くふう生活者総合研究所は、生活者7,104名を対象に「AI活用に関する意識調査」を実施しました。
くふう生活者総合研究所によるAI活用意識調査の概要
本調査は、チラシ・買い物情報サービス「くふう トクバイ」ユーザーおよび家計簿サービス「くふう Zaim」ユーザー計7,104名を対象に、インターネットによる調査として実施されました。調査期間は、2026年5月29日(金)〜6月1日(月)で、全国を対象としました。
本調査では、さまざまな世代の生活者がAIとどのように向き合い、どのような場面で活用し、どのような価値を見出しているかを深掘りしています。70代以上の結果を含む全世代の回答が集計対象となっています。
くふう生活者総合研究所調査で約8割がAIを身近に感じ70代以上でも6割超が実感
回答者の約8割が日常生活でAIを身近に感じると回答しました。内訳は「とても身近に感じる」が39.1%、「やや身近に感じる」が38.7%です。
「身近に感じる」と回答した割合は若い世代ほど高い傾向にありますが、70代以上においても60.4%が「身近に感じる」と回答しています。AIへの親しみが特定の年代にとどまらず、全世代の日常生活に広がっている状況が確認されました。
くふう生活者総合研究所調査でChatGPTが利用率1位Geminiが2位で続く
使ったことがあるAIサービスとして「対話・文章作成のAI」が67.0%、「スマホの音声会話型AI」が45.9%と、生成AI関連のカテゴリが上位に挙がりました。サービス別の利用率では、「日常的に使っている」と「使ったことがある」の合計で、1位が「ChatGPT」(67.8%)、2位が「Gemini」(56.2%)となっています。
AIをどのような場面で使いたいかについては、「情報検索、わからないことの説明」が81.5%で最多でした。「旅行スケジュール作成」「余り物でレシピ提案」「運動メニュー作成」といったプランニング用途も多く挙がる一方、「日常のちょっとした話し相手・愚痴聞き」と回答した人が約3割(29.6%)にのぼる点も注目されます。調べものや情報収集にとどまらず、コミュニケーションツールとしての需要があることが示されました。
くふう生活者総合研究所調査で見えたAIの多様な活用シーン
アンケートでは、生成AIが日常に根ざした形で活用されている実体験が多数寄せられました。主な声は以下の通りです。
- 50代女性:ママ友へのLINE返信や学校の提出物、子どもの自由研究にも活用
- 30代男性:ダイエット支援の伴走者として活用し、一年で15kg減量を達成
- 40代女性:子どもの受験勉強で地理・歴史の解説や模試分析・学習計画の立案に活用
- 50代女性:高齢の母親がペットの飼育相談相手として活用し、親子間の電話頻度が減少
- 30代男性:自己分析を通じてAIへの信頼が高まり、健康や金融などの相談にも活用
幅広い世代・用途にわたるエピソードからは、AIが「特定の専門用途」ではなく「日々の生活に寄り添う存在」として、受け入れられている様子がうかがえます。AIが作成する回答を「ある程度は信頼できる」と回答した人は7割近く(66.0%)にのぼり、最終的には自分で判断しつつも基本的に回答を受け入れている人が多数を占めています。一方、「あまり信頼できない」とする回答は約3割(27.2%)でした。
くふう生活者総合研究所調査で見えたAI活用後の生活の変化
AIを暮らしに取り入れることで生活や気持ちにどのような変化があったかをたずねたところ、最も多かったのは「家事や調べもの・作業の時間が短縮され、時間にゆとりができる」(64.1%)です。次いで「自分の選択や判断に自信が持てるようになる」(40.4%)、「日々のちょっとしたストレスや孤独感が和らぐ」(27.4%)が続き、実務的な効率改善だけではなくメンタル面での効果も実感されています。
今後への期待については、「情報の正確性が高まること」を挙げた人が約6割(59.8%)で最多でした。「詐欺・セキュリティ対策」(22.0%)が続き、利便性の向上とともに信頼性・安全性への関心が高いことが明らかになっています。
くふう生活者総合研究所によるAI活用意識調査概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 調査実施機関 | くふう生活者総合研究所 |
| 調査テーマ | AI活用に関する意識調査 |
| 調査対象 | 「くふう Zaim」ユーザー・「くふう トクバイ」ユーザー計7,104名 |
| 調査期間 | 2026年5月29日(金)〜6月1日(月) |
| 調査エリア | 全国 |
| 調査方法 | インターネット調査 |
| 運営会社 | 株式会社くふうカンパニー |
| 設立 | 2012年9月(株式会社Zaimとして設立) |
| 公式サイト(くふう トクバイ) | https://tokubai.co.jp/ |
| 公式サイト(くふう Zaim) | https://zaim.net |
trends編集部の一言
約8割が「AIを身近に感じる」と回答し、70代以上でも60.4%が同様に実感しているという数値は、AIの普及が想定以上の速さで進んでいることを示しています。マーケティングの現場でも「AIはエンジニアや先進的な若手が使うもの」という認識は急速に薄れており、業界全体として、受け手の年齢層を意識したAI活用施策の再設計が求められる局面に差し掛かっているのではないでしょうか。
「日々のちょっとしたストレスや孤独感が和らぐ」という変化を約3割が実感しているという結果は、AIが情報収集ツールにとどまらない側面を示しています。マーケティング業界の文脈に置き換えると、話し相手や愚痴聞きといった感情的な関与の場面でもAIが受け入れられているという傾向は、コミュニケーション施策やCRM設計において「AIとの情緒的な接点」を前提とした設計が業界全体で問われ始めている動きと捉えられます。
References
- ^ PR TIMES. 「約8割が日常生活で「AIを身近に感じる」と回答。生成AIの利用率は「ChatGPT」が約7割で最も高く、「時間にゆとり」「判断に自信」「ストレス・孤独感が和らぐ」実感も | 株式会社くふうカンパニーホールディングスのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000526.000046400.html, (参照 26-06-18).
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