株式会社インフォディオは、電子帳簿保存法対応AI-OCRクラウドサービス「DenHo」の新オプションとして、AI OCRプラグイン「DenHo for kintone」の提供を開始しました。
DenHo for kintone開発の背景と証憑管理の課題
電子帳簿保存法やインボイス制度への対応により、請求書・領収書などの証憑管理業務はますます煩雑化しています。多くの企業では依然として紙書類やPDFファイルの手入力業務が残っており、入力ミスや作業負荷が課題となっていました。kintoneは、業務改善プラットフォームとして幅広い企業で利用されている一方、証憑情報の入力・登録作業については、手作業が発生するケースも多く、さらなる効率化が求められている状況です。
こうした背景から株式会社インフォディオは、AI-OCR技術を活用して証憑情報を自動データ化し、kintone上での申請や承認、管理業務をよりスムーズに実現する「DenHo for kintone」を開発しました。DenHoはJIIMA認証を取得済みであり、kintoneとの連携により法対応と業務効率化を同時に実現します。
DenHo for kintoneの主な特長
「DenHo for kintone」が備える主な特長は次の6点です。
- 請求書・領収書のアップロードだけで取引先名や日付、金額を自動抽出・登録
- テンプレート設定不要でさまざまなフォーマットの証憑を自動解析
- 手書き書類やスマートフォン撮影画像にも対応、画像の歪み補正も自動処理
- 証憑ファイルをDenHo側に保存しkintoneのストレージ容量を気にせず電子保存が可能
- 電子帳簿保存法・インボイス制度に対応した証憑データの一元管理
- kintoneのワークフローと連携した経費精算・承認業務の効率化
テンプレート設定が不要なAI-OCRにより、レイアウトが異なる請求書や領収書にも柔軟に対応できます。保存した帳票へはkintoneアプリからワンクリックでアクセスでき、証憑確認や運用管理もスムーズに行えます。証憑データと申請情報を紐づけることで、部門別管理やデータ分析、帳票突合などの業務にも活用可能です。
活用イメージとしては、経費精算申請時の領収書OCR自動入力や請求書管理業務のデータ登録自動化が挙げられます。発注データと納品書データの自動突合、部門別・案件別コスト管理、電帳法対応書類の一元管理なども想定されています。また、5月21日(木)には「リリース記念セミナー」として製品デモや具体的な活用方法を紹介するオンラインセミナーも開催予定です。
DenHo for kintoneのサービス概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 提供企業 | 株式会社インフォディオ |
| サービス名 | DenHo for kintone |
| カテゴリ | AI OCRプラグイン |
| ベースサービス | DenHo(電子帳簿保存法対応AI-OCRクラウドサービス) |
| 連携プラットフォーム | kintone(サイボウズ株式会社) |
| 認証 | JIIMA認証取得済み |
| 主な機能 | 証憑自動解析・データ化 kintoneワークフロー連携 電子帳簿保存法・インボイス制度対応 |
| 関連イベント | リリース記念セミナー:5月21日(木) |
| セミナー詳細 | https://denho.jp/seminar/20260521_seminar.html |
| 株式会社インフォディオ 会社概要 | |
|---|---|
| 所在地 | 東京都文京区本郷二丁目27番20号 本郷センタービル5階 |
| 代表者 | 代表取締役CEO勝本伸弘氏 |
| 設立 | 2002年7月 |
| 資本金 | 1億円 |
| 事業内容 | AI-OCRソリューション「スマートOCR」の開発・運用・販売 電子帳簿保存法ソリューション「DenHo」の開発・運用・販売 AIプラットフォーム「brox」の開発・運用・販売 ソフトウェア受託開発およびソフトウェア製品開発 |
| 株式会社アイリックコーポレーション 会社概要 | |
|---|---|
| 所在地 | 東京都文京区本郷二丁目27番20号 本郷センタービル4階 |
| 証券コード | 7325(東京証券取引所 グロース市場) |
| 代表者 | 代表取締役社長CEO勝本竜二氏 |
| 設立 | 1995年7月 |
| 資本金 | 13億5,478万円 |
| 事業内容 | 『保険クリニック』の運営(保険クリニック事業) 保険販売事業者向けソリューション事業 資産運用・ライフプラン支援(FA事業) 「保険IQシステム」などの開発・ADXプロダクトの開発・販売(システム事業) |
trends編集部の一言
kintoneは、すでに多くの企業・自治体で業務アプリのプラットフォームとして定着しているだけに、その上で証憑管理まで完結できるようになる点のインパクトは小さくありません。マーケティング業界の文脈に置き換えると、稟議書類や請求書をシステムに手入力する作業はバックオフィス全般で根強く残っており、テンプレート設定不要でさまざまなフォーマットに対応できる設計は、業界横断での作業プロセス転換を象徴する動きと捉えられます。
電子帳簿保存法やインボイス制度への対応が求められるなか、バックオフィス業務のデジタル化は多くの中小・中堅企業にとって急務です。既存のkintone環境に追加導入できる構成で法対応と工数削減を同時に進められるアプローチは、導入ハードルの低さという観点からも、検討する材料として価値がありそうです。マーケティング業界でも経費精算や契約書管理のフローをkintoneで運用している企業は多く、同種の課題を抱える企業において有力な選択肢の一つとして注目される可能性があります。
References
- ^ PR TIMES. 「kintoneと連携するAI OCRプラグイン「DenHo(デンホー) for kintone」を提供開始 | 株式会社アイリックコーポレーションのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001036.000001256.html, (参照 26-05-22).
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