株式会社レビックグローバルは、多機能型LMS「SmartSkill Campus」の「AI動画自動字幕生成機能」に25言語への自動翻訳機能を追加しました。
SmartSkill Campus開発の背景:外国人材の増加と言語の壁
厚生労働省の集計では、外国人労働者数は2025年10月末時点で約257万人と過去最多を更新しました。同省の外国人雇用実態調査では、雇用上の課題として「日本語能力等のためにコミュニケーションが取りにくい」が43.9%で最も多く挙げられています。
海外拠点を持つ企業では、本社で整備した研修コンテンツを各国へ展開する際に、翻訳・字幕制作のコストと時間が課題となります。国内の多国籍化と海外への展開、その双方で「言語の壁」が、企業が学びを届けるうえでの共通の課題です。
企業内教育は、安全教育やコンプライアンス研修から経営トップからのメッセージまで多岐にわたります。その効果は、内容が受講者一人ひとりに正しく伝わることが前提です。
SmartSkill Campus「AI動画自動字幕生成機能」が持つ4つの特長
今回のアップデートでは、AIが生成した日本語字幕を起点に、各言語の字幕を日次バッチで自動生成します。管理者は、対象言語をチェックするだけで、設定の翌日には複数言語の字幕付き教材を受講者へ届けられます。
法改正対応や緊急のコンプライアンス周知など、スピードが求められる研修でも、多言語対応が日常運用となりました。
主な特長は次の4点です。
- ワンクリックで多言語化し翌日に受講者へ配信
- 自動翻訳と手動補正を組み合わせた品質管理設計
- 受講者がワンタップで切り替えPC・スマートフォン両対応
- アジア・欧州・中東を含む主要26言語をカバー
品質管理の面では、翻訳済みの字幕ファイルを管理者が手動でアップロード・上書きでき、複数言語の一括アップロード/ダウンロード(ZIP)にも対応しています。日本語字幕を見直した際は「再翻訳」で該当言語のみ更新でき、確認済みの字幕はそのまま保持されます。
専門用語や規程文言など、誤訳が許されない企業研修の現実に即した仕組みです。
SmartSkill Campusの対応26言語内訳とサービス概要
対応言語は英語・中国語(簡体字・繁体字)・韓国語を含むアジア言語群と欧州言語群、中東言語群にわたります。アジア言語群にはベトナム語・インドネシア語・タイ語・ミャンマー語などが含まれ、欧州言語群にはフランス語・ドイツ語・スペイン語が、中東言語群にはアラビア語・トルコ語が含まれます。
複数言語を同時に設定できるため、グローバルなeラーニング展開をLMSだけで完結させることが可能です。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 提供企業 | 株式会社レビックグローバル(東京都港区) |
| 対象サービス | 多機能型LMS「SmartSkill Campus」「AI動画自動字幕生成機能」 |
| アップデート種別 | 機能アップデート(多言語対応追加) |
| 対応言語数 | 26言語(日本語含む) |
| 翻訳方式 | 日本語字幕を起点に日次バッチで自動生成、手動補正・上書きにも対応 |
| 導入実績 | 450社以上、ユーザー200万名超 |
| グループ会社 | 株式会社ウィザス |
| 設立 | 1977年 |
| 代表者 | 代表取締役社長 柏木 理氏 |
| 公式サイト | https://www.revicglobal.com/ |
trends編集部の一言
厚生労働省の集計で外国人労働者数が2025年10月末時点で約257万人と過去最多を更新したという数字は、企業内教育の対象者像が静かに変わりつつあることを示しています。業界全体としては、多言語対応を「特別対応」ではなく「標準運用」に組み込もうとする動きが、LMSをはじめとする学習基盤のアップデートを通じて広がってきました。
翻訳工数の削減が共通課題となっている中、日本語字幕を起点に翌日配信まで自動化しつつ専門用語は手動補正で品質を担保する設計は、自動化と正確性のトレードオフに悩む市場において実用的なソリューションの方向性を示していると言えます。マーケティング業界の文脈に置き換えると、社内研修コンテンツの多言語展開という課題は業界横断で語られてきたテーマであり、LMS単体で運用を完結させる仕組みは業界全体の作業プロセス転換を象徴する動きとして注目されます。
References
- ^ PR TIMES. 「【機能アップデート】多機能型LMS「SmartSkill Campus」、「AI動画自動字幕生成機能」に多言語対応を追加、26言語に対応 | 株式会社レビックグローバルのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000181.000093972.html, (参照 26-06-26).
ITやプログラミングに関するコラム
【Python】FastAPIで料金プラン見積もりシミュレーターを作ってみた
【Python】pandasとmatplotlibで在庫データのABC分析と構成比を可視化してみた
【Python】Flaskで社内FAQをカテゴリ検索できるWebアプリを作ってみた
【Python】argparseでJSON整形・構文検証・キー検索CLIを試してみた
【Python】NumPyとmatplotlibでモンテカルロ法による円周率推定と収束過程の可視化を試してみた
【Python】Playwrightでスクレイピングを試してみた
【CSS】notで複数の件を除外する方法
【Git】remote設定を変更する方法
【VBA】コメントアウトを設定する方法
x86とx64の違いを分かりやすく解説
ITやプログラミングに関するニュース
VercelがAI GatewayにSeedream 5.0 Proを追加、AI SDKのモデル指定で画像生成と編集が可能に
AWSがAmazon LocationのPlaces APIを強化、住所表記の指定と移動手段別の検索が可能に
VercelがトレースにTree・Waterfallビューを追加、ログ画面で処理の階層と所要時間を確認可能に
Googleがエージェント評価の再考を提唱、難易度を情報量で測るDiscovery Benchを解説
Google CloudがCloud Runサンドボックスを公開プレビューで提供、サービスヘルスは一般提供に
Google Cloud EMEAが英国金融の重要第三者に指定、イングランド銀行・PRA・FCAの直接監督下に
AWS DMS Schema ConversionがSQL Serverのオフライン変換に対応、ソースDBへ接続せずスキーマを変換可能に
EC2 G7インスタンスが米国東部(バージニア北部)で利用可能に、G6比でAI推論性能が最大4.6倍
SageMaker HyperPodが継続プロビジョニングでのAMIベース構成に対応、S3のスクリプト管理なしでSlurmクラスターを作成可能に
AWSがEMR on EKSでSparkトラブルシューティングエージェントに対応、失敗ジョブの原因分析を自然言語で依頼可能に
