アジアクエスト株式会社は、AI導入を検討する企業向けに、AI実証検証(PoC)の標準パッケージ「AI-PoC Standard」の提供を開始しました。
「AI-PoC Standard」が提供するユースケースメニュー
「AI-PoC Standard」は、業務課題に応じたユースケースメニューを用意するセミオーダー形式を採用しています。事前にベースとなるメニューを選択する設計により、スピード感のある実装が実現します。
現在、第1弾として「Data Lake Builder」「FAQ Builder」の2メニューを提供開始し、追って「Proposal Base」「For Sales」をリリース予定です。今後はさらに「Convert & Entry」「Slide Maker」「Voice Classifier」など、全5メニューへ順次拡大を予定しています。
各メニューの対象と内容は次の通りです。
- Data Lake Builder:SFAデータを活用した失注要因ふりかえりダッシュボードや定例レポートの作成工数ゼロ化などを実証。製造業・小売業・商社などデータ量はあるが活用できていない企業向け
- FAQ Builder:社内ヘルプデスクのTier 1対応自動化や暗黙知のFAQ化を実現。情報システム部門を持つ中〜大企業、製造・建設・医療など専門知識が属人化しやすい業界向け
- Proposal Base:提案書・技術資料を構造化し、営業担当者が過去の勝ちパターンを瞬時に検索・再利用できる環境を構築。SIer・コンサル・不動産・保険など提案資産が蓄積されやすい業界向け
- For Sales:商談メモ・議事録からSFAへの案件項目を自動更新し、営業の「SFA入力負荷」を解消。SFA運用が定着しているIT・通信・金融・人材業界など向け
最終成果物として、稼働するAI実証検証(PoC)環境、評価レポート(LLM-as-a-Judge定量評価含む)、本番展開に向けた見積書の3点を提供します。
AI-PoC Standardが低コスト・短期間を実現する2つの構造的強み
アジアクエスト株式会社が低価格および短期間でAI実証検証(PoC)を提供できる背景には、2つの構造的な強みがあります。
1つ目は、AI駆動開発による超高速デリバリーです。従来の保守的な工数見積もりを廃止し、生成AI・LLMを活用した開発プロセスを全社標準として導入しています。全PMおよびアーキテクトがAI駆動開発を標準スキルとして習得しており、AIシステム開発のスピードと品質を両立しました。
2つ目は、知財(IP)分離設計による継続的なコスト優位性です。RAGフレームワークやエージェント基盤、評価基盤は、アジアクエスト株式会社側で保有・蓄積し、顧客には業務フロー・プロンプト・データ加工ロジックなど固有部分のみを納品物として提供します。蓄積した技術資産を各プロジェクトに適用することによって、スクラッチ開発のコストを排除する設計です。
基盤を自社側に蓄積しつつ、顧客固有部分だけを納品するIP分離設計についても、継続的なコスト優位性を維持する仕組みとして注目されます。
「AI-PoC Standard」サービス概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 提供企業 | アジアクエスト株式会社 |
| サービス名 | AI-PoC Standard |
| カテゴリ | AI実証検証(PoC)の標準パッケージ |
| 料金 | 2,000,000円(税別) |
| 期間 | 約5週間 |
| 提供形態 | 準委任契約(履行割合型) |
| 提供メニュー(第1弾) | Data Lake Builder、FAQ Builder(2メニュー) |
| 最終成果物 | 稼働するAI実証検証(PoC)環境、評価レポート(LLM-as-a-Judge定量評価含む)、本番展開に向けた見積書 |
| 代表者 | 代表取締役会長CEO桃井 純氏 |
| 所在地 | 〒112-0004 東京都文京区後楽2丁目6−1 住友不動産飯田橋ファーストタワー 27F |
| URL | https://www.asia-quest.jp |
trends編集部の一言
「AI実証検証(PoC)に数百万円かけたのに、結局現場で使われなかった」という声が業種を問わず後を絶ちません。市場相場が数百万円からとされるPoC費用を半額・約5週間に抑えた設計は、ROI審査が厳しくなる経営環境のなかで、意思決定を後押しする材料になりそうです。
AI導入支援市場全体では、「検証フェーズの費用対効果が見えにくい」という構造的な課題が依然として語られており、導入企業の経営判断を遅らせる要因として広く認識されています。マーケティング業界の文脈に置き換えると、施策検証に投じたコストが現場活用に結びつかないまま終わるケースは珍しくなく、「検証が目的」ではなく「現場で使えることが前提」という設計思想は、業種を超えて共感を呼ぶ考え方と言えるでしょう。RAGフレームワークや評価基盤を自社側に蓄積しつつ、顧客固有部分だけを納品するIP分離設計は、同種サービスでは個別スクラッチ開発が主流なAI受託市場において、継続的なコスト優位を構造化する試みとして注目されます。
References
- ^ PR TIMES. 「投資対効果を明確にする定額開発200万円/約5週間 AI実証検証(PoC)の新標準パッケージを提供開始 | アジアクエスト株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000207.000019319.html, (参照 26-06-19).
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