20番ポートとは?意味をわかりやすく簡単に解説
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20番ポートとは
20番ポートとは、ファイル転送プロトコルであるFTPにおいて、データ転送用に使用される通信ポートです。FTPでは制御用の21番ポートとデータ転送用の20番ポートという2つのポートを使い分けることで、コマンド送信とファイル本体の送受信を分離して処理を行います。
このポートはアクティブモードと呼ばれる接続方式で利用され、サーバ側から能動的にクライアントへ接続を確立します。インターネット技術標準化団体IETFによって定められたRFC959文書において、FTPの標準仕様として20番ポートのデータ転送における役割が明確に規定されています。
アクティブモードでの動作の仕組み
アクティブモードでは、クライアントが21番ポートを通じてサーバに接続コマンドを送信した後、データ転送用のポート番号をサーバへ通知します。サーバは自身の20番ポートからクライアントが指定したポートへ能動的に接続を開始し、ファイルデータの送受信を実行する仕組みです。
| 通信フェーズ | 使用ポート | 接続方向 |
|---|---|---|
| コマンド制御 | 21番ポート | クライアント→サーバ |
| データ転送 | 20番ポート | サーバ→クライアント |
| 応答受信 | クライアント指定 | 双方向通信 |
この方式ではサーバからクライアントへの接続が必要となるため、ファイアウォールやNATルータの内側にいるクライアントでは接続が遮断される可能性があります。そのため、現在ではパッシブモードと呼ばれる代替方式が広く採用され、クライアント側から両方のポートへ接続を開始する方法が主流となっています。
セキュリティ設定における注意点
20番ポートを利用したFTP通信では、認証情報やファイルデータが平文で送信されるため盗聴や改ざんのリスクが存在します。企業ネットワークや機密情報を扱う環境では、「SSL/TLS暗号化に対応したFTPSプロトコル」や「SSHトンネリングを用いたSFTPプロトコル」への移行が推奨されています。
| プロトコル | 暗号化 | 使用ポート |
|---|---|---|
| FTP | なし | 20/21番 |
| FTPS | SSL/TLS | 989/990番 |
| SFTP | SSH | 22番 |
ファイアウォール設定では、20番ポートからの着信接続を許可する必要があるため、セキュリティポリシーとの整合性を確認することが重要です。不要なポートを開放したままにすると、攻撃者の侵入経路となる危険性があるため、使用しない場合は確実にポートを閉じる運用管理が求められます。
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