株式会社ラクスは、2026年7月15日から問い合わせ自動応対システム「楽楽自動応対」にAI翻訳機能を搭載し、提供開始すると発表しました。
楽楽自動応対のAI翻訳機能が解決するインバウンド対応の課題
インバウンド拡大やグローバル化に伴い、多言語の問い合わせ対応は多くの企業にとって負担が増しています。対応者による品質のばらつき、外部ツールとの往復による工数増加、翻訳の正確性への不安が主な課題でした。
「AI翻訳機能」は、こうした課題への対応を目的として開発されました。英語や中国語、韓国語など約40言語に対応し、多言語の受信メールを自動検知して日本語に翻訳します。内容確認のために外部翻訳ツールを起動する手間なく、すぐに内容を把握できました。
返信時は、日本語で書いた文章を受信メールの言語に合わせてワンクリックで翻訳できます。翻訳結果と並べて「逆翻訳(翻訳結果を日本語に戻したもの)」も表示されるため、意図通りのニュアンスになっているかを確認してから送信できます。語学スキルに頼ることなく、安心してインバウンド対応を行える設計です。
本機能の主な特徴は次の3点です。
- 約40言語対応の受信メール自動翻訳・日本語表示
- 返信文のワンクリック翻訳と逆翻訳によるニュアンス確認
- 外部ツール不要で「楽楽自動応対」内のみで完結
「楽楽自動応対」内で完結するため、翻訳ツールとメール画面を往復する手間がなくなります。外部翻訳ツールとの切り替えが不要となり、より効率的な問い合わせ対応が可能です。
楽楽自動応対とAI翻訳機能の概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 提供企業 | 株式会社ラクス |
| 対象サービス | 楽楽自動応対(旧名称:メールディーラー) |
| 新機能名 | AI翻訳機能 |
| 提供開始日 | 2026年7月15日 |
| 対応言語数 | 約40言語 |
| 主な機能 | 受信メール自動翻訳 返信文翻訳 逆翻訳機能によるニュアンス確認 |
| 累計導入社数 | 9,000社超 |
| 売上シェア | 17年連続売上シェアNo.1(メール処理市場・出典:ITR「ITR Market View:メール/Webマーケティング市場2026」、2009~2025年度予測) |
| 設立 | 2000年11月1日 |
| 資本金 | 3億7,837万円 |
| 代表者 | 代表取締役 中村崇則 |
| 所在地 | 東京都渋谷区千駄ヶ谷5-27-5 リンクスクエア新宿 |
trends編集部の一言
「約40言語対応」という数字は、対応範囲の広さという点で際立ちます。問い合わせ管理市場では、多言語対応の必要性は以前から語られてきましたが、専用ツールへの切り替えや外部サービス連携が前提となるケースが多く、導入障壁の高さが課題でした。
業界全体としては、既存の業務フローを変えずに多言語対応を組み込む設計へのニーズが高まっています。問い合わせ管理システムに翻訳機能を内包する今回のような仕組みは、ツール統合によって運用コストを下げる方向性として、同種サービスの動向としても注目される取り組みです。
累計9,000社超への導入実績と17年連続売上シェアNo.1という背景を持つサービスへの機能追加であり、多言語対応の整備が業界横断で進むなかで、問い合わせ管理市場における翻訳機能の標準化を加速させる動きと読み取れます。
References
- ^ PR TIMES. 「問い合わせ自動応対システム「楽楽自動応対」にAI翻訳機能を搭載 | 株式会社ラクスのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000189.000017058.html, (参照 26-06-26).
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