スタンドLMが福祉用具専門相談員の業務に対応開始、会話から計画書・モニタリング記録を自動作成
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株式会社ENBASEは、音声AIアシスタント「スタンドLM」の福祉用具専門相談員向け業務への対応を開始しました。
スタンドLM対応の背景となる2024年度介護報酬改定と記録負担
福祉用具専門相談員は、利用者ごとに福祉用具サービス計画書を作成し、貸与開始後は定期的にモニタリングを行う必要があります。これらは利用者本人だけではなく、ケアマネジャーや行政の運営指導において、確認される対外的な文書です。
2024年度(令和6年度)介護報酬改定では、モニタリングの結果を記録し、その記録をケアマネジャーに交付することが義務付けられました。制度上の要件として、記録の作成と共有が明確化されたことで、相談員の文書業務はこれまで以上に重みを増しています。
一方で現場では、利用者宅での聞き取りや提案を終えた後、事務所に戻って記憶を頼りに計画書やモニタリングシートを作成する運用が少なくありません。利用者数が増えるほど計画書の作り直しや全利用者分の定期モニタリングが負担となり、「利用者との対話」や「適切な用具提案」に充てる時間が圧迫されていました。
スタンドLMが自動作成する5つの記録
スタンドLMは、相談員が交わす会話を録音するだけで、業務記録を自動で作成します。出力フォーマットは、事業所の運用に合わせて調整可能で、対応する記録の種類は以下の5つです。
- 福祉用具サービス計画書:一般社団法人全国福祉用具専門相談員協会(ふくせん)の様式に沿った形式に対応し、聞き取り内容の構造化から選定理由の整理まで支援
- モニタリング:利用状況・心身の変化・利用者の声を記録化し、ケアマネジャーへ交付するシートを自動作成
- 退院前カンファレンス:用具導入の起点となるカンファレンスの会話から議事録と申し送り情報を作成
- サービス担当者会議:多職種が集まる会議の会話から議事録と決定事項を整理して記録
- 営業記録:ケアマネジャー訪問時のやり取りを記録化し、次のアクションにつなげる情報として蓄積
会話のリアルタイム解析によって、SOAP形式をはじめ事業所の運用に合わせた形式で業務記録を自動作成します。計画書や過去の訪問履歴を統合的に解析することによって、現場の文脈に即した記録を提供します。
スタンドLMのサービス概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| サービス名 | スタンドLM |
| 運営会社 | 株式会社ENBASE |
| 対応業務 | 福祉用具サービス計画書、モニタリング、退院前カンファレンス、サービス担当者会議、営業記録(5つ) |
| 利用が想定される事業者 | 福祉用具専門相談員・福祉用具貸与・販売事業所 |
| サービスURL | https://standlm.com/ |
| 設立 | 2022年7月 |
| 本社所在地 | 東京都中央区日本橋茅場町1-8-1 茅場町一丁目平和ビル |
| 法人番号 | 8010401168634 |
trends編集部の一言
2024年度介護報酬改定によってモニタリング記録のケアマネジャーへの交付が義務化された点は、福祉用具業界にとって大きな転換点です。業界全体としては、制度対応の強化によって記録業務の負荷だけが増す局面で、自動化ツールへの需要が急速に高まるという構図は、今後ますます顕在化していくのではないでしょうか。マーケティング業界の文脈に置き換えると、義務化されたレポーティング要件が増えるたびに本来業務の時間が圧迫されるという課題と構造的に重なり、対人サービス全般に共通する業務効率化の動向として読み取れます。
ケアマネジャーへ提出する記録の質が次の依頼を引き寄せるという観点は、アウトプットの質が信頼獲得と継続案件に直結するという点でBtoBマーケティングと同じ論理です。会話から自動生成された記録が根拠の明確なドキュメントになるという設計は、記録業務を抱えるさまざまな対人サービス分野においても、業界全体の作業プロセス転換を象徴する動きと捉えられます。
References
- ^ PR TIMES. 「会話から記録を作成するAIアシスタント「スタンドLM」、福祉用具専門相談員の業務に対応開始。福祉用具サービス計画書・モニタリングから各種会議記録まで、ケア・相談の会話から自動作成 | 株式会社ENBASEのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000025.000154525.html, (参照 26-06-25).










