本記事で紹介する「gamma(ガンマ)」はAI機能を搭載しているプレゼンテーション作成ツール。テキストを入力するだけで下記のようなスライドを簡単に作成できます。
テキストだけでなくPDFや情報元のURLを記載してプレゼン資料にできるのが魅力。これまでプレゼン資料に費やしていた時間を大幅に削減できる可能性があります。
本記事ではGammaの特徴や具体的な使い方について詳しく解説します。
Gammaとは
Gammaはテキストデータやファイル、URLから高品質なスライドを生成できるAI搭載プレゼンテーション作成ツールです。ドキュメントやWebサイト、スライドのデザインをスキルがなくても簡単に作成できるのが魅力です。
プロンプトだけでスライドのテキストから画像までAIで作成できるので、効率的にプレゼンテーション資料を作成可能。無料プランでも利用できるため、金銭面のコストを抱えずに利用できます。
また、スライドに利用するデザインテーマを多数用意しており、気に入ったデザインのスライドを作成できるのも特徴。プレゼンテーション資料を作成する機会の多い方におすすめです。
Gammaは日本語化に対応している
Gammaの基本言語は英語ですが、日本語にも対応しています。スライドを作成する際に言語の設定欄があるので、そちらを日本語に指定することで利用可能です。
Gammaの料金プラン
Gammaの料金プランは下記の通りです。
プラン | 価格(月額) | AI使用 | カード生成 | 画像モデル | PDF/PPTエクスポート | その他の主な特徴 |
---|---|---|---|---|---|---|
フリー | 無料 | アカウント作成時に400クレジット | 最大10枚 | 基本 | Gammaブランド付き | Made with Gamma"バッジあり |
プラス | 1,200円 (年間契約で20%オフ) |
無制限 | 最大15枚 | 基本 | ブランドなし | • 「Made with Gamma」の記載を削除できる • 優先サポート |
プロ (人気) |
2,250円 (年間契約で25%オフ) |
無制限 | 最大30枚 | プレミアム | ブランドなし | • より長いAI入力 • カスタムドメイン公開 • カスタムフォント • 詳細な分析 • パスワード保護 |
Gammaの使い方
はじめにGammaの公式ページへアクセスします。
Gamma: https://gamma.app/
Gammaより
トップページ中央にある「Sign up for free」をクリックします。
Gammaより
Googleアカウントかメールアドレスのいずれかを選択してアカウントを作成してください。
Gammaより
上記のようにワークスペース(スライドなどの情報をまとめるところ)の設定画面が表示されます。任意のワークスペース名を設定して「Create workspace」をクリックします。
Gammaより
「Tell us about yourself」欄の日本語訳を下記に記載したので、情報入力の参考にしてください。
- How do you plan to use Gamma?(Gammaの利用用途)
- What kind of work do you do(職業は?)
- How did you hear about us?(Gammaを何で知ったか?)
Gammaの利用用途以外は「Other(その他)」を選択しても問題ありません。全ての内容を記載したら「Get started」ボタンをクリックしましょう。
Gammaより
すると上記のように3つの選択肢が表示されます。
- Generate: プロンプトを使ってスライドを作成する
- Paste in text: テキストやファイル情報からスライドを作成する
- Import file or URL: 既存のドキュメントやWebページのURLからスライドを作る
各内容の使い方を詳しく解説します。
プロンプトを使ってスライドを作成する
Gammaより
上記がプロンプトでスライドを作成する画面です。言語は英語に設定されているので日本語に変更してください。言語の左にある「Cards」欄はスライドの数を設定する欄です。
それぞれ任意の内容に設定し、画面中心の入力欄に作りたいスライドの内容を記載します。
Gammaより
今回はテストとして「生成AIを業務に活用する可能性と課題」というプロンプトを実行してみます。
Gammaより
プロンプトに沿ったスライドのテキストが表示されました。
Gammaより
次に「Setting」欄でスライドの詳細を設定します。
- Amount of text per card(カード当たりのテキスト量)
- Image source(画像の利用元)
- Image style(利用したい画像のスタイル)
各内容を設定後「Continue」をクリックしてください。
Gammaより
スライドに利用するテンプレートの選択画面です。画面右のテンプレート一覧から任意のデザインを選択してください。最後に右上にある「Generate」ボタンを押すことでスライドが生成されます。
実際にできたスライドが下記の通りです。
上記のようにかなり本格的なスライドが簡単に生成できます。完成したスライドを選択してテキストを変更したり、画像を変更したりできます。
スライドをAIで編集できる
Gammaより
編集画面の右上にある星のようなアイコンをクリックすると、AIチャットを通して編集できます。
Gammaより
編集内容はAIが自動で複数の候補を表示してくれます。たとえば「Underling all the nouns」と入力すると、テキストの名刺にアンダーラインを表示するよう編集してくれます。
Gammaより
このようにプロンプトを用いて編集することも可能なので、ぜひいろいろなプロンプトを試してみてください。
Gammaより
完成したスライドは画面右上の「Share」ボタンをクリックしてダウンロードできます。形式はPDFやPower Pointに対応しているので、Gammaでスライドを作成してほかのサービスで公開することも可能です。
Gammaでテキストデータからスライドを作成する
Gammaより
画面左にある「Paste in text」をクリックします。
Gammaより
スライドに使うテキストの入力欄が表示されるので、任意の情報を入力します。
そのあと、画面下にある「Presentation(プレゼンテーション)」、「Website(Webサイト)」、「Document」の中から作りたい形式を選んで「Continue」ボタンをクリックしてください。
Gammaより
次にスライドの詳細情報を設定します。Setting欄の各内容は下記の通りです。
- Text content: テキスト情報をAIで生成するか、どうか選ぶ
- Amount of text per card: スライドのテキスト量を指定
- Write for: スライドのテーマ
- Tone: スライドで利用するテキストのトーンを設定
各内容を入力したら「Continue」ボタンをクリックしてください。
Gammaより
最後にスライドのデザインを選択します。任意のデザインを選んだあとは「Continue(生成する)」をクリックするとスライドが生成されます。
実際にできたスライドは下記の通りです。
GammaでURLからスライドを作成する
Gammaより
画面右にある「Import file or URL」をクリックします。
Gammaより
URLだけでなくPDFなどのファイルやGoogle Slideも利用できるようです。URLをスライドにする場合は、一番左の「Import from URL」をクリックします。
Gammaより
上記画面が表示されたらスライド化したい情報元のURLを入力してください。今回はテストとしてトレンズで公開しているDX研修に関する記事のURLを記載してみます。
入力したあとは「Import」ボタンをクリックします。
Gammaより
「Presentation(プレゼンテーション)」、「Website(Webサイト)」、「Document」の中から作りたい形式を選んで「Continue」ボタンをクリックしてください。
Gammaより
次にスライドの詳細情報を設定します。Setting欄の各内容は下記の通りです。
- Text content: テキスト情報をAIで生成するか、どうか選ぶ
- Max text per card: スライドのテキスト量を指定
- Output language: 出力言語を指定
各内容を入力したら「Continue」ボタンをクリックしてください。
Gammaより
最後にスライドのデザインを選択します。任意のデザインを選んだあとは「Continue(生成する)」をクリックするとスライドが生成されます。
実際にできたスライドは下記の通りです。
上記のようにURLの内容をAIがスライド仕様に要約して記載してくれます。
※上記コンテンツの内容やソースコードはAIで確認・デバッグしておりますが、間違いやエラー、脆弱性などがある場合は、コメントよりご報告いただけますと幸いです。
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