株式会社ギブリーは、「AIネイティブカンパニー変革支援プログラム」の提供を開始しました。
ギブリーが指摘する生成AIの全社展開で顕在化する3つの壁
Claude Code、Microsoft Copilot、Google Geminiなど生成AIツールの全社導入を決断する企業が急増しています。メガベンチャーに続き、大手製造業・SIerでもCEOトップメッセージで「AIネイティブ化」を宣言する動きが本格化しました。
一方、現場では変革の障壁となる3つの壁が存在します。第一の壁は「AI利用料の予測・管理の困難さ」です。従量課金制により全社展開後にコストが想定を超える事例が増え、一部のヘビーユーザーに利用が集中してコスト全体を押し上げるTokenmaxxing(トークンを過剰消費する利用行動)といった問題も顕在化しています。
第二の壁は「セキュリティ・ガバナンス整備の遅れ」です。信頼性のない第三者MCPサーバーの利用やプロンプトインジェクション、社内文書のRAG経由流出など、AIエージェントの活用範囲が広がるにつれてセキュリティリスクが急拡大しています。第三の壁は「AIとの協働を前提とした業務プロセス再設計の遅れ」です。ClaudeやCopilotを導入しても既存の業務フローのままAIを部分的に使うだけに留まり、従業員間のAI活用スキル格差も拡大しています。
AIネイティブカンパニー変革支援プログラムの5フェーズ詳細
本プログラムは、Phase 1〜5のロードマップに沿って段階的に支援します。企業のAI活用・導入状況や直面している課題に応じて、任意のフェーズから支援に入ることも可能です。
Phase 1では、「Givery AIスキル標準」に基づくスキルアセスメントを実施します。ビジネス職からエンジニア職まで全職種を対象に、AIリテラシーにとどまらず「業務プロセスをAIワークフローとして再設計する力」を詳細に定義した内容です。生成AIパスポート・G検定など標準的な試験範囲から、Claude Codeやマルチエージェント開発、ハーネスエンジニアリング・AI駆動開発など2026年時点の最新実務スキルまで幅広くカバーしています。
Phase 2では、Phase 1のアセスメント結果をもとに、1人あたりの個別ラーニングパスを設計します。既存のLMSやUdemy等の外部プラットフォームとも連携し、「誰に・何を・どの順番で学ばせるか」を組織として体系的に管理・実行できる状態を構築するのが目的です。
Phase 3では、既存業務を業務フロー図(BPMN:ビジネスプロセスをフローチャート形式で可視化する国際標準の記法)に書き起こし、AIが担える領域を特定・優先順位化した上で業務プロセスを再設計します。食品大手での支援事例では、商談ロープレ時間を230分/回から30分/回へ約87%削減し、年間440時間の業務工数削減を実現しました。
Phase 4では、Claude CodeやMicrosoft Copilotなど主要AIツールの利用ルール・設定を組織として一括管理し、全社へ展開します。活用状況やセキュリティリスク、先進的なユースケース・改善優先プロセスの4つの視点で、生成AI活用状況とリスクを一元管理するのが特徴です。Phase 5では、AI導入による自動化・効率化によって生まれた人的リソースを、人がより高い価値を発揮できる領域へ戦略的に再配置します。リスキリングと人員再配置を連動させ、組織全体の生産性を継続的に高める取り組みです。
AIネイティブカンパニー変革支援プログラムの提供概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 提供企業 | 株式会社ギブリー |
| 所在地 | 東京都渋谷区南平台町15-13 帝都渋谷ビル8階 |
| 代表者 | 代表取締役社長 井手 高志氏 |
| 設立 | 2009年4月28日 |
| プログラム名 | AIネイティブカンパニー変革支援プログラム |
| 対象 | 生成AIツールの全社展開を推進する企業 |
| 対応AIツール | Claude・Microsoft Copilot・Google Geminiなど(特定ツール非依存) |
| 支援フェーズ | 5フェーズ(任意フェーズからの参加も可) |
| 提供企業の実績 | 累計4,000社支援・生成AI分野1,000社以上 |
| 主要事業 | MANA(AI業務効率化)・Givery AI Lab(AI共創開発)・DECA(AIマーケティング)・Track(デジタル人材採用・育成) |
trends編集部の一言
食品大手での支援事例として、商談ロープレ時間を230分/回から30分/回へ約87%削減、年間440時間の業務工数削減という数値が示されています。業界全体としても、AIツールを導入したものの「一部のメンバーだけが使いこなしている」という活用格差は、業界横断で共通する課題として、観察されてきました。
今回のプログラムが注目されるのは、ツール導入や一律研修にとどまらず、スキルアセスメントや育成設計、業務プロセス再設計・ガバナンス整備・人材再配置という5段階を一貫して支援する設計が特徴です。マーケティング業界の文脈に置き換えると、「AIツールを配って終わり」から「AIを使いこなせる組織をどう作るか」へと問いが変化しつつある段階に、的確に応答した内容と捉えられます。
累計4,000社の支援実績を持つ株式会社ギブリーが、生成AI分野で1,000社以上の経験を踏まえてプログラムを体系化した点も、検討材料として、注目しておく価値がありそうです。
References
- ^ PR TIMES. 「ギブリー、Claude Code全社導入に向けた「AIネイティブカンパニー変革支援プログラム」を提供開始 | 株式会社ギブリーのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000387.000002454.html, (参照 26-05-27).
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