HIKVISION JAPAN株式会社は、AIアシスタント「WonderOmi」を搭載したスマートディスプレイと、教育向け統合プラットフォーム「WonderHub Class」を発表しました。
スマートディスプレイが授業の共創パートナーへ進化
今回のアップデートにより、スマートディスプレイは単なる表示装置から、教師に寄り添う授業支援ツールへと進化しました。新機能「Hyper Whiteboard」は、従来のデジタルホワイトボードの機能を大幅に強化しています。AIによる手書き文字の認識・補正に加え、図形認識やマインドマップ作成支援など多彩な機能を搭載し、授業中の板書作業をよりスムーズに行える設計です。
新たに搭載されたAIアシスタント「WonderOmi」は音声入力に対応しており、教師が「Hey Omi」と話しかけるだけで板書内容の自動補完や関連情報の提示、質問への回答案作成などをリアルタイムで提供します。これにより、教師は、板書作業の負担を軽減し、生徒との対話や指導により集中できる授業環境が実現します。
WonderHub Classが授業準備から評価までを一元支援
教師向けポータル「WonderHub Class」は、授業前の準備から授業中の進行、授業後の評価まで教育プロセス全体をAIでサポートするプラットフォームです。授業前には、学年や教科、言語に応じて授業計画や教材、アクティビティをAIが自動生成します。教師の創造性を引き出しながら、授業準備にかかる時間を短縮できました。
授業中には、クイズや穴埋め問題、ブレインストーミング、レースゲームなどをワンタップで生成し、生徒の能動的な関与を促す設計です。物理や化学、生物などの実験をインタラクティブにシミュレーションする仮想実験室機能も搭載しました。
「Wonder AI」の統合機能として、音声検索アシスタント「WonderOmi」とリアルタイム字幕・議事録生成「AI Notes」を備えています。画面内のテキストや画像を認識する「AI Identify」も搭載され、日本語への完全対応も実現しました。
授業後には、課題の作成から提出・採点までを一元管理します。AIがフィードバックや採点コメントを自動生成し、教師の採点業務の負担を軽減するとともに、生徒一人ひとりの学習状況を可視化しました。既存の課題や名簿、授業データを自動同期するGoogle Classroomとの連携機能も備え、導入のハードルを下げる設計です。
4つの授業シーンで支援するWonderOmiの活用例
「WonderOmi」が支援する授業シーンの具体例は、以下の4つです。
- 授業導入:「Hey Omi, 1分で光合成を紹介して」でAIが即座に要約と図解を生成
- インタラクティブな質疑応答:生徒の質問に対しAIが比較表を即座に生成
- 内容の拡張:「Hey Omi」への指示で農業応用例や関連動画をAIが提示
- 授業の定着:フローチャート生成の指示でAIがプロセスを視覚化
HIKVISIONは「作業中心からAI活用へ」「受動的な参加から能動的な関与へ」というビジョンのもと、教師や生徒、管理者それぞれに向けた機能を設計しています。
スマートディスプレイおよびWonderHub Class概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 提供元 | HIKVISION JAPAN株式会社 |
| 製品・サービス名 | AIアシスタント「WonderOmi」搭載スマートディスプレイおよびWonderHub Class |
| カテゴリ | スマートディスプレイ / 教育向け統合プラットフォーム |
| 主な搭載AI機能 | WonderOmi(音声AIアシスタント)、Hyper Whiteboard、AI Notes、AI Identify |
| 外部連携 | Google Classroom(課題や名簿、授業データの自動同期) |
| 日本語対応 | 完全対応 |
| 今後の予定 | 2026年第9月にWonderHub Classのさらなる機能拡充を予定 |
| 所在地 | 東京都港区港南3丁目8-1 住友不動産品川港南ビル4F |
| 公式サイト | https://www.hikvisionjapan.com/ |
trends編集部の一言
教師が「Hey Omi」と話しかけるだけで授業コンテンツがリアルタイム生成される仕組みは、単なる業務効率化にとどまらない設計思想の表れです。教育ICT業界全体としては、授業準備から評価までを分断なく一つのプラットフォームで完結させる「ワークフロー統合型」の設計が加速しており、部分的なAI導入から全工程を包含するシステムへの移行が業界の主流になりつつあります。
「WonderHub Class」が授業前から授業中、授業後のワークフロー全体をカバーしている点も、こうした業界動向と軌を一にするものです。部分的なAI導入ではなく、教育プロセス全体をひとつのプラットフォームで完結させる設計は、コンテンツ制作や顧客管理の分野で先行したSaaS統合の流れが教育領域にも波及してきた動きと捉えられるのではないでしょうか。2026年第9月に予定されているさらなる機能拡充と合わせて、動向を追う価値があります。
References
- ^ PR TIMES. 「HIKVISION、「WonderOmi」を搭載した新世代AI会議平板「WonderHub」と教育向け統合プラットフォーム「WonderHub Class」を発表 | HIKVISION JAPAN株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000078.000086913.html, (参照 26-06-26).
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