株式会社TOKIUMは、経費承認業務の属人化を解消するAIサービス「TOKIUM AI経費承認」を、ITソリューション企業の株式会社エグゼクションが導入したことを発表しました。
TOKIUM AI経費承認導入前の株式会社エグゼクションが抱えていた承認業務の課題
株式会社エグゼクションは、東証グロース市場に上場する株式会社パワーソリューションズのグループ企業です。ソフトウェア開発やインフラ構築をはじめとするITソリューションを提供しています。
同社では、立替経費の承認時に一次承認者が添付書類の有無、参加者情報や領収書と申請内容の整合性、経費科目の正誤など、多岐にわたる項目を目視で確認していました。確認すべきルールが部署ごとに異なるケースもあり、チェック基準が担当者の経験や知識に依存する属人的な運用となっていました。
また、経費の最終承認を担う経理責任者は、一次承認者がすでに目視で確認した内容についても、添付書類や勘定科目を一件ずつ再確認する必要があります。作業負荷とチェックの重複が長年の課題となっていた状況です。
TOKIUM AI経費承認の導入決定理由と承認フローの仕組み
「TOKIUM AI経費承認」は、社内規程を登録するだけでAIが全件を統一基準でチェックし、一次承認を代行します。不備があれば該当箇所と理由を示して差し戻しまで対応して、承認者が個別にやり取りする手間もなくなります。
代表取締役社長 山本 進氏は、導入後の効果について、次のように述べています。「AIが高い精度でチェックを行ってくれるため、経費承認にかかる工数を年間約100時間削減できる見込みです。さらに、AIによるチェック結果が承認フローのタイムライン上にコメントとして履歴表示されることで、申請者自身も申請内容の適切さを把握できるようになり、承認品質の均質化と申請スキルの向上にもつながっています」
主な特徴は次の3点です。
- 社内規程の登録だけでAIが全件を統一基準でチェック
- 不備の該当箇所と理由を示した差し戻し代行
- チェック結果の承認フロー上への履歴表示
承認品質の均質化と申請スキル向上につながるとしており、担当者の稼働を直接回収できる規模の工数削減が見込まれます。
TOKIUM AI経費承認および関連サービスの概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| サービス名 | TOKIUM AI経費承認 |
| 提供元 | 株式会社TOKIUM |
| カテゴリ | 経理AIエージェント |
| 導入企業 | 株式会社エグゼクション |
| 削減工数 | 年間約100時間(見込み) |
| 主な機能 | AI一次承認代行・差し戻し代行・承認履歴のコメント表示 |
| TOKIUM設立 | 2012年6月26日 |
| 所在地 | 東京都中央区銀座6丁目18-2 野村不動産銀座ビル12階 |
| エグゼクション設立 | 2003年7月11日 |
| エグゼクション従業員数 | 116名(2025年10月現在) |
trends編集部の一言
年間約100時間という削減見込みは、担当者の稼働を直接回収できる規模感です。マーケティングの現場でも、承認フローの属人化によって差し戻しの基準が曖昧になるケースは少なくありません。
AIが一次承認を代行し、チェック結果を履歴として残す設計は、業界を問わず「承認基準の可視化」という課題への応答として注目されます。業界全体としては、経理DX領域で承認フロー自動化を起点とする導入事例が増えつつあり、申請者側へのフィードバック設計も含めた仕組みの整備は、マーケティング業界を含むバックオフィス全般での業務標準化の動きと連動した流れと読み取れます。
References
- ^ PR TIMES. 「ITソリューションを展開するエグゼクション、TOKIUM AI経費承認を導入し、年間約100時間の工数削減へ | 株式会社TOKIUMのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000469.000009888.html, (参照 26-05-23).
