株式会社ファインドゲートは2026年6月15日、AIを活用したレガシーシステム解析サービス『AIモダナイゼーションサービス』の提供を開始しました。
AIモダナイゼーションサービス提供開始の背景となる4つの障壁
日本国内では、老朽化した基幹システムのモダナイゼーションが喫緊の経営課題となっています。特にCOBOL・Java・.NETをはじめとするレガシーシステムを抱える企業では、複合的な障壁がプロジェクトを初期段階で停滞させてきました。
McKinseyの2022年CIO調査が示すように、ドキュメントの欠如が第一の障壁です。膨大な手作業なしにシステム機能の把握が不可能な状態が続いています。加えて、ドキュメント化されていないロジックが「クモの巣」効果を生み出し、移行失敗リスクを増大させる隠れた相互依存関係も課題です。
COBOL等の熟練エンジニアが次々と退職し、基幹システムの維持が困難になっている技術者の退職問題も深刻です。さらに、ロールバック手段の欠如が「現状維持」を選ばせる移行リスクと惰性が、モダナイゼーションを止める要因となっています。
AIモダナイゼーションサービスの6種類の成果物と主な特長
『AIモダナイゼーションサービス』は、レガシーシステムを「地図」として可視化し、推測を排除してモダナイゼーション計画を確実に前進させる設計です。主な特長は次の5点です。
- AIによる自動解析で工数を最大75%削減し、3〜10週間で完了
- COBOL・Java・.NETなど主要レガシー言語に対応、既存環境への変更不要
- ISO27001準拠・LLMやサードパーティAIによるデータ保持なし、ソースコードを外部に出さないセキュリティ設計
- システム要件定義書(SRS)やアーキテクチャマップ、依存関係分析、SCIインデックス、ビジネスロジック抽出、JSON仕様書の6種類の高品質成果物を一括生成
- PDF・Excel・Markdown・JSONなど複数形式での納品に対応したカスタマイズ可能な出力テンプレート
生成される6種類の成果物は一括で出力されます。システム要件定義書(SRS)やアーキテクチャマップ、依存関係分析やSCIインデックス、ビジネスロジック抽出、JSON仕様書が対象です。オンプレミスまたはセキュアVPN環境でのデプロイに対応しており、エンタープライズグレードのセキュリティを担保しています。
kCodeは、APACを中心にすでに2.1M行以上のレガシーコード解析を実施した実績を持ちます。日本の自動車メーカーや小売業、シンガポール政府機関、オーストラリアの保険会社、APACのコンサルティングファームなど、幅広い業種・規模の組織での導入実績がありました。30万行のシステムモダナイゼーション準備期間を3ヶ月から3週間に短縮した事例も報告されています。
AIモダナイゼーションサービスの概要
同サービスの提供企業や仕様の概要は次の通りです。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 提供企業 | 株式会社ファインドゲート |
| 本社所在地 | 東京都中央区銀座6−13−9 GIRAC GINZA 8F |
| 代表取締役 | 松居栄一氏 |
| 設立 | 2012年12月 |
| 資本金 | 700万円 |
| 技術パートナー | Inter-K JSC(ベトナム・ホーチミン市) |
| 契約形態 | Inter-K JSCとの日本国内独占代理店契約 |
| 対象言語 | COBOL・Java・.NETなど主要レガシー言語 |
| 主な成果物 | システム要件定義書(SRS)・アーキテクチャマップ・依存関係分析・SCIインデックス・ビジネスロジック抽出・JSON仕様書(6種類) |
| 出力形式 | PDF・Excel・Markdown・JSON |
| セキュリティ | ISO27001準拠・オンプレミスまたはセキュアVPN対応 |
| 公式サイト | https://www.findgate.co.jp/ |
trends編集部の一言
30万行のシステムモダナイゼーション準備期間が3ヶ月から3週間に短縮されたという実績は、業種を問わずインパクトのある数字です。エンタープライズ領域に限らず、多くの企業において古い社内システムや引き継いだツールの仕様が属人化したまま運用が続くケースは業界横断で見られ、「ドキュメントの欠如」という課題は広く共有された構造問題だと考えられます。
業界全体としては、DX推進の文脈でレガシーシステムの刷新が叫ばれながら、実際の移行に踏み出せない企業が多いのが実情ではないでしょうか。「現状維持」を選ばせる要因として惰性とロールバック手段の欠如が挙げられている点は、ソフトウェア開発に限らず、組織変革全般に共通する構造的な課題を正確に捉えています。
AIが推測を排除して実際のコードから成果物を生成し、ソースコードを外部に出さない設計は、セキュリティへの懸念が先行しがちなエンタープライズ領域への現実的な解答として、業界の動向としても注目を集めそうです。
References
- ^ PR TIMES. 「『AIモダナイゼーションサービス』提供開始のお知らせ | 株式会社ファインドゲートのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000016.000020443.html, (参照 26-06-17).
※上記コンテンツの内容やソースコードはAIで確認・デバッグしておりますが、間違いやエラー、脆弱性などがある場合は、コメントよりご報告いただけますと幸いです。
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