ダッシュボード株式会社は2026年4月、2026年春に新社会人となった男女651名を対象に、「情報収集におけるAI利用実態」の調査を実施しました。
ダッシュボード株式会社がAI利用実態を調査
最も利用される情報収集手段は、SNSが40.4%で最多となり、検索エンジンが38.7%で続きました。AIは14.4%にとどまり、現時点では既存手段を補完する位置づけです。
最も信頼できる情報源では、SNSが39.2%、検索エンジンが38.7%と、ほぼ同水準でした。SNSは口コミや体験談によるリアルな声として、検索は公式情報や正確なデータの確認手段として評価されています。
情報収集手段の用途別の役割分担
情報収集手段は、用途ごとに使い分けられる傾向が見られました。用途別で最も利用された手段は、次の4点です。
- トレンド把握はSNS(41.5%)
- 比較検討はAI(31.2%)
- 正確な情報収集は検索(34.9%)
- 口コミ確認はSNS(31.5%)とAI(29.8%)が拮抗
AIは全体では第三の手段にとどまる一方、商品比較などの用途では、最多の利用手段となりました。既存手段を補完しつつ、一部の意思決定プロセスで存在感を高めていると考えられます。
AIでの情報収集の利用実態
AIの利用頻度は、約73%が週に数回以上と回答し、高頻度で利用されている状況です。意思決定の効率化に寄与している主な用途は、次の3点です。
- 複数情報の比較(52.5%)
- 要約・整理(34.8%)
- 自分に合った提案(32.8%)
AIでの情報収集時に信頼性を見極めるポイントは、「複数回質問して回答の一貫性を確認する(42.3%)」が最多でした。改善点では、出典の明示や最新情報への対応など、信頼性向上へのニーズが示されています。
ダッシュボード株式会社の調査実施概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 実施企業 | ダッシュボード株式会社 |
| 調査期間 | 2026年4月 |
| 調査対象 | 2026年春に新社会人となった男女651名 |
| 調査方法 | アンケート調査サービス「FastTask」を用いたオンラインアンケート |
| 主な調査内容 | 情報収集におけるAI利用実態 |
| 調査結果 | 購買の決め手は「AIでの比較・整理(28.3%)」が「SNSの投稿・口コミ(27.6%)」を僅差で上回る結果 |
| 回答者属性 | 20~29歳の男性277名および女性374名 |
trends編集部の一言
購買の決め手として、「AIでの比較・整理」がSNSの投稿・口コミを僅差で上回った点は、意思決定プロセスの変化を示唆しています。全面的な信頼ではないものの、比較・整理用途ではAIが活用され始めています。
調査では、ChatGPTやGeminiが利用されているAIの中心として挙げられました。回答の一貫性を確認するなど、検証を前提に使う姿勢が、AI活用の重要なポイントになっています。
企業にとっては、SNSや検索を中心とした施策に加え、AIを含めた接点設計にも注視する必要があります。特に、認知や購入判断に影響するSNS上のコミュニケーション設計が重要です。
References
- ^ PR TIMES. 「【認知のきっかけはSNS、購買の決め手はAI比較が1位に】2026年新入社員の"リアルなAI利用実態" | ダッシュボード株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000021.000119608.html, (参照 26-05-01).
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