株式会社ジソウが「ジソウAI」のβ版提供を開始、企業内情報資産を活用して広報・マーケティング業務を効率化
公開:
株式会社ジソウは、企業の広報・マーケティング業務の効率化と生成AI活用の定着を支援するAI活用プラットフォーム「ジソウAI」のβ版提供を開始しました。
ジソウAIが対象とする企業のAI活用課題
生成AIの業務活用が急速に進む一方で、導入したものの、活用が一部担当者に留まり、組織全体で十分に活用できていない企業も少なくありません。多くの企業では、「一部の担当者しか活用できない」「出力品質が個人のプロンプトスキルに左右される」「企業独自の情報やノウハウを十分に活用できない」といった課題が顕在化しています。
ジソウAIでは、単に生成AIツールを導入するのではなく、企業ごとの業務フローや社内知見を整理・構造化し、AIが適切な情報を参照しながらコンテンツを生成できる環境を構築します。担当者ごとのスキル差に依存しないAI活用の実現を目指した設計です。
ジソウAIの企業内情報資産を活用するコンテンツ生成の仕組み
企業の広報・マーケティング部門には、日々多くの情報が蓄積されています。しかし、それらの情報は部門や担当者ごとに分散して管理されているケースも多く、十分に活用されていないのが現状です。
ジソウAIでは、企業ごとのトーン&マナーや表現ルール、業界特有の知識なども反映できるため、ブランドイメージに沿ったコンテンツ制作が可能です。生成されたコンテンツはクラウド上で管理でき、担当者による確認や編集、承認フローにも柔軟に対応します。さらに、AIが参照する情報範囲や出力ルールを設計することによって、ハルシネーション(誤情報生成)の抑制にも取り組んでいます。
現時点では長瀬産業株式会社(東証プライム:8012)および株式会社BS日本(BS日テレ)など、複数の企業での活用が進んでいる状況です。長瀬産業株式会社では、企業情報やプレスリリースをもとに、SNS投稿文の一部に本機能を活用し、発信業務の効率化と情報発信の継続性向上に役立てられました。株式会社BS日本(BS日テレ)では、情報発信に関わるコンテンツ制作業務に活用され、業務効率化に寄与しました。
ジソウAIの今後の機能拡充と展望
現在のジソウAIは、SNS投稿やプレスリリース作成を中心に提供しています。今後は、ユーザー企業からのフィードバックを踏まえながら、機能拡充を進め、メールマガジンやIR開示資料、ホワイトペーパーなどへの対応も進める予定です。企画会議などの一次情報も活用し、広報・マーケティング業務全体のDXを支援するAI活用プラットフォームへの発展を目指します。
株式会社ジソウの概要とジソウAI提供体制
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 会社名 | 株式会社ジソウ |
| 本社所在地 | 東京都港区 |
| 代表取締役 | 本門 功一郎氏 |
| 設立 | 2023年4月6日 |
| 親会社 | 株式会社ラバブルマーケティンググループ(証券コード:9254) |
| 事業内容 | SNSマーケティング支援(SNS運用の自走支援・運用代行・セミナーや研修・SNS運用効率化ツール導入支援)、MEO運用支援、OTA(Online Travel Agent)運用支援、AI活用支援 |
| 対象サービス | ジソウAI(AI活用プラットフォーム) |
| 活用企業例 | 長瀬産業株式会社(東証プライム:8012)、株式会社BS日本(BS日テレ) |
| 公式サイト | https://jisou.co.jp |
trends編集部の一言
「一部の担当者しか活用できない」という課題は、マーケティングの現場でも頻繁に耳にする話です。生成AIツールの導入自体は進んでも、組織全体への定着となると別の難しさがあるという実感は、業界を問わず、共通しているのではないでしょうか。
生成AI活用支援市場全体では、ツール導入後の「定着フェーズ」をいかに設計するかが主要な論点になってきました。企業内に蓄積された情報資産をAIが参照できる状態に整理するというアプローチは、同種サービスでも差別化のポイントとして注目される要素です。
マーケティング業界の文脈に置き換えると、SNS運用やプレスリリース作成における「過去資料参照の手間」はコンテンツ制作の継続的なボトルネックとして語られてきたテーマであり、その課題に社内情報資産の構造化で応える設計は、業界全体の作業プロセス転換を意識した動きと捉えられます。ハルシネーション抑制の仕組みを実務設計に組み込んでいる点も、同種サービスの差別化要素として注目されます。
References
- ^ PR TIMES. 「ジソウ、企業の生成AI活用定着を支援するAI活用プラットフォーム「ジソウAI」のβ版を提供開始 | 株式会社ラバブルマーケティンググループのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000294.000028382.html, (参照 26-06-17).










