ジャガーノートが警備業向けDXソリューション「KOMAINU」に自動監視機能をリリース
株式会社ジャガーノートは2025年9月8日、警備業向けDXソリューションプラットフォーム「KOMAINU」において、新たに「自動監視機能」をリリースした。従来の警備業界では隊員の出動報告や上下番の連絡を電話で管理しており、ホワイトボードと電話連絡による管制では遅刻をすぐに把握することが困難で、顧客からのクレームや別の隊員の報告でようやく気づくケースが少なくなかった
今回リリースされた自動監視機能では、遅刻している隊員を自動的に抽出して警告し、遅延者を一覧化する仕組みを導入している。さらに出動・上番予定の隊員を時間順にリストアップし、情報をリアルタイムで自動更新することで、管理者は「今、最も注意すべき隊員」と「次に控える隊員」の両方を即座に把握できるようになった。
遅延者の状態は「未対応／対応中／対応済／交代要員」で管理可能なため、対応状況の抜け漏れによる担当者間の連携ミスを防ぐことができる。また、スマホアプリを利用していない隊員にも対応しており、管理者は出動時間や上番・下番をワンクリックで打刻入力でき、複数現場の中止連絡もこの画面から即時に実行可能だ。
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KOMAINUの自動監視機能詳細
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 遅延者管理 | 自動抽出・一覧表示、警告音での注意喚起 |
| 出動予定管理 | 時間順リストアップ、リアルタイム自動更新 |
| 状態管理 | 未対応／対応中／対応済／交代要員の4段階 |
| 手動対応 | ワンクリック打刻入力、複数現場の中止連絡対応 |
| 対象ユーザー | スマホアプリ利用者、ガラケーユーザーの両方 |
| 導入実績 | 直近2年で120社以上、利用継続率99％以上 |
trends編集部の一言
KOMAINUの自動監視機能は、警備業界が長年抱えてきたアナログ管理による課題を根本的に解決する機能といえる。特に遅刻の早期発見と代替要員確保のスピード化は、顧客からの信頼維持と現場運営の安定化に直結するため、警備会社にとって極めて価値の高いソリューションだろう。
スマホアプリ未対応のガラケーユーザーにも配慮した柔軟な運用体制により、DX導入に躊躇していた企業でも円滑な移行が可能になる点は特筆すべきメリットである。利用継続率99％以上という実績が示すように、実際の現場ニーズに応えた実用性の高いシステムとして、警備業界のデジタル化推進に大きく貢献するはずだ。
References
- ^ PR TIMES. 「【警備業DX】「KOMAINU」アナログ管理から解放。遅延者を即時表示、次の出動もリアルタイム監視できる自動監視機能をリリース | 株式会社ジャガーノートのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000087940.html, (参照 25-09-09).
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