースで環境を整えたいケースの両方に対応できる点が実用的です。社内でAI活用の旗振りを任されている企画・情シス担当者にとって、自走化支援やプロンプトジェネレーターといった仕組みは検討材料になりそうだと感じました。
References
- ^ PR TIMES. 「「生成AI活用支援サービス」生成AI導入の要件定義から保守、活用促進までワンストップで提供開始 | パナソニック デジタル株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000010.000177871.html, (参照 26-04-21).
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