SWITCHBOT株式会社は、対応カメラにAI解析とクラウド保存機能を追加できるサブスクリプションサービス「AIガードプラン」の提供を開始しました。
AIガードプラン プレミアムの機能
上位プランの「AIガードプラン プレミアム」では、AI(VLM)による高度な映像解析が利用できます。
従来の「動体を検知しました」という通知にとどまらず、「何が起きたか」を言葉で伝える「AI通知」、録画映像をテキストで探せる「AI映像検索」、1日の出来事を整理してレポート表示する「AIまとめ」の3機能が用意されました。さらに「AI識別」と「AIオートメーション」を加えた5機能が提供される構成です。
「AI通知」は、映像内の人物や動物、車両の特徴だけではなく、服の色・動き・場所・状況なども読み取ります。「黒い服を着た人物が玄関前に荷物を置きました」のように、具体的な状況を文章で通知します。
通知を見た時点で状況を判断しやすくなり、映像を手動で確認する必要がある場面を絞り込める設計です。
「AI映像検索」は、「黒い服の男性」「白い車」「車にキズ」などのテキストを入力することによって、長時間の録画から必要な場面にすばやくアクセスできる機能です。「AIまとめ」では、その日に検知された出来事をAIが整理し、外出中や就寝中の出来事をあとからまとめて確認できます。
さらに、「AIオートメーション」機能では、AIが映像を解析してSwitchBotエコシステムと連携します。状況に応じて照明やロック、通知、アラームを自動で動作させる設定が可能です。玄関前で不審な動きを検出した際に、スマートライトを点滅させたりカメラ本体からアラームを鳴らしたりするといった使い方ができます。
なお、オートメーションの設定・実行にはSwitchBot ハブ製品が必要です。
AIガードプラン ベーシックの機能とクラウドストレージ
「AIガードプラン ベーシック」は、イベント録画のクラウド保存と、人物や車両、動物を検知するAI検知機能を提供します。月額400円〜(カメラ1台あたり)で利用でき、シングルプランは初月無料です。
ベーシック・プレミアム共通の機能として、クラウドストレージも含まれます。イベントを検知した際の録画映像を最大30日間クラウドに保存でき、カメラ本体やmicroSDカードにトラブルが発生した場合でも、必要な映像を確認しやすい設計です。
AIガードプランの概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 提供企業 | SWITCHBOT株式会社 |
| サービス名 | AIガードプラン |
| サービス区分 | サブスクリプションサービス |
| プレミアム料金 | 月額500円〜(カメラ1台あたり・税込) |
| ベーシック料金 | 月額400円〜(カメラ1台あたり・税込) |
| 初月無料 | シングルプラン(カメラ1台)に適用 |
| 対応製品 | 屋外パンチルトカメラ5MP/スマートテレビドアホン/見守りカメラPlus 3MP/見守りカメラPlus 5MP |
| プレミアム主な機能 | AI通知/AI映像検索/AIまとめ/AI識別/AIオートメーション |
| クラウド保存期間 | 最大30日間(ベーシック・プレミアム共通) |
| 本社所在地 | 東京都渋谷区惠比寿1-21-17 Sreed EBISU+C 5F |
| 代表取締役 | コネリー・リー氏 |
| 公式サイト | https://www.switchbot.jp |
trends編集部の一言
「動体を検知しました」という通知から、「黒い服を着た人物が玄関前に荷物を置きました」という通知へ——この変化は、カメラの役割が「記録する道具」から「状況を理解して伝える道具」へと移行しつつあることを象徴しています。スマートホーム業界全体としては、VLM(視覚言語モデル)の実装競争が加速しており、家庭向けIoT製品への浸透が本格化しつつある段階と捉えられます。
月額400円〜という価格帯で、日本国内200万世帯のユーザー基盤にAI機能を一気に届けようとする点は、業界全体のAI機能普及速度を測るうえでも注目される動きです。マーケティングの現場でも、膨大なデータや映像素材から「何が起きたか」を素早く把握したい場面は多くあります。「AI映像検索」のように自然言語で録画を絞り込む発想は、コンテンツ管理や広告クリエイティブの素材確認など、同様の自然言語検索の考え方が他領域にも広がりつつある潮流と一致しています。
References
- ^ PR TIMES. 「【SwitchBot】カメラ映像をAIが読み解く新サービス「AIガードプラン」を提供開始。シングルプランは初月無料で利用可能 | SWITCHBOT株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000179.000057002.html, (参照 26-06-12).
