株式会社ルクレは、建設DXプラットフォーム「蔵衛門」に、安全パトロール特化の新機能「蔵衛門パトロール」の提供を開始しました。
蔵衛門パトロールが解消する安全管理の3つの課題
建設現場では、パトロールの指摘内容が紙・Excel・口頭で管理され、是正確認が曖昧なまま終わるケースが多くありました。映像による記録がないため、事故発生後の状況把握も困難です。
安全情報が属人化したまま組織全体に活かされないという課題が続いてきました。「蔵衛門パトロール」は、こうした現場の構造的な課題に対応するために開発されたサービスです。
主な機能は次の3点です。
- 危険検知AIによる不安全行動の自動検知(夏頃リリース予定)
- パトロール映像の蔵衛門クラウドへの一元管理
- デスクからの危険箇所確認・報告書作成の一括処理
「危険検知AI」は、ウェアラブルカメラの映像をAIが解析し、不安全行動や危険な状況を自動で検知します。将来的には、装着して歩くだけでアラート通知から是正指示までを自動化する運用を目指しており、夏頃のリリースが予定されています。
映像は、クラウドへ自動で送信される仕組みです。管理者はパトロール後にデスクから録画データを呼び出して、報告書作成まで完結できます。
現場スタッフは、アカウント登録が不要で、QRコードを読み込むだけでパトロールを開始できます。元請・協力会社を問わず、誰でもすぐに利用でき、現場への定着をスムーズに実現する設計です。
蔵衛門パトロールの概要および提供企業情報
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 提供企業 | 株式会社ルクレ |
| 対象サービス | 蔵衛門パトロール(建設DXプラットフォーム「蔵衛門」の新機能) |
| 主な機能 | 危険検知AI(夏頃リリース予定) パトロール映像のクラウド一元管理 報告書作成のデスク完結 |
| 重量 | 約160g(バッテリー含む) |
| 有効画素数 | 最大400万画素 |
| 手ブレ補正 | EIS電子手ブレ補正 |
| 防塵・防水 | IP67規格(防水IPX7・防塵IP6X) |
| 動作温度 | -10℃~40℃ |
| 動作時間 | 最大11時間 |
| 通信 | SIM内蔵 / Wi-Fi |
| データ保存 | クラウドへ保存・30日間保存 |
| 設立 | 1995年9月20日 |
| 本社 | 東京都港区 |
| コーポレートサイト | https://lecre.jp |
trends編集部の一言
「100万現場」という導入規模は、建設DX領域における「蔵衛門」の浸透度を如実に示しています。建設DX領域では、複数ツールにまたがる情報が分断されたまま管理される状況が業界横断的な課題として指摘されてきました。「写真と映像のツール分断が形骸化の主因」という問題意識は、建設業界に限らず業界横断で共感を呼ぶ構造的な課題ではないでしょうか。
「装着するだけでAIが危険を検知する」という設計は、現場スタッフの行動変容を最小限に抑えながらDXを推進するアプローチとして注目されます。マーケティング業界の文脈に置き換えると、ツールの習熟コストを下げながら記録・分析の品質を引き上げる仕組みへの需要は高く、同種サービスでも導入負荷を下げる設計思想への関心が高まっているのではないでしょうか。危険検知AIの夏頃リリースを含め、今後の機能拡張の動向が注目されます。
References
- ^ PR TIMES. 「品質も安全も「蔵衛門」で管理。安全パトロールAI機能を提供開始 | 株式会社ルクレのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000170.000001288.html, (参照 26-06-13).
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