SCSKが観光DXサービス「Connexia」を開発、首里城公園でNFT活用の周遊促進が始動
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SCSK株式会社は2026年4月22日、スマートデバイス向け観光DXクラウドサービス「Connexia(コネクシア)」を開発し、首里城公園での提供を開始したと発表しました。
観光DXサービスConnexiaが首里城公園で稼働開始
首里城は2026年秋に正殿の完成を控えており、国内外からの観光客増加が見込まれています。一方で、正殿周辺など特定エリアへの集中による、オーバーツーリズムが懸念されている状況です。
来園者を周辺地域へ分散・誘導し、「混雑緩和」と「観光体験の質向上」を両立させる仕組みづくりが求められていたことが、開発の背景となっています。SCSKは沖縄県と2021年6月に、「首里城復興におけるDX推進に関する連携協定」を締結しており、首里城公園および周辺地域でデジタル技術を活用した課題解決に取り組んできました。
Connexiaの主な特長と機能構成
Connexiaは「アプリのダウンロード」や「個人情報登録」を不要とし、来園者の心理的負担を抑えながらパーソナライズされた体験を提供するクラウドサービスです。NFTを活用したデジタルメダルの配布や、個人情報に頼らないデータ活用など、複数の特長を備えており、注目すべきポイントは次の4点です。
- デジタルメダル型NFTの配布
- 個人情報不要のデータ活用
- 柔軟な特典設計
- 多言語対応を含む外部連携
デジタルメダル型NFTは来園や周遊、イベント参加などの行動に応じて配布され、来園の証を「デジタル資産」として半永久的に保有・コレクションできます。氏名や連絡先を取得せず、NFTの保有・取得履歴から行動パターンや嗜好を可視化できるため、個々の熱量や関心に応じた最適なエンゲージメント向上施策を実施できます。
Connexiaのサービス概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 提供元 | SCSK株式会社 |
| サービス名 | Connexia(コネクシア) |
| 導入先 | 首里城公園 |
| 提供開始日 | 2026年4月20日 |
| 管理者 | 一般財団法人沖縄美ら島財団 |
| 主な構成 | ユーザー向けWebアプリ 事業者向け管理システム |
| 今後の展望 | 沖縄県内の他施設や他地域へ拡大 |
trends編集部の一言
個人情報の登録なしでOne to Oneマーケティングを実現するという設計思想は、自分が日頃ノーコードツールで業務改善を試みるなかで感じる「データ活用と心理的ハードルの両立」という課題に直結する発想だと感じました。NFTの保有履歴から行動パターンを可視化するアプローチは、観光領域に限らず店舗集客やイベント運営でも応用イメージが広がりそうです。
オーバーツーリズム対策として来園者の行動変容を「特典設計」で促す仕組みは、強制的な誘導ではなく自発性を重視している点で施策設計の参考になります。地域の観光協会や自治体と連携するマーケティング担当者にとっては、個人情報に頼らない人流誘導の具体的なモデルケースとして検討する価値がある取り組みではないでしょうか。
References
- ^ PR TIMES. 「観光DX サービス「Connexia」を首里城公園に提供開始 | SCSK株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000060.000152961.html, (参照 26-04-22).
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