デザミス株式会社は、牛の行動モニタリングシステム「U-motion®」において、AI業務支援機能「U-コンシェルジュ」の提供を開始しました。
U-コンシェルジュが解決する畜産現場の個体登録業務負担
畜産現場では、導入牛の登録や管理業務において、個体識別番号をもとに情報を検索し、手作業で入力・登録を行う場面が多く存在します。特に複数頭をまとめて登録する際は、個体情報の確認や入力を繰り返す必要があり、作業時間の増加や入力ミスのリスクが現場担当者の負担となっていました。
デザミス株式会社は、こうした課題を解決するため、AIを活用してU-motion上で個体情報の確認や登録作業を支援する「U-コンシェルジュ」の開発を進めてきました。個体情報管理を効率化することによって、現場担当者がより飼養管理に集中できる環境づくりを目指します。
U-コンシェルジュの主な機能
「U-コンシェルジュ」には、現場の実務負荷を下げる2つの機能が搭載されています。主な機能は以下の通りです。
- U-motionの利用方法に関する質問へのAI即時回答
- AI-OCRによる個体識別番号の自動読み取りと登録支援
「分娩兆候指数の見方が知りたい」「発情アラートの意味を確認したい」といったU-motionの操作に関する質問に対し、AIが即座に回答します。これまでカスタマーサポートへの問い合わせが必要だった内容も、必要なタイミングで確認できるようになりました。なお、従来通りカスタマーサポートによる問い合わせ体制も継続します。
AI-OCR機能と組み合わせることで、個体識別番号が記載された一覧表や資料を撮影・読み取りし、そのままU-motionへ登録できます。複数頭の登録における確認・転記作業を効率化し、作業負荷の軽減に貢献しました。
今後の展望とデザミス株式会社の概要
デザミス株式会社は今回の「U-コンシェルジュ」搭載を起点に、U-motion上で利用できるAI機能を段階的に拡張していく予定です。今後は、個体情報の確認・登録に加え、各種入力作業や牛の状態確認など、牧場現場の日常業務を支援する機能を強化していく方針です。
将来的には、U-motionに蓄積される飼養管理データや業務記録を活用し、AIが現場業務や経営判断を支援できる基盤づくりも進めていきます。デザミス株式会社は、コミュニケーションツール「Chumly(チャムリー)」などで培ってきたAI活用の知見も生かしながら、畜産現場が抱える業務負荷や人材不足などの課題解決に貢献していく方針です。
デザミス株式会社のMission・Visionは、AIと現場データを組み合わせることで畜産業の持続可能な発展に貢献することにあります。U-motion®を通じた現場業務の効率化だけではなく、蓄積されるデータを活用した経営支援・環境負荷低減への取り組みも視野に入れ、農業・畜産領域でのAI活用を推進しています。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 会社名 | デザミス株式会社 |
| 代表取締役 | 清家浩二氏 |
| 本社所在地 | 東京都江東区青海 2-7-4 the SOHO 417 |
| 主力サービス | 牛の行動モニタリングシステム「U-motion®」 |
| 新機能 | AI業務支援機能「U-コンシェルジュ」 |
| 市場シェア | 国内No.1(富士経済 2025/11/13発刊『アグリ&水産養殖ビジネスの現状と将来展望 2025』―2024年実績に基づく) |
| 公式サイト | https://www.desamis.co.jp |
trends編集部の一言
「複数頭をまとめて登録する際に確認・入力を繰り返す手間がかかる」という課題は、畜産に限らず、多くの現場に共通する構造です。業界全体としては、AI-OCRによる転記作業の自動化はすでに製造業や物流、医療などで広がっており、畜産現場への適用はこの流れの延長線上にある動きと言えます。
マーケティング業界の文脈に置き換えると、資料からのデータ転記や情報確認の手間は地道に積み重なる構造的な負担であり、「撮影するだけで登録が完了する」という設計の単純明快さは現場定着の鍵として業界横断で注目されてきたテーマです。富士経済の調査で国内No.1とされるU-motion®を基盤に、AI機能を段階的に拡充していく方針は、既存ユーザーの活用深化という観点からも業界全体の動向として参照に値する取り組みと捉えられます。
References
- ^ PR TIMES. 「デザミス、U-motion®上でAI業務支援機能「U-コンシェルジュ」の提供を開始 | デザミス株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000040.000038594.html, (参照 26-06-15).
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