株式会社アジラは、行動認識AIを活用したAI警備システム「AI Security asilla」を、福岡を代表する大規模複合商業施設「キャナルシティ博多」へ正式導入しました。
AI Security asilla導入の背景にある博多エリアの安全管理ニーズ
大規模再開発が進む福岡・博多エリアでは、新たな施設の開業や人流の増加を背景に、施設の安全管理に対する意識が高まっています。インバウンドを含め多様な来訪者が訪れる中、より高水準の安全を実現する仕組みへの関心が、エリア全体で広がりを見せてきました。
株式会社サン・ライフは、福岡・九州一帯で多数の商業施設・オフィスビルの総合管理を担う事業者です。施設利用者にとって安心で快適な空間づくりを追求する中、AI技術の活用による警備業務の高度化・効率化に取り組んできました。こうした取り組みの一環として、「キャナルシティ博多」への正式導入が実現しました。
「AI Security asilla」の導入取り組み内容
今回の導入における取り組みの内容は、以下の3点です。
- 不審行動・異常のリアルタイム早期検知と警備員への即時通知
- 転倒・体調不良の自動検知とスタッフへの早期アラート
- 混雑状況の把握と警備員配置最適化によるデータ活用
フロア内での長時間滞留や暴力行為、閉館後の侵入といった不審行動を、AIがリアルタイムで検知し警備員へ即座に通知します。人の目では対応しきれない死角をAIが補完して、来館者が安心して過ごせる環境を継続的に支えてきました。
転倒やふらつきなど体調不良の兆候も自動検知の対象です。国内外から多様な来館者が訪れる施設での対応力向上に寄与しました。
混雑状況のリアルタイム把握は来館者の円滑な誘導に活用でき、限られた人員でも高い安全水準を維持できる運営体制の構築を支えるものです。
「AI Security asilla」と導入施設・企業概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| システム名 | AI Security asilla |
| カテゴリ | AI警備システム |
| 主な機能 | 暴力・転倒・侵入などの異常行動検知、混雑・体調不良の注意行動検知、24時間365日のAI映像解析 |
| 導入施設 | キャナルシティ博多(福岡県福岡市博多区住吉1-2) |
| 施設管理会社 | 株式会社サン・ライフ(代表取締役 川﨑哲平氏) |
| 開発・提供元 | 株式会社アジラ(代表取締役CEO 尾上剛氏 / 東京都町田市中町一丁目4-2) |
| キャナルシティ博多 開業年 | 1996年 |
| 公式サイト(施設) | https://canalcity.co.jp/ |
| 公式サイト(サン・ライフ) | https://sunlife-f.co.jp/ |
| 公式サイト(アジラ) | https://jp.asilla.com/ |
trends編集部の一言
警備人材不足が深刻化する中、既設カメラをそのまま活用できる点は注目に値します。新たな設備投資を必要とせずにAIを導入できるモデルは、業界を問わず「まず手持ちのインフラで試す」というアプローチとして定着してきました。
マーケティング領域の動向としても、ツールの導入コスト以上に「既存インフラへの適合性」が選定基準として重視される傾向は、2026年6月時点で顕著です。不審行動や体調不良、混雑の3軸をひとつのシステムで可視化する設計は、同種サービスでは個別機能ごとの導入も多い中、複数領域を横断的にカバーする方向性が商業施設運営の安全管理手法として広がっていることを示す動きといえます。
References
- ^ PR TIMES. 「福岡を代表する大規模複合施設「キャナルシティ博多」に「AI Security asilla」を正式導入 | 株式会社アジラのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000334.000043312.html, (参照 26-06-09).
