株式会社アジラは、大分を代表する大規模複合商業施設「パークプレイス大分」にAI警備システム「AI Security asilla」を正式導入しました。
AI Security asillaの導入背景:警備人材不足と大規模施設の課題
警備人材の不足が深刻化する中、多くの人が集まる施設では、限られた人員でも安全性を維持できる環境の整備が急務となっていました。特に大規模商業施設では、エリアが広がるほど人の目が届きにくい死角が生まれやすく、テクノロジーを活用した安全対策への関心が高まってきました。
パークプレイス大分は、約160の専門店やシネマコンプレックス、アミューズメント施設、飲食店などが集まる複合商業施設です。2002年の開業以来、県内外から多くの来場者が訪れ、子どもから高齢者まで幅広い世代に親しまれています。多くの方が日常的に利用する施設だからこそ、安全管理体制のさらなる強化が求められていました。
こうした背景から、株式会社アジラの「AI Security asilla」を導入し、AI映像解析を活用した安全・安心と快適な環境づくりへの取り組みを開始しました。既存の防犯カメラをそのまま活かしながら、施設の安全性を向上できる点について、新たな設備投資を抑えられるAI映像解析への関心が高まっています。
AI Security asillaによる3つの取り組み
今回の取り組みで導入された「AI Security asilla」は、主に3つの領域で施設の安全管理を支援します。主な特徴は次の3点です。
- 来場者の安全・安心の確保:長時間滞留や喧嘩・暴力行為などの迷惑行為・不審行動や侵入をリアルタイム検知
- 支援が必要な方への見守り:転倒・ふらつきを検知し早期対応を支援
- 施設全体の管理・運営の支援:混雑状況の可視化と警備員の効率的な配置を促進
施設内での長時間滞留や喧嘩・暴力行為などの迷惑行為・不審行動をAIが検知し、警備員にリアルタイムで通知します。閉館後や立入禁止区域への侵入も即時に検知できます。
また、転倒やふらつきを検知することで体調不良の方への早期対応を支援し、子どもから高齢者まで幅広い世代が集まる施設ならではの見守り体制が整えられました。混雑状況の可視化によって、来場者の快適性向上と警備員の効率的な配置の両立も図られています。
AI Security asilla導入施設の概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 導入施設 | パークプレイス大分(大分県大分市公園通り西2-1) |
| 施設管理会社 | 株式会社サン・ライフ(福岡市博多区) |
| 施設管理会社代表 | 代表取締役社長 川﨑哲平氏 |
| 導入システム | AI Security asilla |
| 開業年 | 2002年 |
| 専門店数 | 約160 |
| 主な検知対象 | 迷惑行為・不審行動・転倒・侵入・混雑・体調不良など |
| 開発元 | 株式会社アジラ(東京都町田市中町一丁目4-2) |
| 代表 | 代表取締役CEO 尾上剛氏 |
trends編集部の一言
約160店舗が集まる大規模施設に対して、既存カメラをそのまま活用するかたちでAI映像解析を導入した点は、コスト面での現実解として注目される事例です。業界全体としては、警備人材の採用難を受けてカメラ映像のAI活用が各種施設で広がっており、今回の取り組みはその流れを示す一例といえます。
マーケティング業界の文脈に置き換えると、来客導線や混雑状況の可視化データが来場者体験の改善にも活用できる設計は、セキュリティ部門にとどまらず運営全体の意思決定を支える可能性を持っています。施設DXにおける安全管理とデータ活用の融合という観点は、今後の同種施設における取り組みの動向としても注目される視点です。
References
- ^ PR TIMES. 「大分を代表する大規模複合商業施設「パークプレイス大分」に「AI Security asilla」を正式導入 | 株式会社アジラのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000336.000043312.html, (参照 26-06-11).
