つながりAI株式会社は、自治体や相談支援機関における記録作成業務の負担を大幅に削減するAI-BPOサービス「記録まるなげくん」の提供を開始しました。
記録まるなげくんが解決を目指す相談支援現場の記録業務負担
自治体の相談窓口や地域包括支援センター、発達相談センター、こども家庭支援、生活困窮者支援、障害福祉、介護予防等の現場では、相談件数の増加やケースの複雑化が進んでいます。相談員・支援員は、面談や電話対応、訪問、関係機関との連携に加えて、対応記録や支援経過、報告書等の作成にも多くの時間を費やしてきました。
現場からは次のような声が多く聞かれます。
- 相談対応後の記録作成に時間がかかり、残業につながっている
- 記録の書き方が人によってばらつく
- 要点を整理するだけでも負担が大きい
- 本当は利用者と向き合う時間を増やしたい
こうした課題に対し、つながりAI株式会社は、相談支援現場に特化したAI活用とBPO運用を組み合わせることで、記録業務の負担軽減を目指しています。
「記録まるなげくん」の3つの特徴
「記録まるなげくん」は、一般的な議事録AIや文字起こしツールとは異なり、相談支援や福祉、自治体業務の現場で使われる記録を想定して設計されました。単に会話を文字起こしするだけではなく、相談内容・本人や家族の状況・支援者の対応・今後必要な対応などを、報告書として使いやすい形に整理します。
主な特徴は以下の3点です。
- 相談支援現場に特化した記録作成支援
- 各自治体・事業所の既存フォーマットに合わせたアウトプット
- 新しい大規模システムへの移行なしで導入可能
新しい大規模システムへの移行なしで導入可能である点は、特に注目すべき特徴です。ExcelやWord、業務システム、グループウェア等、すでに使われている記録の仕組みに合わせて導入できます。まずは一部の相談記録・訪問記録から小さく始め、現場の負担軽減効果を確認しながら、対象範囲を広げられます。
「記録まるなげくん」サービス概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| サービス名 | 記録まるなげくん |
| 提供会社 | つながりAI株式会社 |
| サービス種別 | AI-BPOサービス |
| 主な対象 | 自治体の相談部署、地域包括支援センター、発達相談センター、こども家庭センター、基幹相談支援センター、社会福祉協議会等 |
| 主な内容 | 相談内容の文字起こし、報告書フォーマットに合わせたアウトプット作成、既存システムや記録様式への整形支援 |
| 削減見込み | 相談記録作成業務の8〜9割程度 |
| 代表者 | 駒崎弘樹氏 |
| 所在地 | 東京都港区六本木6丁目10−1 六本木ヒルズ森タワー15F CIRCLE by ANRI |
| URL | https://lp.tsunagari-ai.com/marunage-kun/ |
trends編集部の一言
相談記録作成業務の8〜9割程度が削減される可能性がある点は、福祉・自治体分野に限らず広くインパクトのある数字です。自治体DX・福祉DX領域では、現場への負担が大きい記録業務の効率化が長年の課題として認識されており、AIとBPO運用を組み合わせてその解消に取り組む動きが広がっています。
マーケティングの現場でも、商談後の議事録作成や顧客対応の記録整理は「やらなければならないが、本来業務の時間を圧迫する」という悩みが根強く残っています。現場の感覚としても、共感できる課題感でした。
「新しい大規模システムへの移行なしで導入可能」という設計方針は、DXツール導入が進まない現場への現実的な応答として注目されます。既存フローへの適合を重視したアプローチは、マーケティング業界における「現場に馴染むかどうか」が導入可否を左右するという文脈にも重なります。どの業界においても、既存フローへの適合性がツール選定の重要な指標として共通している傾向が窺えるのではないでしょうか。
また、同社はAIパートナー「AI(あい)ちゃん」による24時間伴走型サービスも展開しており、「記録まるなげくん」とあわせた展開が今後の広がりとして注目されます。
References
- ^ PR TIMES. 「相談記録作成業務の8〜9割削減を目指すAI-BPOサービス「記録まるなげくん」提供開始 | つながりAI株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000017.000159082.html, (参照 26-06-13).
