Datadog, Inc.は、年次カンファレンスイベント「DASH」において、100を超える新機能・機能強化を発表しました。
Bits AIが実現する自律的なインシデント対応と開発業務
Bits AIは、開発やセキュリティ、運用ワークフローを自動化するために構築されたDatadog, Inc.のAIエージェント群です。
今回のアップデートにより、次の機能が追加されました。
- Bits Detection
- Agent Evals
- Infrastructure
- Code
- Release
- Data Analysis
- Testing
- Chat
これらの追加によって、Bits AIは24時間体制でインフラを監視し、問題を自動的に検知や調査、修復できるようになりました。問題の発見から修正提案、解決までを担い、そのプロセス全体を事前に定義された強力なガードレールのもとで自律的に進めることが可能です。
SlackやClaudeなど、開発チームが日常的に利用するツール上でも利用できます。新たに追加されたAgent Evalsにより、Bits AIはAIエージェントのデバッグから修正コードの生成までを支援する機能です。
コード変更からステージング、リリース、本番環境まで各リリースやプルリクエストを追跡しながら開発ライフサイクル全体で動作します。各段階で期待どおりに機能していることを検証する仕組みです。
Datadogの共同創業者兼CTOであるアレクシス・ルクオック氏は、「DASHでは、『お客様が、自社にとって最も重要な問題を必要なタイミングで発見・解決できるよう、可視性を提供する』という一つの目標のもと、100を超える新機能・機能強化を発表しました」と述べています。
Datadogが提供するAI Guard・Bring Your Own Cloud・Agent Consoleの概要
新たに発表されたAI Guardは、AIエージェントへの攻撃を検知・防御するセキュリティ製品です。エージェントの詳細なテレメトリトレースと、AIに特化した状態保持型の行動異常分析を組み合わせます。
AI Guardの行動異常分析によって、従来のステートレスなプロンプト・レスポンス評価では見逃されがちな攻撃にも対応できる点が特長です。
Datadogのセキュリティ製品担当バイスプレジデントであるティム・クヌーセン氏は、一見無害に見えるプロンプトに隠された悪意ある指示などのAIエージェントへの攻撃によって、企業が数百万ドル規模の被害を受ける恐れがあると指摘しています。高い権限を持つAIエージェントが機密データへアクセスできる環境では、こうした悪意ある指示への対策が不可欠です。
Bring Your Own Cloudは、Datadogプラットフォームをお客様自身の環境に展開し、お客様のクラウドオブジェクトストレージ上でデータを処理・インデックス化できるようにするものです。AIの利用量増加に伴いログ量が指数関数的に増加する中で、「データを保持してコストを負担するか、データを削除して可視性を失うか」という課題に対し、Datadogはこの製品を提供します。
Bits Agent Builderにより、チームはDatadog上でカスタムAIエージェントを構築し、インシデント対応や運用ワークフローを自動化できます。また、AIエージェントやClaude Code、Cursor、GitHub Copilotなどのエージェント型開発ツールを一元的に管理・監視できる「Agent Console」も発表されました。
Datadog, Inc.の企業概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 会社名 | Datadog, Inc.(日本法人:Datadog Japan合同会社) |
| 代表者 | 共同創業者兼CEO オリヴィエ・ポメル |
| 事業内容 | AIを活用したオブザーバビリティおよびセキュリティプラットフォームの提供 |
| 主な顧客 | Fortune 500企業および急成長するAI分野のリーダー企業 |
| 研究開発投資 | 収益の約30%を継続投資 |
trends編集部の一言
収益の約30%を研究開発へ継続投資しているという数字は、プラットフォーム企業としての姿勢を端的に示しており、継続的な機能拡張の土台となっています。業界全体としては、AIエージェントの普及によって「作る速度」と「管理できる速度」のギャップが広がりつつあり、今回の発表はそのギャップを埋めることを正面から狙った内容です。
マーケティング業界の文脈に置き換えると、複数のAIツールを並行活用する場面が増えるにつれ、「どのツールがどこまで動いているか」の把握が課題になりつつあるという傾向は業界横断で語られてきたテーマです。Agent Consoleのように、Claude CodeやCursor、GitHub Copilotなどを一元管理できる仕組みは、AI活用が一定の規模に達した組織において導入・検討が進む動きと読み取れます。
AI Guardが対象とするAIエージェントへの攻撃は、セキュリティの専門家以外にはまだなじみが薄いテーマかもしれません。しかし、AIエージェントに高い権限を与えて業務自動化を進める組織が増えるほど、攻撃対象としての露出も広がります。「AIで自動化する」と「AIを安全に運用する」を同時に設計する重要性は、業種を問わず高まっているのではないでしょうか。
References
- ^ PR TIMES. 「Datadog、100を超える新機能・機能強化を発表 AIとセキュリティの複雑性が増す中、お客様の自律的な運用を支援 | Datadog Japan合同会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000112.000077474.html, (参照 26-06-12).
※上記コンテンツの内容やソースコードはAIで確認・デバッグしておりますが、間違いやエラー、脆弱性などがある場合は、コメントよりご報告いただけますと幸いです。
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