AVITA株式会社は、AIロープレサービス「アバトレ」において、学習者の過去の活動データをAIが分析し、個人の特性や弱点に合わせた対話トレーニングコンテンツを自動生成する新機能の提供を開始しました。
アバトレの活動データ分析機能の詳細
新機能の最大の特徴は、過去の訓練ログだけではなく、実際の現場活動データを入力ソースとして活用できる点です。WEB会議を介して記録された商談の議事録やオフラインの対面接客を音声記録したデータなどをAIが読み込んで、「説明不足」「切り返しへの戸惑い」といった対話上の弱点を自動で抽出・分析します。
抽出された弱点データをもとに、AIがその弱点を的確に突く「AIトレーナー」の設定と「専用シナリオ」を自動生成しました。学習者は、自身の課題に直結した特訓シナリオのもと、AIトレーナーを相手に何度でも反復練習を行うできます。
例えば以下のようなトレーニングシーンに対応します。
- 営業ロープレ訓練:想定顧客との商談シミュレーション
- 採用面接ロープレ訓練:想定面接官との質疑応答や面接官側のヒアリング訓練
- 接客ロープレ訓練:商品案内やクレーム対応などの接客シミュレーション
特定の業界に限定されず、対話を伴う様々なスキル訓練に汎用的に適用できる設計です。今後は、AVITA株式会社として、複数人の学習者グループ全体の傾向に合わせたチーム別訓練の生成など、さらなる機能拡張を予定しています。
アバトレおよびAVITA株式会社の概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 提供企業 | AVITA株式会社 |
| 代表者 | 代表取締役社長 CEO 石黒 浩氏 |
| 役員 | 取締役副社長 COO/CFO 西口 昇吾氏、社外取締役 濱口 秀司氏 |
| 所在地 | 東京都目黒区下目黒1-8-1 |
| 設立 | 2021年6月 |
| サービス名 | アバトレ(AIロープレサービス) |
| 主な機能 | 活動データからの弱点自動抽出 AIトレーナー・専用シナリオの自動生成 ロープレ後の自動評価・フィードバック |
| 対応シーン | 営業ロープレ・採用面接ロープレ・接客ロープレ |
| 事業内容 | アバター接客サービス「AVACOM」、AIロープレサービス「アバトレ」の開発・提供/アバターやAIを活用したマーケティング支援/ヒューマノイド・フィジカルAIの開発・提供 |
| URL | https://avita.co.jp/ |
trends編集部の一言
「全員に同じシナリオ」という研修の限界は、マーケティングの現場でも感じることがあります。新人向け・中堅向けとコンテンツを分けても、個人単位の弱点にまでは届かないことが多く、業界を問わず、共通の課題です。実際の商談データや議事録をそのまま入力ソースにできる点は、現場との乖離を埋める設計として注目されます。
人材育成業界全体としては、画一的な集合研修から個別最適化へという流れが強まっており、アバトレのアプローチはその方向性を体現した事例と捉えられるでしょう。マーケティングの文脈に置き換えると、「プレゼンや提案の場でどこでつまずくか」は人によって、大きく異なります。録音データや議事録から弱点を自動抽出し、その人専用の特訓シナリオを生成する仕組みは、育成担当者の工数削減と個別最適化を同時に追求するアプローチとして、教育DXにおける一つの方向性を示しているのではないでしょうか。
References
- ^ PR TIMES. 「AIロープレ「アバトレ」、実際の商談や接客データから個人の弱点を自動抽出し、専用の特訓シナリオを生成する新機能を提供開始 | AVITA株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000092.000085375.html, (参照 26-06-13).
