株式会社システムリサーチが運営する創作品モールあるるは、AI生成画像・動画の使われ方に関するアンケート調査の結果を公開しました。
創作品モールあるるの調査で見るAI生成だと分からないまま使われることへの抵抗感
調査対象は、AI生成画像・動画を見たことがある20歳以上60歳以下の男女で、有効回答数は300名です。調査期間は2026年6月14日となっています。
AI生成画像・動画について、抵抗を感じる使われ方を聞いたところ、回答の内訳は以下の通りです。
- AI生成だと分からないまま使われること:66.0%
- ニュース・情報発信に使われること:29.0%
- 実在しない人物をモデルとして使うこと:27.7%
66.0%という最多回答が示すのは、AI技術そのものへの拒否感ではなく、「見えない形での利用」への不安です。ニュース・情報発信への利用や実在しない人物をモデルとして使うことも、比較的高い結果となりました。原文では、情報の信頼性や実在性が求められる場面ほど、AI利用に慎重な見方があることがうかがえるとしています。
創作品モールあるるの調査で62.7%がAI生成表示を要望
AI生成コンテンツをどう扱うべきかという意識についても調査しており、結果は以下の通りです。
- AI生成であることを表示してほしい:62.7%
- 利用場所によっては問題ない:15.7%
- AI生成でも違和感がなければ問題ない:8.3%
多くの回答者がAIコンテンツを一律に否定するのではなく、AI生成であることが分かる状態を求めていることがうかがえます。利用者自身が判断できる状態を重視する意識が、この結果から読み取れます。
創作品モールあるるの調査で見るAI生成画像・動画への印象と社会受容
AI生成画像・動画そのものに対する印象を聞いたところ、「どちらともいえない」が50.3%で最多でした。「やや悪い印象がある」は23.0%、「やや良い印象がある」は11.3%となり、強い肯定・否定どちらにも振れず、多くの人が評価を保留している様子がうかがえます。
今後の社会受容についての見通しも分かれました。「規制が必要になると思う」が28.7%、「一部用途のみ受け入れられると思う」が25.7%、「広く受け入れられていくと思う」が23.3%となっており、普及への期待と慎重論が拮抗している状況です。
創作品モールあるるの調査概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 調査主体 | 創作品モールあるる(株式会社システムリサーチ運営) |
| 調査対象 | AI生成画像・動画を見たことがある20歳以上60歳以下の男女 |
| 調査期間 | 2026年6月14日 |
| 調査機関 | インターネットアンケート調査 |
| 調査方法 | 各質問項目の回答割合を算出 |
| 有効回答数 | 300名 |
| 運営会社 | 株式会社システムリサーチ |
| 所在地 | 〒453-0861愛知県名古屋市中村区岩塚本通二丁目12番 |
| 代表取締役社長 | 平山 宏氏 |
trends編集部の一言
「AI生成だと分からないまま使われること」への抵抗感が66.0%にのぼった点は、マーケティングの現場でも無視できない数字です。業界全体としては、広告・販促素材や情報発信へのAI利用が急速に広がる中で、「使っているかどうかが見えない」ことへの生活者の警戒感が数値として顕在化してきた段階と捉えられます。
今回の調査が示すのは「AI禁止」ではなく「AI開示」への要求です。マーケティング業界の文脈に置き換えると、広告や販促素材へのAI利用表示が今後のスタンダードになる可能性は十分にあり、AI生成コンテンツの活用方針を整備する企業が増える中で、開示ルールの設計はマーケティング業界における検討課題の一つになりそうです。
References
- ^ PR TIMES. 「AI生成画像・動画、「AI生成表示を望む」62.7%。「AIだと分からないまま使われること」に66.0%が抵抗 | 株式会社システムリサーチのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000226.000144334.html, (参照 26-07-07).
