株式会社リモラボは、現場伴走型AI実装支援サービス「AI伴走スタジオ」の提供開始を発表しました。
AI伴走スタジオ提供の背景にあるAIツール定着の課題
AIツールを導入しても、組織全体の業務として定着しないという課題が、多くの現場で生じています。ツール導入自体が目的化し、現場の業務プロセスに組み込まれていないという構造的な問題が背景にありました。
株式会社リモラボはこれまで累計8,500名へのAI教育を行ってきました。単に操作方法を教えるだけではビジネスの成果に繋がらないことを、同社は痛感しています。重要なのは「便利なツールを取り入れることで、今の業務のどこが具体的に楽になるのか」を現場が理解し、日々のフローに組み込むことです。
ビジネスの現場で「使い続けられる」仕組みをいかに作るか。この現場主導の推進体制の構築こそが、DXを成功させるための必須条件だと同社は述べています。
「AI伴走スタジオ」が提供する3つの基軸
「AI伴走スタジオ」は、経理や営業、CSやバックオフィスなど職種を問わず、専任のAI伴走者が複数名で現場に常駐する支援サービスです。ツールありきではなく現場の課題起点で業務プロセスを見直し、「AIを実務的に使う組織」へと導きます。AI伴走スタジオの主な支援の柱は、以下の3つです。
- 業務をAIで動く形まで実装し、確実に稼働する仕組みを構築
- 社内推進役を1名以上育成し、外部依存に終わらない自走体制を整備
- 「試行→改善→共有」の定着サイクルとAI利用ガイドラインを策定
設計書の提供にとどまらず、現場と協働しながら、段階的に実装を進める点が、一般的なAI導入支援や研修とは異なります。個人の業務改善にとどまらず、チーム全体の仕組みづくりへと展開する設計です。
リモラボが「定着」を実現できる2つの強み
同社が現場に深く入り込み成果を出せる理由は2つあります。1つ目は「非エンジニア組織」としての当事者性です。自らも非エンジニア組織として、AI実装を推進してきた経験から、現場特有の抵抗感や実務における「小さな壁」を理解した導入を進められます。
2つ目は、累計8,500名の指導データに基づく「行動変容」の技術です。コーチング手法を基盤に、AIを「使わされるもの」から「自ら使いたいもの」へと変える独自のメソッドで、現場の主体的な行動変容を促します。知識提供のみのサービス、戦略を描くだけのコンサル、箱を作るだけの開発受託とは異なり、現場への実装伴走(ハンズオン)と事業成果へのコミットを両立する第三の選択肢として位置づけられています。
「AI伴走スタジオ」サービス概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 提供企業 | 株式会社リモラボ |
| サービス名 | AI伴走スタジオ |
| カテゴリ | 現場伴走型AI実装支援サービス |
| 定着目標 | 3ヶ月での定着を目標 |
| 対象職種 | 経理や営業、CSやバックオフィスなど職種不問 |
| 伴走体制 | 専任AI伴走者が複数名で現場に常駐 |
| 主な支援内容 | 業務へのAI実装・社内推進役育成(1名以上)・定着サイクル構築 |
| 所在地 | 東京都渋谷区千駄ヶ谷5-27-5 リンクスクエア新宿 |
| 代表者 | 佐伯正邦氏 |
| 設立 | 2021年12月 |
| 資本金 | 5,000,000円 |
trends編集部の一言
「累計8,500名へのAI教育を行ってきたが、単に操作方法を教えるだけではビジネスの成果に繋がらない」という同社の言葉は、業界を超えて刺さる観察です。マーケティング業界の文脈に置き換えると、新しいツールを導入するたびに「使いこなせているのは一部のメンバーだけ」という状態は業界横断で共通する課題として語られており、ツール定着の問題が個人スキルではなく組織構造の問題であるという認識が広がっています。
「ツール導入の定着」という切り口は、マーケティング業界でも今まさに議論が活発なテーマです。AIを「使わされるもの」から「自ら使いたいもの」へと変えるコーチング手法の活用という発想は、ツールの種類を問わず、参考になる考え方ではないでしょうか。現場伴走型という形態がどこまでスケールするかという観点でも、注目しておく価値がありそうです。
References
- ^ PR TIMES. 「AI研修・導入だけで終わりにしない。現場伴走型AI実装支援『AI伴走スタジオ』提供開始 | 株式会社リモラボのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000080.000112764.html, (参照 26-07-03).
