FUNSTORY.AI LIMITEDは2026年6月9日、双語対照AI翻訳ツール「Immersive Translate(没入型翻訳)」において、Preferred Networks(PFN)グループが開発した大規模言語モデル「PLaMo 2.2 Prime」との公式連携を開始しました。
Immersive Translateが解決する外国語コンテンツ理解の断絶
日常の仕事や学習、生活において、外国語の技術文書や動画講義、SNS、旅行情報を参照する機会は急速に増えています。実際の障壁は「まったく理解できない」ことではなく、「理解の流れが途切れる」ことでした。原文と訳文の対応が取りにくい、PDFのレイアウトが崩れる、字幕がテンポに追いつかない——こうした問題が情報収集の効率を下げています。
Immersive Translateは「双語対照」を核とした設計で、原文を保持したまま訳文を同時表示します。翻訳後もいつでも原文を確認でき、専門用語や数値、文脈のチェックが容易です。
PLaMo 2.2 Primeとの連携で広がるImmersive Translateの機能
PLaMoは、Preferred Networks(PFN)グループが日本国内で独自開発した国産生成AI基盤モデルです。大量の高品質な日本語コンテンツを含む独自データセットで学習しており、日本の知識や語彙に精通しています。今回の連携によって、Immersive Translateはすべての対応シーンでより読みやすく自然な翻訳結果を提供できる仕組みです。
利用者からも具体的な効果が報告されました。フロントエンドエンジニア(32歳)は「PLaMoに切り替えてから、英語の技術用語が非常に自然な日本語に翻訳されるようになりました。双語対照で素早くスキャンでき、PDFのレイアウトも崩れないので、日々の情報収集が格段にスムーズになっています」と述べています。
海外オンライン修士課程 在学生(25歳)は「リアルタイムで生成される双語字幕のおかげで、"言葉を聞き取ること"より"内容を考えること"に集中できるようになりました。オンライン会議でも発言への不安が大幅に減りました」と語っています。大学生・海外コンテンツファン(21歳)からは「吹き出し内のテキスト認識が正確で、翻訳後のレイアウトも日本語コンテンツそのものに見えます」との声も寄せられました。
主な対応機能は次の3点です。
- ウェブ・画像・漫画翻訳:ページのレイアウトを保持したまま双語対照表示し、画像内テキストや漫画の吹き出しも翻訳・置換に対応
- PDF・スキャンPDF翻訳:図表・複雑な書式を可能な限り再現しながら、双語対照で翻訳
- 動画リアルタイム字幕:YouTubeを含む100以上のプラットフォームで双語字幕を表示し、字幕のない動画でもAIが字幕を生成して翻訳
翻訳処理においては、ユーザーが翻訳するテキストやウェブページ、文書の内容は一切保存されません。すべての翻訳リクエストは送受信時に暗号化して処理されます。
Immersive Translate(没入型翻訳)の対応環境とサービス概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 提供企業 | FUNSTORY.AI LIMITED(2017年11月、MicrosoftやGoogle等の出身者により設立) |
| 連携発表日 | 2026年6月9日 |
| 連携モデル | PLaMo 2.2 Prime(Preferred Networks(PFN)グループ開発) |
| 対応言語 | 100以上の言語間の相互翻訳 |
| 対応環境 | Chrome・Firefox・Edge・Safariなど主要ブラウザ、iOS・Android |
| ユーザー数 | 2,000万人以上(グローバル) |
| 受賞歴 | Chromeが選ぶ2024年度 世界で最も人気のあるプラグイン |
| 料金 | 基本機能は無料 |
| 公式サイト | https://immersivetranslate.com/ja/ |
trends編集部の一言
世界中で2,000万人以上が利用しているという規模は、AI翻訳ツールへの需要の高まりを端的に示す数字です。マーケティングの現場でも、海外の競合事例や業界レポートを読む機会は増えており、「内容を理解する」より「言語の壁を越えること自体」に時間を取られる場面は多くのビジネスパーソンが直面している課題と言えます。双語対照という設計は、翻訳後に原文を参照しながら、文脈を確認できる点で、情報の精度を担保しやすい仕組みです。
国産LLMとの連携という点も注目されます。大量の高品質な日本語コンテンツを含む独自データセットで学習したPLaMo 2.2 Primeを組み込むことで、専門用語や文脈の自然さが改善されるとすれば、業務で技術文書などを扱う場面での実用性は高まるでしょう。翻訳ツール市場における国産LLM連携の動きとして、業界全体の動向としても注目される取り組みです。
References
- ^ PR TIMES. 「AI翻訳ツール「Immersive Translate(没入型翻訳)」、日本発の大規模言語モデル「PLaMo 2.2 Prime」との連携を発表 | FUNSTORY.AI LIMITEDのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000184405.html, (参照 26-06-09).
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