WeSales株式会社は、AI営業支援プラットフォーム「WeSales AI」を発表しました。
WeSales AIが挑む名刺フォロー放置の実態
展示会や交流会で受け取った名刺の約4割が活用されないまま放置されているという調査があります(株式会社ハンモック調べ、2022年、n=301)。特に展示会後において、翌日フォローできている企業はわずか1.0%にとどまっています。
フォローされなかった見込み客の約8割が、2年以内に競合他社から購入しているという現実があります。一方で、名刺交換後にフォローメールを必ず送っている営業担当者は、1割未満という状況です(Sansan株式会社調べ)。
展示会で獲得した名刺を即日データ化し翌日からフォローを開始したことで、商談化率が従来比6倍に向上した企業事例もあります(Sansan株式会社調べ)。
問題の根本は、1社のリサーチと文章作成に平均15〜30分かかるという構造的な時間不足です。名刺100枚なら単純計算で25時間超となり、物理的に翌日対応は困難です。
日本には約800万人の営業職がおり(総務省労働力調査)、その多くが、本来向き合うべき商談ではなくメール作成と企業調査に時間を奪われています。
WeSales AIの主な機能と設計思想
WeSales AIのミッションは「全ての営業職をメールから解放する」こととされています。プロダクトの約束として「送信ボタンだけ押せば、商談が取れる」を掲げました。
名刺スキャンからパーソナライズメール送信、商談日程の設定まで、スマホ1台で完結する設計になっています。
主な機能は以下の通りです。
- 名刺カメラスキャンによる即時企業リサーチ
- LINEライクなチャットUIでのメール管理
- ユーザーの文体を学習したAI返信文自動生成
- Googleカレンダー連携による商談日程設定
- 登録企業の最新ニュース検知・通知機能
コアメッセージは「あなたの文章で、あなたより速く。AIが書くのではなく、あなたをAIが再現する」と表現されています。テンプレート感のない、本人らしいメールが届く点が差別化の核心です。
情報の鮮度と正確性を判定する特許出願中のロジックによるハルシネーション排除機能も搭載されており、誤情報を含むメール送信のリスクを抑えています。
WeSales AI 概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| サービス名 | WeSales AI(ウィーセールスエーアイ) |
| 提供元 | WeSales株式会社 |
| 代表者 | 木村海樹氏 |
| 所在地 | 東京都渋谷区恵比寿西2-8-4 EX恵比寿西ビル5F |
| 設立 | 2025年10月 |
| 料金 | 月額980円〜2,980円(税込) |
| セキュリティ | Google CASA Tier 2審査通過(App Defense Allianceが定める第三者審査・14カテゴリクリア) |
| 連携サービス | Gmail、Googleカレンダー |
| 決済 | Stripe |
| 公式サイト | https://we-sales.com |
trends編集部の一言
名刺100枚の対応に25時間超かかるという試算は、数字として、見ると改めて重さがあります。業界全体としては、フォローの速度と質が商談化率に直結するという構造は、営業に限らず広く共通する課題として認識されてきました。マーケティングの現場でもイベント後の見込み客対応は慢性的な後回しになりやすく、「その場では盛り上がったのに数週間後には連絡が途絶えていた」という状況は珍しくないのではないでしょうか。
「AIが書くのではなく、あなたをAIが再現する」という設計思想は、マーケティング文脈で言えばパーソナライズドコミュニケーションの自動化に近い発想です。個人情報を扱うサービスでありながら月額980円〜という価格帯でGoogle CASA Tier 2審査を通過している点は、セキュリティ要件と導入コストの両立を求める動きが業界全体で高まりつつある流れを示す事例と言えます。
References
- ^ PR TIMES. 「名刺100枚のフォローで25時間超。"翌日フォロー"わずか1.0%の現実に、AI営業支援「WeSales AI」が挑む | WeSales株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000010.000177849.html, (参照 26-07-02).
