LINE予約とミニアプリが店舗の顧客データをつなぐ、再来店づくりをめざす
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店舗のLINE公式アカウントで友だちを増やしても、来店や注文といった行動につながらないまま、日々の運用が止まっていないでしょうか。LINE予約やミニアプリでLINE公式アカウントとの接点を増やせば、予約や注文といった行動を、その後の情報発信や再来店の施策につなげられるとされています。
この記事では、LINE予約を予約台帳へ自動で反映する連携から、会員証にランク制度を組み込んだミニアプリの中身や開発を担うパートナーの支援体制まで詳しく解説します。LINE予約の導入を検討している店舗の集客担当者や店長の方は、ぜひ参考にしてください。
- この記事の材料:発表3件
- 発表主体:LINEヤフー株式会社、ビートレンド株式会社 ほか1件
- 出典の最終掲載:2026.09.04
この記事がまとめた発表
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[1] トレタ予約台帳、「LINEで予約」と連携開始 LINE公式アカウント経由の予約をリアルタイム反映画像:LINEヤフー株式会社の発表資料より(PR TIMES)
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[2] ビートレンド、自家製酵母パンと手作りあんこの店『いちあん』のLINEミニアプリの開発を支援画像:ビートレンド株式会社の発表資料より(PR TIMES)
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[3] ヤプリフードコネクト、LINEヤフーの「カスタマーグロースコンソーシアム」にTechnology Partnerとして参画画像:株式会社ヤプリフードコネクトの発表資料より(PR TIMES)
LINE予約を予約台帳に自動で反映する連携
飲食店のLINE公式アカウントに置いた予約ボタンは、店舗の予約台帳とつながって初めて日々の運用に乗ります。トレタが発表した「LINEで予約」との連携で、押さえておきたい点は以下の通りです。
- LINEアプリ内で予約が完結する導線
- LINE予約を台帳に自動登録する在庫連携
予約の受け取り方と在庫の持ち方は、来店後に店舗へ残る記録の形にも関わります。
LINEアプリ内で予約が完結する導線
トレタは、飲食店のLINE公式アカウントに表示される「予約」ボタンからの予約に対応すると発表しました。客は会員登録や電話番号などの入力をせずに、LINEアプリの中で予約を終えられます。[1]
連携の概要は、以下にまとめました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 提供開始 | 2026年8月 |
| 対象 | トレタ予約台帳の利用店 |
| 予約の種類 | 席のみ予約 |
| 利用開始 | アプリの設定画面でオン |
コース予約は今後の対応予定とされているため、コースを中心に受けている店舗では、既存の予約経路を当面残す前提で検討します。
LINE予約を台帳に自動登録する在庫連携
「LINEで予約」から入った予約は、トレタ予約台帳にリアルタイムで自動登録されます。電話予約や他のネット予約と合わせて在庫を一元管理でき、店舗側の操作はこれまでと変わらないとトレタは説明しました。[1]
運用の負担に関わる条件は、以下の通りです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 送客手数料 | 「LINEで予約」経由は無料 |
| 予約の通知 | 完了時にLINEへ届く |
| 来店前の連絡 | リマインド送信に対応 |
| 別途の費用 | 台帳の料金と契約プラン分 |
予約をきっかけにLINE公式アカウントの友だちに追加でき、予約・来店の記録は台帳上でその友だちと結びつきます。トレタは、リマインドの送信がノーショーの抑止につながるとも述べています。
さらにトレタは、予約した客が友だちかどうかを台帳上で識別する機能や友だち限定のコースの提供も予定に挙げました。
LINEミニアプリの会員証で常連客を育てる
会計のたびにポイントが貯まる会員証は、LINEミニアプリならインストールなしで配れます。ビートレンドが支援した『いちあん』の事例で見ておきたい点は、以下の通りです。
- LINEミニアプリの会員証とポイント付与
- 購入金額で変わるLINEの会員ランク制度
ポイントの貯め方とランクの上げ方は、会計の運用とメッセージの配信先の両方に関わります。
LINEミニアプリの会員証とポイント付与
ビートレンドは、Penguin Adventureが運営するベーカリーカフェ『いちあん』のLINEミニアプリ開発を支援したと発表しました。会計時に使える会員証を、LINE上で発行できます。[2]
採用したのは、店舗販促に特化した低価格・短納期プラン『betrend Lite for スマレジ』です。クラウドPOSレジ『スマレジ』とCRMの『betrend』をつなぎ、会計時に会員証をスキャンするとポイントが自動で付きます。
