株式会社ノーコードソリューションズは、Microsoft 365のエージェント型AI「Copilot Cowork」の導入支援・活用研修サービスを2026年7月1日より提供開始すると発表しました。
Copilot Coworkが示す業務自動化の転換点
Copilot Coworkは、OutlookやTeams、Word、Excelといった主要アプリとカレンダーなどMicrosoft 365全体を横断するエージェント型AIです。数時間から数日かかる複数ステップの仕事を自律的に計画・実行します。
従来のチャット型Copilotが下書きや提案を返すのに対し、Copilot Coworkは「やり切った成果物」を返す点が大きく異なります。セキュリティ上の理由で外部の生成AIを業務に使えず、Microsoft 365の中だけで仕事をしてきた企業にとって、社内のデータを外に出さないままAIに仕事そのものを任せられるようになる転換点です。
Frontierプレビュー段階でFortune 500の過半が利用するなど急速に広がり、2026年6月に全世界での一般提供(GA)が始まりました。
一方で、導入の現場では「何を任せていいか決められない」「Microsoft 365 CopilotのライセンスにCopilot Creditsの従量課金が加わりコストが読みにくい」「エージェントが社内メールやファイルにアクセスして動くため権限・コンプライアンスの設計を後回しにできない」といった壁が起きやすいのが実情でした。差がつくのはツールを入れたかどうかではなく、何をどう任せるかを決めたかどうかです。本サービスが目指すのは、その判断を組織として整える支援です。
導入設計から定着まで全4フェーズで伴走
サービスが目指すのは、使い方の説明ではなく、組織でCopilot Coworkの運用が回り、コストとセキュリティを管理できる状態への到達だと位置づけています。支援内容は、以下の通りです。
- 委任シナリオ設計:業務を棚卸しし、定期レポートや日程調整など任せて完了させる業務を見極める
- コスト設計・クレジット管理:Copilot Creditsの消費見積もりと運用ルールを策定する
- セキュリティ・ガバナンス:データアクセス範囲・権限・利用ガイドラインを整備する
- 活用研修:長時間タスクの指示の出し方や結果のレビュー方法を演習で身につける
進め方は全4フェーズの伴走型で、現状把握と委任シナリオ設計から始まり、コスト設計・セキュリティ設定、活用研修、定着と全社展開プランへと続きます。内容は完全カスタマイズで、人数や日程、回数は体制に合わせて調整可能です。
研修部分については、人材開発支援助成金などの対象となる場合があり、申請可否の確認から設計まで支援します。提供体制の強みは、京都大学でAIを学んだメンバーが最先端技術を検証する研究チームと、現場での導入を重ねてきた実務チームの掛け合わせです。設計から研修の登壇までをこの体制で担当します。
ノーコードソリューションズの生成AI研修実績
ノーコードソリューションズはこれまでにも、Microsoft 365 Copilotや生成AIを組織に定着させる研修を重ねてきました。代表的な事例は次の通りです。
- 中小製造業(Microsoft 365 Copilot研修):費用の75%の助成を受けながら、2時間×全5日間・5名で実施。Power Automateまで使いこなせる状態に
- 人材紹介業の上場企業(Claude Code研修):費用の60%の助成を受けながら、2時間×全5日間・10名で実施。APIキー管理から社内データ権限設計まで対応
- 一般社団法人(Dify研修):8時間×2日・40名でRAG精度改善からAIエージェント制作・内製化まで実施
いずれの事例も、コストやセキュリティを管理しながら、組織で実際に運用が回る状態まで設計してきた取り組みです。Copilot Coworkの導入支援にも、この進め方を活かします。
「Copilot Cowork」導入支援サービスの概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 提供企業 | 株式会社ノーコードソリューションズ |
| 所在地 | 京都府京都市下京区 |
| 代表取締役 | 仙入 功樹氏 |
| サービス名 | 「Copilot Cowork」の導入支援・活用研修サービス |
| 提供開始日 | 2026年7月1日 |
| 対象 | 利用にはユーザーごとにMicrosoft 365 Copilotのライセンスが必要 |
| 支援内容 | 委任シナリオ設計・コスト設計・セキュリティ整備・活用研修(全4フェーズ) |
| 提供形態 | オンライン中心の伴走型・完全カスタマイズ |
| 料金 | 要件に応じて個別見積もり(無料相談あり) |
| 備考 | Copilot Coworkの実行分はCopilot Creditsによる従量課金 |
trends編集部の一言
Frontierプレビュー段階でFortune 500の過半が利用したという事実は、エージェント型AIの浸透速度の速さを改めて示しています。マーケティングの現場でも、定期レポートの作成や複数部署からのデータ収集といった「数時間から数日」かかる反復作業は珍しくありません。
「下書きを返す」段階から「やり切った成果物を返す」段階への移行は、業種を問わず大きな変化として受け止められてきました。マーケティング業界の文脈に置き換えると、「ツールを導入した」ことと「組織で運用が回っている」ことの間には、想像以上の距離があると言えるでしょう。AI活用を検討する組織が増えるなか、導入設計とガバナンスを一体で扱う動きは、業界全体の流れとしても注目される取り組みです。
References
- ^ PR TIMES. 「ノーコードソリューションズ、Microsoft 365のエージェント型AI「Copilot Cowork」の導入支援・活用研修サービスを提供開始 | 株式会社ノーコードソリューションズのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000008.000179817.html, (参照 26-07-02).
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