株式会社アジラは、株式会社サン・ライフが総合管理を担う商業施設「木の葉モール橋本」に、AI警備システム「AI Security asilla」を正式導入したことを発表しました。
AI Security asilla導入の背景と木の葉モール橋本の概要
木の葉モール橋本は、福岡市営地下鉄七隈線・橋本駅と直結する福岡市西区の大型商業施設です。ファッションやグルメ、雑貨など約120の店舗が集積し、2011年の開業以来、子育て世代からシニア層まで幅広い地域住民に利用されています。
警備人材の不足が深刻化する中、サン・ライフでは家族連れやシニア層を含む幅広い来館者が日常的に利用する同施設において、安全性の確保と快適な環境づくりの両立を図るべく、AI映像解析技術に着目しました。検討の結果、「AI Security asilla」が人によるモニタリングでは見逃しやすい異変を検知できる点や既存のカメラインフラをそのまま活用できる点が評価され、正式導入に至っています。
AI Security asillaの主な取り組み内容
2026年3月より本格稼働を開始した「AI Security asilla」は、施設全体の安全管理体制の強化を目的に導入されました。主に以下の取り組みを中心に運用されています。
- 喧嘩・暴力行為や立入禁止区域への侵入を検知して即時通知
- 施設内の混雑状況をリアルタイムに把握し警備配置を最適化
- 転倒やふらつきなど体調不良の兆候をAIが検知して早期対応を支援
既設カメラをそのまま活用できるため新たな設備投資が不要で、限られた人員でも高い安全性を維持できます。サン・ライフとアジラは今後も連携し、AI映像解析の活用範囲を拡充していく方針です。
AI Security asillaと導入施設の概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| システム名 | AI Security asilla |
| 開発・提供元 | 株式会社アジラ |
| 導入施設 | 木の葉モール橋本(福岡市西区) |
| 施設管理会社 | 株式会社サン・ライフ |
| 本格稼働開始 | 2026年3月 |
| 施設規模 | 約120の店舗 |
| 主な検知機能 | 暴力行為・侵入・転倒・混雑・体調不良など |
| 稼働時間 | 24時間365日 |
| アジラ所在地 | 東京都町田市中町一丁目4-2 |
| アジラ代表者 | 代表取締役CEO 尾上剛氏 |
trends編集部の一言
約120の店舗が集積する大型商業施設への正式導入という点は、AI警備が実証段階を超えて実運用フェーズに入りつつあることを示しています。業界全体としては、警備人材の不足は商業施設に限らず広く共通する課題です。既設カメラをそのまま活用できるアーキテクチャは、導入ハードルを下げる設計として注目されてきました。
マーケティング業界の文脈に置き換えると、店舗の混雑状況や来店者の動線分析への関心は高まっています。安全管理目的で収集されたデータが、プロモーションや配置最適化などマーケティング領域へと拡張される潮流を示す動きとして、業界全体の動向としても注目されます。
References
- ^ PR TIMES. 「福岡市西区の大型商業施設「木の葉モール橋本」にAI警備システム「AI Security asilla」を正式導入 | 株式会社アジラのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000335.000043312.html, (参照 26-06-09).
