株式会社インタラクティブソリューションズは、2026年5月18日、AIロールプレイングシステム「iRolePlay」を株式会社三十三銀行に提供開始しました。
iRolePlay導入の背景と金融機関の営業現場が抱える育成課題
金融機関の営業現場では、顧客ニーズの多様化と顧客本位の業務運営の一層の浸透を背景に、行員一人ひとりに求められる対話品質が高度化しています。従来のeラーニングや集合型研修は知識習得が中心となり、実際の面談での会話への応用といったスキル育成に限界がありました。
株式会社三十三銀行は、他のAIツールとの比較を経て、「iRolePlay」を採用しました。会話内容の精度やレベルの高さ、訓練コース作成にかかる工数の少なさ、研修をすぐに開始できる点が評価されています。
iRolePlayが三十三銀行で担う役割と主な機能
「iRolePlay」は、5つの会話タイプ×4段階の難易度による20タイプ体系で行員の対話力を可視化する評価体系を備えています。訓練後にはAIが論点の網羅性・整合性を解析し、改善助言を即時に提示しました。既存資料からロールプレイコースを生成し、現場主導で対話品質保証のサイクルを運用できる設計です。
主な機能は次の3点です。
- 一問一答形式による知識習得の基礎訓練機能
- 相手役AIとの実際の面談を模した対話形式訓練機能
- 訓練終了後のAIによる面談内容の評価と改善助言機能
株式会社インタラクティブソリューションズによると、製薬・金融をはじめとする規制が厳しい産業向けに160件超の特許技術を基盤としており、研修やOJT・評価、コンプライアンス確認・営業品質標準化を一つの流れに統合する営業能力開発インフラとして拡大しています。
iRolePlayの提供・導入概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 提供企業 | 株式会社インタラクティブソリューションズ |
| 代表取締役 | 関根 潔氏 |
| 本社所在地 | 東京都千代田区 |
| 導入先 | 株式会社三十三銀行(頭取:道廣 剛太郎氏) |
| 導入支援 | 株式会社チェンジ(代表取締役兼執行役員社長:野田 知寛氏) |
| サービス名 | iRolePlay |
| カテゴリ | AIロールプレイングシステム |
| 評価体系 | 5つの会話タイプ×4段階の難易度(20タイプ) |
| 特許技術 | 160件超 |
| 利用開始日 | 2026年5月18日 |
trends編集部の一言
「5つの会話タイプ×4段階の難易度」という20タイプの評価体系で営業スキルを可視化する設計は、業界を問わずインパクトのある取り組みです。金融業界全体としては、営業品質の可視化と属人的な評価からの脱却に対する関心が高まってきました。
個人スキルを組織知として蓄積する仕組みへの需要は、業界全体で着実に広がっているといえます。生成AIを活用したロールプレイ訓練は、相手役の確保や時間的制約の課題を軽減できる点で注目に値するでしょう。訓練後に論点の網羅性・整合性をAIが解析して即時フィードバックを返す設計は、業種を問わず「対話の質を組織の資産にする」アプローチとして、組織開発の動向においても示唆を含む動きです。
References
- ^ PR TIMES. 「三十三銀行へAIロールプレイングシステム「iRolePlay」の提供を開始 | 株式会社インタラクティブソリューションズのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000062.000019407.html, (参照 26-06-05).
