ユサコ株式会社は、国内代理店を務める科学画像検証ツール「Proofig AI」の最新アップデート情報を公表しました。
Proofig AIがグラフやチャートの重複検出に対応
Proofig AIは、データ駆動型分野で多用されるグラフやチャート、図、プロットの使い回しを検出対象に加えました。対象となるのは、コンピュータサイエンスや経済学、工学などの領域で扱われる図表です。従来のウェスタンブロットや顕微鏡写真といった生命科学分野の画像に加えて、対応領域が広がっています。
照合には、PubMedオープンソースコーパス由来の1億5,500万件以上の画像データベースを用います。単一の投稿論文内だけではなく、オープンアクセス文献と照合し、潜在的な懸念点を検出します。
検出は個々のパネルレベルで実行される設計です。この仕組みにより、ラベルが改変されていたり、周囲のパネルが異なっていたりする場合でも、図表の使い回しを特定します。
Proofig AIのReview Assistantが検出後の判定を支援
画像検証における現在の最大の課題は、疑わしい箇所が検出された後にそれをどう解釈し、判断するかでした。新たに実装された「Review Assistant」は、レビューワークフロー内に直接組み込まれ、レビュアーの判定をサポートします。
Proofig AIが検出した内容とその意味を、レビュアーの役割に応じて分かりやすい言葉で解説します。解説の対象となるレビュアーは、編集者や著者、研究公正担当者です。技術的な証拠の強さを示す「シグナル」と、事実であった場合の重大さを示す「懸念」を明確に区別して提示することによって、レビュアーが検出内容を客観的に評価し、次のステップを決定できるよう支援します。
Proofig AIのヒートマップ機能やファイル対応を拡充
今回のアップデートでは、検出機能のほかに周辺の機能も更新されています。画像の確認方法やアップロードできるファイル形式に関わる部分が対象です。主な内容は次の3点です。
- 操作が疑われる領域を視覚化するヒートマップ機能
- Word(.doc/.docx)およびTIFFファイルの直接アップロード対応
- プラットフォーム全体の検出精度と処理速度の向上
ヒートマップ機能は、操作が疑われる領域を視覚化する機能です。これに加えて対応ファイル形式が拡張されたほか、プラットフォーム全体の検出精度と処理速度も向上しました。
Proofig AIの提供概要
ユサコ株式会社は、「Proofig AI」の日本におけるグループ購読および機関購読の国内総代理店です。詳細な機能や価格、トライアルの希望については、同社のProofig AI紹介ページで案内されています。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 国内総代理店 | ユサコ株式会社 |
| 本社所在地 | 東京都港区 |
| 代表取締役社長 | 山川真一 |
| ツール名 | Proofig AI |
| 種別 | 科学画像検証ツール |
| アップデート時期 | 2026年6月および7月 |
| 新たな検出対象 | グラフ・チャート・図・プロットの重複や再利用 |
| 比較データベース | PubMedオープンソースコーパス由来の1億5,500万件以上の画像 |
| 新機能 | Review Assistant ヒートマップ機能 |
| 対応ファイル | Word(.doc/.docx)・TIFFの直接アップロード |
| 提供形態 | グループ購読・機関購読 |
trends編集部の一言
1億5,500万件以上の画像データベースと照合して重複を検出する仕組みは、検証の網羅性という点で目を引きます。その点でマーケティングの現場でも、レポートや提案資料の図版を別案件へ流用する場面は多く、出所の管理が属人的になりやすい領域です。
検出後の解釈を支援する「Review Assistant」のように、判断そのものを支える設計は業界を問わず注目されます。AIが示した結果をどう読むかという工程は人が担う部分が大きく、証拠の強さと重大さを分けて提示する考え方が注目されます。こうした整理は、生成AIを業務プロセスへ組み込む際の設計思想としても、業界全体で意識される観点になりつつあります。
References
- ^ PR TIMES. 「科学画像の検証ツール「Proofig AI」: グラフや図表も対象に。判定支援AIも新搭載 | ユサコ株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000056.000156159.html, (参照 26-07-26).
※本記事は一次情報(PR TIMES)を基に編集しています。内容はAIで確認していますが、誤りや最新情報との差異がある場合は、以下フォームよりご報告ください。
修正・削除・掲載などの依頼はこちらITやプログラミングに関するコラム
【Python】FastAPIで料金プラン見積もりシミュレーターを作ってみた
【Python】pandasとmatplotlibで在庫データのABC分析と構成比を可視化してみた
【Python】Flaskで社内FAQをカテゴリ検索できるWebアプリを作ってみた
【Python】argparseでJSON整形・構文検証・キー検索CLIを試してみた
【Python】NumPyとmatplotlibでモンテカルロ法による円周率推定と収束過程の可視化を試してみた
【Python】Playwrightでスクレイピングを試してみた
【CSS】notで複数の件を除外する方法
【Git】remote設定を変更する方法
【VBA】コメントアウトを設定する方法
x86とx64の違いを分かりやすく解説
ITやプログラミングに関するニュース
VercelがAI GatewayにSeedream 5.0 Proを追加、AI SDKのモデル指定で画像生成と編集が可能に
AWSがAmazon LocationのPlaces APIを強化、住所表記の指定と移動手段別の検索が可能に
VercelがトレースにTree・Waterfallビューを追加、ログ画面で処理の階層と所要時間を確認可能に
Googleがエージェント評価の再考を提唱、難易度を情報量で測るDiscovery Benchを解説
Google CloudがCloud Runサンドボックスを公開プレビューで提供、サービスヘルスは一般提供に
Google Cloud EMEAが英国金融の重要第三者に指定、イングランド銀行・PRA・FCAの直接監督下に
AWS DMS Schema ConversionがSQL Serverのオフライン変換に対応、ソースDBへ接続せずスキーマを変換可能に
EC2 G7インスタンスが米国東部(バージニア北部)で利用可能に、G6比でAI推論性能が最大4.6倍
SageMaker HyperPodが継続プロビジョニングでのAMIベース構成に対応、S3のスクリプト管理なしでSlurmクラスターを作成可能に
AWSがEMR on EKSでSparkトラブルシューティングエージェントに対応、失敗ジョブの原因分析を自然言語で依頼可能に