会員証に載る主な機能は、以下の通りです。
| 機能 | 内容 |
|---|---|
| ポイント | 会計金額に応じて付与 |
| ポイントの利用 | 1ポイント1円から |
| クーポン | 会員限定の分を一覧表示 |
| お知らせ | 新メニューをプッシュ通知 |
| 店舗検索 | キーワードやGPSで検索 |
ノーコードツールでのパッケージ実装により、初期費用や月額の運用コストを抑えられるとビートレンドは説明しています。会員証はインストールなしで発行できるため、来店客にその場で案内しやすい形です。
購入金額で変わるLINEの会員ランク制度
『いちあん』の会員証には、購入金額に応じて会員ランクが上がる仕組みが入っています。ランクが上がったときの特典として、ポイントが付く設計です。[2]
ビートレンドが挙げた導入の背景は、以下にまとめました。
- 新規顧客の定着化
- 若年層へのアプローチ強化
蓄積したデータを分析し、最適なタイミングでメッセージやお知らせを配信するとビートレンドは説明しています。ランクの区切りをどこに置くかは、店舗の客単価や来店の頻度に合わせて決める判断です。
LINEミニアプリを飲食店に届けるパートナー体制
LINEミニアプリは、開発や提供を担う事業者を通じて店舗に届きます。ヤプリフードコネクトの発表から見ておきたい点は、以下の通りです。
- 飲食店向けLINEミニアプリの提供機能
- LINEヤフーのコンソーシアムでの連携
提供される機能と導入を支える体制は、店舗の検討では分けて見ておくと判断しやすくなるでしょう。
飲食店向けLINEミニアプリの提供機能
ヤプリフードコネクトは、飲食店向けのモバイルオーダーや順番待ち、デジタル会員証などのサービスを提供してきたと説明しています。業態や課題に応じてLINEミニアプリを開発し、提供する役割を担います。[3]
提供するサービスの内容は、以下の通りです。
| サービス | 内容 |
|---|---|
| モバイルオーダー | テイクアウトや店内注文 |
| 順番待ち | 受付と待ち時間の案内 |
| デジタル会員証 | ポイントやクーポン |
順番待ちでは、客がLINE上で受付状況や待ち時間を確認できます。注文や来店のデータを蓄積し、再来店や継続利用につながる施策に使うとしています。
LINEヤフーのコンソーシアムでの連携
ヤプリフードコネクトは、LINEヤフーが発足した「カスタマーグロースコンソーシアム」にTechnology Partnerとして参画したと発表しました。[3]
コンソーシアムは、地域や技術、企業規模などの障壁を越えて、中小企業の顧客成長と地域経済の活性化をめざす組織体です。LINEヤフーやTechnology Partner、Sales Partner、自治体、地方銀行などが連携します。
示された役割の分かれ方は、以下の通りです。
- LINEヤフーが要件定義を担当
- Technology Partnerが開発と提供
- Sales Partnerが導入と運用を支援
LINEヤフーは、プロモーションやリード獲得、顧客課題の整理も行うとしています。店舗から見ると、相談の入り口と開発の担い手が分かれた形です。
LINE予約とミニアプリを店舗で使い分ける基準
LINEミニアプリは、2026年3月末時点でリリース済みのサービスが33,000件を超え、同年3月の月間利用者数は2,897万人を超えたとされています。[3]
自店に当てはめるときの確認点は、以下にまとめました。[1][2]
| 確認する項目 | 見ておく内容 |
|---|---|
| 予約の入口 | 台帳へ自動で届くか |
| 会計時の記録 | レジと会員証の連携 |
| 再来店の動機 | ポイントやランクの設計 |
| 費用の内訳 | 月額と契約プランの別 |
| 導入の担い手 | 開発と運用の分かれ方 |
予約の取りこぼしが課題の店舗は台帳との連携から、来店の回数が課題の店舗は会員証から検討すると、着手の順番がはっきりします。すでに使っている予約システムやレジに合わせて、組む相手を選ぶ流れです。
出典
- ^ PR TIMES. 「トレタ予約台帳、「LINEで予約」と連携開始 LINE公式アカウント経由の予約をリアルタイム反映」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000106.000038464.html, (参照 26-09-24).
- ^ PR TIMES. 「ビートレンド、自家製酵母パンと手作りあんこの店『いちあん』のLINEミニアプリの開発を支援」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000032.000012085.html, (参照 26-09-24).
- ^ PR TIMES. 「ヤプリフードコネクト、LINEヤフーの「カスタマーグロースコンソーシアム」にTechnology Partnerとして参画」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000028.000073105.html, (参照 26-09-24).







