FigJamとは
FigJamはオンライン上で利用できるホワイトボードツール。有名なデザインツールであるFigmaの一部として提供されています。
FigJamの主な特徴は以下の通りです。
- テキストや図形を自由に配置できる
- 複数の人が同時に編集できるので、離れた場所にいるチームメンバーとも一緒に作業ができる
- 付箋紙のようなメモや図形、線などのツールを使って考えを自由に表現できる
- マインドマップやフローチャートなどのテンプレートが豊富
上記のようにFigJamはアイデアを視覚化し、整理するのに役立つオンラインツールです。
ホワイトボードは複数名と共有できる機能も備えているので、チームの状況や考えていることをオンライン上で整理できるのが魅力。実際に会って黒板やホワイトボードを使う代わりに、インターネット上で同じことができる便利なツールです。
FigJamの料金プラン
FigJamの料金プランは下記の通りです。
スタータープラン | プロフェッショナルプラン |
---|---|
無料 | 450円 |
|
|
有料であるプロフェッショナルプランの料金は、年間契約だと上記価格より40%安く利用できます。
FigJamとMiroの違いを比較
FigJamとMiroはどちらもインターネット上で使えるオンラインホワイトボードツールです。チームで一緒に仕事をしたり、新しいアイデアを出し合ったりするのに便利ですが、下記のようにいくつか違いがあります。
主な特徴と使い方
FigJamは主に、デザインの仕事をする人たちに最適化されています。用意されているテンプレートにおいても、デザイナーや開発者向けのテンプレートが豊富に用意されているのが特徴。Figmaと連携できることからも、デザイナーに最適化されているホワイトボートツールだと言えます。
Miroはアイデアをまとめたり図を描いたり、仕事の計画を立てたりと様々な目的に利用できるのが特徴。用意されているテンプレートも、アイデア出し用やデザイン用、戦略用など汎用性の高いテンプレートを備えています。
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AI機能の違い
FigJamとMiroの双方ともAI機能が搭載されていますが、その機能は異なります。
FigJam
AIの生成機能により、テキストで指示した内容を図式化できる
Miro
AIチャットにわからないことを質問できる
上記のように双方とも異なる側面で便利なのが特徴です。
ほかのツールとの連携
FigJamはGoogle WorkspaceやJiranなどのツールと無料で連携できます。Miroも他のツールと連携できますが、主要な連携機能を使うには有料プランに加入する必要があります。
また、MiroにおいてはFigJamのデータをインポートすることも可能です。
まとめるとFigJamは比較的デザイン寄りなホワイトボードツールで、Miroはいろいろな種類の仕事に使える多目的なツールと言えます。双方共に良さが異なるので、目的に応じて使い分けるのがおすすめです。
FigJamの使い方
FigJamを使うにはFigmaのアカウント登録が必要です。下記のFigma公式ページへアクセスして事前にアカウントを登録しておきましょう。
Figmaの公式ページ:https://www.figma.com/
Figmaアカウント登録を終えると下記のページが表示されます。
Figmaより
トップページの上部にある「FigJamボードを新規作成」をクリックします。
Figmaより
「アカウント名/Team project」をクリックして下さい。
Figmaより
するとFigJamの作業画面が表示されます。FigJamは主に画面下部にあるツールバーを使ってテキストを書いたり図形を表示したりします。主な機能は下記の通りです。
- テキスト:テキストを入力したいときに使う
- セクション:ホワイトボード上のテキストや図形をまとめるためのツール
- テーブル:Excelのような表を表示する
- スタンプ:FigJamで提供されている絵文字などのスタンプを表示
主に上記の機能を活用して自分の思考を整理したり、デザインしたりできます。
Figmaより
ホワイトボードに表示したオブジェクト(テキストや図式など)は、ツールバーの左にある「選択ツール」でクリックして移動できます。
また、選択ツールの下にある「手のひらツール」を使うと、ホワイトボード上にあるオブジェクト全てを移動できるのが特徴です。
Figmaより
上記画面の赤矢印が指している付箋ツールは、自分の思考やチームメンバーに伝えたいことをメモするのに便利。複数の付箋を並べて情報を整理することにも役立ちます。
Figmaより
付箋ツールの右側にあるツール欄をクリックすると、さまざまな形の図形や矢印、マインドマップを利用できます。図形のサイズや形状は選択ツールをクリックして変更可能です。
Figmaより
ツールバーの右にある「+」をクリックすると、FigJamで利用できるテンプレートが表示されます。
テンプレートはミーティング用やデザイン用などさまざまな用途別に用意されているのが特徴。体系化されたテンプレートを使うことで、視覚的に理解しやすいデザインで情報を整理できます。
FigJam独自のAI機能の使い方
ホワイトボードの左上にある星のようなアイコンをクリックすることでAI機能を利用できます。
Figmaより
FigJamのAI機能はテキストで作りたい内容を伝えることで、その内容をAIが視覚的に表現できるのが特徴。上記の画像はAIに「FigJamの使い方をわかりやすい表示方法で可視化してください。標示言語は日本語で」と入力した結果です。
FigJamの使い方について、AIがフローチャートを用いて表現してくれました。このようにAI機能は、頭の中の言葉を視覚的に表すのが難しいと感じているときに役立ちます。
FigJamはほかにも多数の便利機能を備えているので、本記事の基本的な機能を参考に使ってみてください。
※上記コンテンツの内容やソースコードはAIで確認・デバッグしておりますが、間違いやエラー、脆弱性などがある場合は、コメントよりご報告いただけますと幸いです。
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