株式会社うるる BPOは、企業のAI活用を現場レベルで支援する新サービス「ULURU AIブリッジ」の提供を開始しました。
「ULURU AIブリッジ」提供の背景にあるAI運用定着の課題
株式会社うるる BPOが、企業でAIツールの導入・活用に関わるビジネスパーソン1,201人を対象に実施した「生成AI導入後の利用実態と課題に関する調査」によると、組織で生成AIを利用している人は8割を超えている(80.9%)一方で、3人に1人(33.6%)が「コア業務に活用できていない」と回答しました。「生成AI活用に向き合う余裕がない」と答えた層ほど「かなり利用している」割合が44.7%と最も高く、活用が進むほど改善や活用の幅を広げる取り組みに手が回らない実態が明らかになっています。
近年はさまざまなツールや支援サービスが提供されています。AIそのものを提供するツールベンダー、導入や活用戦略を描くコンサルティング、従業員のリテラシー向上を支援する研修サービスは、それぞれAI活用の入り口を支える役割を担う存在です。
その一方で、AIを現場で使いこなすための運用設計やデータ整備、改善の取り組みといった持続的な活用は、現場に委ねられるケースが少なくないのが実情です。同社が実施した調査結果や市場環境を踏まえ、AI導入後の「現場での活用設計・運用」を担う支援の必要性が高まっており、「ULURU AIブリッジ」の提供に至りました。
ULURU AIブリッジを支える3つのプロセスと2つのサービス
「ULURU AIブリッジ」は、「AI活用度診断」と「U-Series」の2つのサービスを、「診断する・構築する・並走する」の3つのプロセスで組み合わせ、組織の成長や現場の変化に応じたAI活用支援を実現します。
単発の導入支援に留まらず、このサイクルを継続的に回すことで、運用定着後も新たな課題や施策を見直しながら、AIが現場で活用され続ける状態づくりを目指します。
3つのプロセスの役割は次の通りです。
- 診断する:AI活用度診断を用い、自社のAI活用の現状と業務における実装を阻むボトルネックを特定します
- 構築する:診断結果を基に「U-Series」から必要なサービスを選定し、各社の状況に最適化した形でAI活用の基盤を構築・実装します
- 並走する:実装後も現場に入り込み、運用の定着を徹底支援。定期的なヒアリングやモニタリングを通じて現場の変化を捉え、新たな課題が生じた際には即座に「診断・構築」のプロセスへフィードバックします
提供されるサービスのうち「AI活用度診断」は、自社のAI活用の現状を可視化し、実装に向けた具体的なロードマップを提示するサービスです。
手軽に8つの指標でスコアを算出できる「WEB診断」と、個社ごとの課題や目的に深く踏み込む「精密診断」の2種類が用意されています。「U-Series」はAI活用に必要な実務を5つのカテゴリに整理した計19種のサービスで、「戦略デザイン」「デジタル資産化」「ナレッジ可視化」「データ基盤整備」「実装・定着」を網羅する構成です。上流の活用構想から現場での運用定着まで、幅広い実務領域に対応します。
株式会社うるる BPOが持つ20年の実績と多様なリソース
株式会社うるる BPOは、20年にわたり6,000社以上に対して業務効率化を支援し、累計33,000件を超える受託案件を通じて多様な業務フローを設計・運用してきました。この「ディレクションノウハウ」を活かし、AI活用の実務定着を支援します。
サービス提供にあたっては、自社BPOセンター、国内外のパートナー、広範なクラウドワーカーネットワークという多様なリソースを組み合わせます。主なリソースは次の3点です。
- 400名規模の厳格なセキュリティ体制を備えた自社BPOセンター(徳島の電子化特化型センター、大分・福岡のカスタマーサポート・サクセス特化型センター)
- AIツールベンダーやコンサルティング会社など100社超のパートナーネットワーク
- クラウドソーシングサービス「シュフティ」(登録者49万人)を活用したスケーラブルな実務体制
自社BPOセンターは、徳島に電子化特化型のセンター、大分と福岡にカスタマーサポート・サクセス特化型のセンターを構え、機密性の高い業務にも対応できる運用環境を提供します。
パートナーネットワークは、オフショア・ニアショアのBPOパートナーに加え、AIツールベンダー、コンサルティング会社、研修サービス事業者など多様な領域をカバーしています。特定のツールに縛られない中立な立場での対応が可能です。
「ULURU AIブリッジ」サービス概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 提供企業 | 株式会社うるる BPO |
| サービス名 | ULURU AIブリッジ |
| カテゴリ | AI活用支援サービス |
| 主なサービス構成 | AI活用度診断(WEB診断・精密診断) U-Series(5カテゴリ・計19種) |
| 支援プロセス | 診断する・構築する・並走する |
| PoCパートナー募集 | 限定10社(無料) |
| 所在地 | 東京都中央区晴海3丁目 12-1 KDX晴海ビル9F/11F |
| 代表者 | 桶山 雄平氏 |
| 設立 | 2014年10月(株式会社うるるより子会社化) |
trends編集部の一言
1,201人への調査で、組織の生成AI利用が80.9%に達する一方、3人に1人(33.6%)がコア業務に活用できていないという数値は、導入フェーズから定着フェーズへの移行における構造的な課題を浮き彫りにしています。業界全体としては「導入は進んだが定着していない」というフェーズに差し掛かっており、問われているのはツールの選定よりも運用の設計だと言えます。
マーケティング業界の文脈に置き換えると、AI活用が一部担当者に偏る傾向は珍しくありません。「診断する・構築する・並走する」という継続サイクルの設計は、こうした「定着しない」問題への一つのアプローチとして業界全体で注目される動きです。20年・6,000社超のBPO実績をAI活用の運用支援に転用する発想は、ソフトウェアベンダーや研修会社とは異なる角度からの支援として、業界全体の作業プロセス転換を象徴する動きと読み取れます。
References
- ^ PR TIMES. 「企業の「AI活用」を請け負う「ULURU AI ブリッジ」をうるるBPOが提供開始 | 株式会社うるるのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000380.000049287.html, (参照 26-06-05).
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